はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

音楽学校文化祭

2008-03-05 18:24:35 | Weblog
どうしようか、いきなり蘭ちゃんのお茶会のお話を書こうか、とも思ったのですが、
やはり、初めて、文化祭なるものを観たんだから、
印象程度は、書き留めておきましょうか。

この日は、雪が降っていました。
私は、愛用する「1day京都」を利用して、日帰り遠征することにしていました。
日帰りならば、家族にしょっちゅう遠征してることが、バレないからです(苦笑)。

「1day京都」だから、新幹線は京都で降りなくてはなりません。
普通のお天気ならば、問題ないのですが、
関西のJRって、何かあると、芋ヅル的な遅れ方をするよね。
なんで、あんなにも、特急と普通の電車が、絡み合うようにダイヤが形成されてるんだろう。

MMちゃんのママに、ご飯を一緒に食べましょうと言われていたために、
めいいっぱい早い新幹線で、チケットを押さえてて、本当によかった。
しかも、経費節約で、高槻乗換するつもりで、
MMちゃんのママに、到着予定を伝えてあったのも、幸いでした。
阪急の遅延が読めなかったから、とりあえず、JRのみで、宝塚まで行く。

新幹線の遅延(これも、始発だったため、予告より少なくてすみました)と、JRの遅延を合わせても、
MMちゃんのママに言ってあった時間と比べて、極端に遅くなることは無くてすんだのです。

宝塚は、朝もまだ雪が降っていました。
私はなめてるので、
私が行くんだから、晴れるに違いないと勝手に決め付け、
傘を持って行かなかった(笑)。
さすがになめ過ぎたかな?と、反省していたら…
私が到着する頃には、晴れていたのでした。


まぁ、そんなことは、どうでもいいか(笑)。
とにかく、無事に、文化祭を観せていただいて来ました。

私は、今までに、だいぶ以前の文化祭を、ビデオで観たことがありました。
それは、お芝居と、予科生のコーラスだけのビデオだったので、
文化祭って、そんな感じなのかな、と思っていました。
歌もダンスも、成績優秀者を中心に、ちょっとだけあるんだろう。

それで私は、文化祭と宙公演をハシゴして観ようと目論んでいました。
劇団の立場を考えたら、ハシゴ出来ないスケジュールであるはずがない!
文化祭を観に来た人にも、大劇場公演を観て欲しいと考えてあるに決まっている、
と、私は勝手に計算していたのです。
文化祭はせいぜい、休憩入れて2時間半といったところだろう。

ところが、新幹線の中から、
前日も文化祭を観ているMMちゃんのママに、上演時間を尋ねたら、
「3時間くらい」
と言われて、ギョッとする。
その「くらい」とは、3時間を下回るのか、超えるのか、どちらかときいたらば、
多分2時間55分だった、とのお返事。
う…ギリッギリじゃん!(笑)

いやいや、きっと、大丈夫。
両方観られるさ!
(あくまでも、楽天主義)

さて、その2時間55分ある、文化祭。
構成について、ご興味ある方は、是非、プログラムを見学していただきたいのですが、
紋付袴での♪清く正しく美しく~があって、
その後のお着替えタイムの時間繋ぎに、予科生が歌うことになっていました。
そう、MMちゃんの出番は、むちゃくちゃ早いのだ。

以後、歌のコーナー、休憩、芝居、休憩、そしてダンス、という流れ。
しかも、歌のコーナーは、多分成績優秀であるほど、ソロパートがつくけれど、
全員が、少なくとも少人数口で歌うところがあるんだと思う。
あまりの充実っぷりに、驚いた。

これは、来年は、みんなでこぞって、観に行かねばなるまい。
あとは、MMちゃんがどこまで頑張って、何等かの見せ場を作れるかどうかですね。

予科のコーラスは3曲。
なかなかに美しいハーモニーでした。
が……
MMちゃんの立ち位置は、私の席から観ると、
指揮の先生の影になってしまうのです。
おいおい、私はMMちゃんを観に来たのに、一体どうしてくれるのだ!

しかし、指揮の先生に対して、「邪魔!」もない(笑)。
なんで、あんなに指揮者が、生徒に近いんだろう…
問題はコチラなんでしょうね。

ああ、MMちゃんを観られずに終わるのか?
まぁ、それもネタとしちゃ、面白くていいか…と思ったら、なんと!
先生が、曲にノッて来て、左右に揺れ始めたら、
その揺れた時に、ちらり、ちらりとMMちゃんが見えるようになったのでした(笑)。
…辛うじて、目撃した、という程度でしたが、
せっかくなので、目撃できてよかった。

歌のコーナーは、ソロのお二人の後は、「宝塚メドレー」でした。
特に前半は、かしちゃんがTCAで歌った曲がかなり沢山あって、
なんとも不思議な気持ちで、観ていました。
切ないような…そして、
この子たちが、入団していく実感みたいなものを、ひしひしと感じ、
そうして受け継がれて行くんだなぁ…と思ったり。

お芝居は、正塚先生の脚本で…かなり難しかったと思う。
中には、上手いなとか、上手くなりそうだなとか、
そう思わせて下さる方もいましたが、
やはり全体は、まだまだこれからの皆さん。
コメディも難しいけれども、ああいうシリアスな展開を、
淡々と綴っていく戯曲を、これからな皆さんだけで演っているのを観るのは、
観る方も、なかなか大変です。

でも、今時の音楽学校生って、
音楽学校卒業時には、だいぶ男役さんらしいんだな、と、感心しました。
…それでも、入団して、先輩たちの中に入ると、
まだまだ…な部分が目立つようになるのかもしれないけれど。

ダンスは…
すごく踊れるな!と、目を見張る方がいました。
2人で対で踊るんだけど、もう一人が気の毒なの。
もう一人の方も、踊れてるけど…もう一歩も二歩も踊れてるという感じで。

おお♪と思ったから、
顔を覚えたい!と思ったけれども、…やっぱり無理でした(笑)。
所詮、私だ……。


最後に、ご挨拶があって幕がおりました。
私は、MMちゃんのママへのご挨拶もそこそこに、
バウホールを飛び出して、大劇場に転がり込んだのでありました。

私が、なんとか着席し、
携帯電話の電源を切り直し、オペラグラスと眼鏡を準備した途端、
轟さんの開演アナウンス。
(そういえば、初見の時も、「ああっそうか、轟さんなんだ!」って思ったんだけど、
案外、再び新鮮に、ハッとしてしまった…笑)
本当に本っ当に、ギリギリでした。

先に、大劇場公演で、後から文化祭を観ればいいんだろうけど……
まぁ、来年もハシゴするようなら、覚えておこうっと。