TGVに乗って、ラ・ロシェルに向かう。
3時間程度の旅です。
座席が向かい合う、コンパートメント。
空いた座席に、全く誰も来ないこともあったと思いますが、
この時ほど、一緒に乗り合わせた方達の印象が、強かったこともありません。
1等車の座席が広いことは、ご紹介したんじゃないかと思いますが、
乗って来たのは、かなり…横幅のあるおじさんでした。
そして、おじさんは一人ではなかったのです。
彼には、小さな同行者がいました。
茶色い犬…ちっちゃいマルチーズ。
フランスでは、普通に客車に犬が乗ります。
リードに引かれて…その辺りの床に、お行儀よく座ります。
わんこさんたちは、近くに他の犬が居ても、決して騒いだりしないのです。
どうやって、あんなに見事に躾けるんだろう。
おじさんの小さなマルチーズは、
おじさんと並んで、1つの座席を分け合いました。
おじさんの体型をしても、わんこちゃんが座れるスペースがある!
それだけ座席がゆったりと出来てるという訳ですね。
電車が動き出すと、マルチーズちゃんは、
くんくんと鳴き始めました。
そして、ずっとプルプル震えているのです。
おじさんが、顔を寄せて、何やら話し掛けてあげたりするのですが、
おじさんの身体に顔を埋めるようにして、プルプルプルプル。
マルチーズちゃんは、電車が怖いのです。
あまりの微笑ましさに、私たちは、笑っていましたが、
このわんこちゃんは、おじさんが眠ってしまっても震え続けて、
ついに、ラ・ロシェルに着くまでずっと震えていたのでした。
可哀想に…。
途中で慣れたりしないんだなぁ…なんて思いながら、TGVを降りました。
降りて、駅のホームを歩きながら、ふと目を横に向けると、
さっきのおじさんも…そして、マルチーズちゃんも、改札に向かって歩いているところでした。
しかも!!
マルチーズちゃんの、まぁ、偉そうなこと!(笑)
なんと、おじさんの前を、胸を張って堂々と、
小さな身体で、おじさんを引っ張る勢いで歩いているのです。
さっきまで、情けない声をあげながら、震えていたくせに、
おじさんがTGVに乗っている間、私が用心棒でした!
と言わんばかりなの。
私が、おじさんをお守りしました、って顔に書いてある。
思わず、指差して笑ったら、
おじさんも私たちの顔を見て、にっと笑って下さいました。
…言葉のない会話(笑)。
ラ・ロシェルとは、
パリの南西方向にあたる、海辺の街です。
ガイドブックにも2ページくらいしか載っていなかったかと思いますが、
「三銃士」にとっては、ラ・ロシェルを抜きに語れない、重要スポットです。
世界史の教科書にも、出て来たんじゃないかと、遠い記憶にあります。
…私の気のせいじゃなかったらね。
ラ・ロシェルの戦いとは、
枢機卿リシュリューが、城壁の中の清教徒たちを包囲して、制圧に成功するという、
プロテスタントの勢力を押さえこんだ、歴史的出来事でした。
(いいのか?こんな、ざっくりした説明で)
三銃士とダルタニャンも、
戦争に参加するための「支度」を整えるのに、苦労しながら、金を集め…
或いは、苦労しながら、金を貢がせ(笑)、
ラ・ロシェルに行軍して来るのです。
私の野望としては、
ガイドブックに出ていた、海に囲まれた城塞を見に行く船に乗りたい!
ということと、
三銃士に出てきた島、レ島へ行きたい!
ということがありました。
宿に荷物を置いたら、さぁ出発。
写真は、ラ・ロシェルの港ですが…
さて、どうなりますやら?
3時間程度の旅です。
座席が向かい合う、コンパートメント。
空いた座席に、全く誰も来ないこともあったと思いますが、
この時ほど、一緒に乗り合わせた方達の印象が、強かったこともありません。
1等車の座席が広いことは、ご紹介したんじゃないかと思いますが、
乗って来たのは、かなり…横幅のあるおじさんでした。
そして、おじさんは一人ではなかったのです。
彼には、小さな同行者がいました。
茶色い犬…ちっちゃいマルチーズ。
フランスでは、普通に客車に犬が乗ります。
リードに引かれて…その辺りの床に、お行儀よく座ります。
わんこさんたちは、近くに他の犬が居ても、決して騒いだりしないのです。
どうやって、あんなに見事に躾けるんだろう。
おじさんの小さなマルチーズは、
おじさんと並んで、1つの座席を分け合いました。
おじさんの体型をしても、わんこちゃんが座れるスペースがある!
それだけ座席がゆったりと出来てるという訳ですね。
電車が動き出すと、マルチーズちゃんは、
くんくんと鳴き始めました。
そして、ずっとプルプル震えているのです。
おじさんが、顔を寄せて、何やら話し掛けてあげたりするのですが、
おじさんの身体に顔を埋めるようにして、プルプルプルプル。
マルチーズちゃんは、電車が怖いのです。
あまりの微笑ましさに、私たちは、笑っていましたが、
このわんこちゃんは、おじさんが眠ってしまっても震え続けて、
ついに、ラ・ロシェルに着くまでずっと震えていたのでした。
可哀想に…。
途中で慣れたりしないんだなぁ…なんて思いながら、TGVを降りました。
降りて、駅のホームを歩きながら、ふと目を横に向けると、
さっきのおじさんも…そして、マルチーズちゃんも、改札に向かって歩いているところでした。
しかも!!
マルチーズちゃんの、まぁ、偉そうなこと!(笑)
なんと、おじさんの前を、胸を張って堂々と、
小さな身体で、おじさんを引っ張る勢いで歩いているのです。
さっきまで、情けない声をあげながら、震えていたくせに、
おじさんがTGVに乗っている間、私が用心棒でした!
と言わんばかりなの。
私が、おじさんをお守りしました、って顔に書いてある。
思わず、指差して笑ったら、
おじさんも私たちの顔を見て、にっと笑って下さいました。
…言葉のない会話(笑)。
ラ・ロシェルとは、
パリの南西方向にあたる、海辺の街です。
ガイドブックにも2ページくらいしか載っていなかったかと思いますが、
「三銃士」にとっては、ラ・ロシェルを抜きに語れない、重要スポットです。
世界史の教科書にも、出て来たんじゃないかと、遠い記憶にあります。
…私の気のせいじゃなかったらね。
ラ・ロシェルの戦いとは、
枢機卿リシュリューが、城壁の中の清教徒たちを包囲して、制圧に成功するという、
プロテスタントの勢力を押さえこんだ、歴史的出来事でした。
(いいのか?こんな、ざっくりした説明で)
三銃士とダルタニャンも、
戦争に参加するための「支度」を整えるのに、苦労しながら、金を集め…
或いは、苦労しながら、金を貢がせ(笑)、
ラ・ロシェルに行軍して来るのです。
私の野望としては、
ガイドブックに出ていた、海に囲まれた城塞を見に行く船に乗りたい!
ということと、
三銃士に出てきた島、レ島へ行きたい!
ということがありました。
宿に荷物を置いたら、さぁ出発。
写真は、ラ・ロシェルの港ですが…
さて、どうなりますやら?