奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その140)

2017-01-11 07:56:12 | 奈良・不比等
奈良県観光局の発表している観光客数の最新値は平成27年版である。奈良県域をABCDの4地域に分けており、順に1526万人・532万人・1701万人・387万人で合計4146万人が1年間に奈良県を訪れた観光客数の推計値と成っている。ABCDゾーンの主要部はA:世界遺産・古都奈良、B:世界遺産・法隆寺、C:日本遺産・飛鳥藤原京、D:世界遺産・吉野高野熊野古道である。----
過去からの推移を見ると、平成22年(2010)の「平城遷都1300年祭」の年は4464万人でしたが、翌年3331万人と1000万人以上減少し、近年は外国人観光客の増加により4000万人台に復帰した処である。1年前の平成26年と較べると平成27年では335万人増えているが、Aゾーンだけが増えた形となっており、他の3ゾーン(BCD)の観光客数の増減は僅かである。-----
観光客数の実数を捉えるのは難しいようだが、平成22年からは観光庁の全国統一の推計法に基(もとづ)いているそうである。初詣(はつもうで)・お花見(おはなみ)・紅葉狩り(もみじがり)・様々なイベントの日帰り客数がとても多く数えられているようであり、実数としては話半分で訊(き)いた方が良いのかも知れません。しかし近年の外国人観光客数の伸びは確かな手応えが感じられAゾーンの増加の要因と成っているようだ。-----
まあ、人出の勘定の仕方は昔から主催者発表と警察の発表では大きな差があり、実数の捉え方の改良は今後も観光庁が研究してくれることだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする