はい、正解は、
「望郷は海を越えて」
この旅行の前年に、観劇を重ねたばかりです。
……思えば、和央ようかさんお披露目公演でしたね。
(と思うと、このフランス旅行が昔のことに感じるか、
また別の角度から、時の流れ方について感じるか…それぞれでしょう)
とにかく、あの作品のはじめの方の、
船が嵐に巻き込まれる場面が、連想されてたまらなかった私たち。
あの場面に見立てて遊び始めたのです。
名付けて、
「蔵人さんごっこ」
(これは、私たちがさえちゃんのファンだから、「蔵人さん」になっただけで、
他の方のファンならば、それぞれのご贔屓の役名を、つけていただいてよい遊びです)
そう、
「船に体を縛り付けろぉ~!」
って言いながら、身を臥せるっていう遊びです。
くだらないようだけど、
かなり、なりきれます(笑)。
盛り上がります(笑)(笑)(笑)。
そして、かなり本気でした。
人間、こんなことをやってると、
船酔いなんかしないものらしい。
酔う時は、揺れに振り回されてる時。
振り回されてたら、海に落ちるので、
私たちは、船の上で、波に乗っている感覚。
サーフボードの上でバランスをとらねばならないように、
船の上で、必死に、海に飛ばされないように(笑)、
身体のバランスをとり続けていたから、
誰も酔わなかったのだ…と私は思う。
(注:私はサーフィンをしたことはありません・笑)
驚くべきは、
私たちがこんなになっちゃってる間に、
2回くらい、甲板に上がって来た乗組員さん。
ひょいひょいと階段を登って来て、
船の揺れなどものともせず、手摺もあまり使わずに、
甲板を歩いて来るのです。
なんで?
海に落ちそうとか、思わないの??
プロってすごい!
やがて、遠くに、目的物らしきものが見えてきました。
城塞です。
本当に、海の真っ直中に、ぽつんと作られていました。
私は、もっと、岸から近いものなんだと思ったんだけど…
なんと、この城塞に到るまでの所要時間が1時間、だったのでした。
城塞に近付くと、船のスピードが落とされました。
すると、船の揺れが、だいぶおさまったはず。
だって、写真撮影はできたもん(笑)。
あのスピードが、船を余計に揺らしていたらしい。
城塞は、中に入ることは出来ず、
…というか、船着き場みたいなものは無いんだよね。
城塞が現役の時代は、一体どうやって、出入りしたんだろうか。
波の高さを象徴するように、
城塞にも、波がザッパーン!とぶち当たり、
ものすごい波飛沫が上がっていました。
写真を撮ったんだけど、船の揺れのせいか、どうもピンぼけで…。
添付は、私が撮影したんじゃない、比較的上手なお写真です。
今みたいにデジカメを持ってたら、
もっと納得行くまで撮影しただろうけどなぁ。
これだけ、時間をかけてここまで来ておきながら、
船はあっさり、城塞を離れました。
ここら辺りから、別のグループも甲板にやって来て、
一緒に、箱の上にしがみついたように記憶しています。
船は途中、どこかの島に寄り、島を探検していた人達を乗せました。
多分、この船が最終便でなかったら、私たちも島に降りて、
次の船まで遊ぶことができたんじゃないかと思う。
ああ…しまった!!
まぁね、この旅は、
案外「しまった!」ってことが多いペース配分なんだけどねぇ。
船が、ラ・ロシェルの港に戻る頃には、
私たちは、すっかり濡れネズミでした。
特に下半身は酷いものでした。
私は、布製のつばの広い帽子を被ってたんだけど、
見事に潮漬けになりました。
私は、この帽子のおかげで、割とまだ楽だったので、
潮漬けになっちゃった帽子ちゃんには、
敬意と感謝の意を表したく……
途中で、甲板に上がって来た船員さんが、
コレは要らないか、大丈夫か?
みたいに、紙袋…恐らくは、エチケット袋…を振ってみせてくれたんだけど、
甲板の陽気なメンバーは、
「Non!」
と、元気いっぱいにお返事したものでした。
そして、ここで初めて、「船酔いする可能性」に気付いた私たちだったのですが…。
下船する時に、客室の中を通ると、
客室の中は、どうやら「荒れ模様」だったことが、推察されたのでした(苦笑)。
そうか…
狭い船室の中で、あんなに揺れたら……。
空気は悪い、
立てないくらいに振り回される…
甲板までじゃんじゃん海水が降るくらいだったんだから、
窓だって、その波に洗われっ放しだったに違いない。
そりゃ、船酔い連鎖反応はただならぬ状態だったでしょうね。
どんなに濡れても、
どんなにスリルにさらされても、
甲板での船旅は、大正解だったようです(笑)。
いやいや、
「蔵人さんごっこ」は、この旅の数々の出来事の中でも、
面白体験の高順位に位置する、貴重な体験でした。
もし、また、ラ・ロシェルへ行く機会があったなら…
私は再び、この船に乗るぞっ!(笑)
「望郷は海を越えて」
この旅行の前年に、観劇を重ねたばかりです。
……思えば、和央ようかさんお披露目公演でしたね。
(と思うと、このフランス旅行が昔のことに感じるか、
また別の角度から、時の流れ方について感じるか…それぞれでしょう)
とにかく、あの作品のはじめの方の、
船が嵐に巻き込まれる場面が、連想されてたまらなかった私たち。
あの場面に見立てて遊び始めたのです。
名付けて、
「蔵人さんごっこ」
(これは、私たちがさえちゃんのファンだから、「蔵人さん」になっただけで、
他の方のファンならば、それぞれのご贔屓の役名を、つけていただいてよい遊びです)
そう、
「船に体を縛り付けろぉ~!」
って言いながら、身を臥せるっていう遊びです。
くだらないようだけど、
かなり、なりきれます(笑)。
盛り上がります(笑)(笑)(笑)。
そして、かなり本気でした。
人間、こんなことをやってると、
船酔いなんかしないものらしい。
酔う時は、揺れに振り回されてる時。
振り回されてたら、海に落ちるので、
私たちは、船の上で、波に乗っている感覚。
サーフボードの上でバランスをとらねばならないように、
船の上で、必死に、海に飛ばされないように(笑)、
身体のバランスをとり続けていたから、
誰も酔わなかったのだ…と私は思う。
(注:私はサーフィンをしたことはありません・笑)
驚くべきは、
私たちがこんなになっちゃってる間に、
2回くらい、甲板に上がって来た乗組員さん。
ひょいひょいと階段を登って来て、
船の揺れなどものともせず、手摺もあまり使わずに、
甲板を歩いて来るのです。
なんで?
海に落ちそうとか、思わないの??
プロってすごい!
やがて、遠くに、目的物らしきものが見えてきました。
城塞です。
本当に、海の真っ直中に、ぽつんと作られていました。
私は、もっと、岸から近いものなんだと思ったんだけど…
なんと、この城塞に到るまでの所要時間が1時間、だったのでした。
城塞に近付くと、船のスピードが落とされました。
すると、船の揺れが、だいぶおさまったはず。
だって、写真撮影はできたもん(笑)。
あのスピードが、船を余計に揺らしていたらしい。
城塞は、中に入ることは出来ず、
…というか、船着き場みたいなものは無いんだよね。
城塞が現役の時代は、一体どうやって、出入りしたんだろうか。
波の高さを象徴するように、
城塞にも、波がザッパーン!とぶち当たり、
ものすごい波飛沫が上がっていました。
写真を撮ったんだけど、船の揺れのせいか、どうもピンぼけで…。
添付は、私が撮影したんじゃない、比較的上手なお写真です。
今みたいにデジカメを持ってたら、
もっと納得行くまで撮影しただろうけどなぁ。
これだけ、時間をかけてここまで来ておきながら、
船はあっさり、城塞を離れました。
ここら辺りから、別のグループも甲板にやって来て、
一緒に、箱の上にしがみついたように記憶しています。
船は途中、どこかの島に寄り、島を探検していた人達を乗せました。
多分、この船が最終便でなかったら、私たちも島に降りて、
次の船まで遊ぶことができたんじゃないかと思う。
ああ…しまった!!
まぁね、この旅は、
案外「しまった!」ってことが多いペース配分なんだけどねぇ。
船が、ラ・ロシェルの港に戻る頃には、
私たちは、すっかり濡れネズミでした。
特に下半身は酷いものでした。
私は、布製のつばの広い帽子を被ってたんだけど、
見事に潮漬けになりました。
私は、この帽子のおかげで、割とまだ楽だったので、
潮漬けになっちゃった帽子ちゃんには、
敬意と感謝の意を表したく……
途中で、甲板に上がって来た船員さんが、
コレは要らないか、大丈夫か?
みたいに、紙袋…恐らくは、エチケット袋…を振ってみせてくれたんだけど、
甲板の陽気なメンバーは、
「Non!」
と、元気いっぱいにお返事したものでした。
そして、ここで初めて、「船酔いする可能性」に気付いた私たちだったのですが…。
下船する時に、客室の中を通ると、
客室の中は、どうやら「荒れ模様」だったことが、推察されたのでした(苦笑)。
そうか…
狭い船室の中で、あんなに揺れたら……。
空気は悪い、
立てないくらいに振り回される…
甲板までじゃんじゃん海水が降るくらいだったんだから、
窓だって、その波に洗われっ放しだったに違いない。
そりゃ、船酔い連鎖反応はただならぬ状態だったでしょうね。
どんなに濡れても、
どんなにスリルにさらされても、
甲板での船旅は、大正解だったようです(笑)。
いやいや、
「蔵人さんごっこ」は、この旅の数々の出来事の中でも、
面白体験の高順位に位置する、貴重な体験でした。
もし、また、ラ・ロシェルへ行く機会があったなら…
私は再び、この船に乗るぞっ!(笑)