Riyo(里誉)’s クレヨン

世田谷区桜新町のスピリチュアルカウンセリングサロン「フォルテネージュ」です☆

モモは何をしているのだろう?

2013-02-11 | 紹介(レビュー)

ミヒャエル・エンデのファンタジー「モモ」、
 

主人公の女の子モモは、
街はずれの円形劇場に住んでいて、





やって来る人たちが話す、身の上話やらを、
ただ、じっと、聞いているだけなんだけど、




モモに聞いてもらうと、
なぜか、相手は、とても楽になって、
心が落ち着いて、

もう少し、頑張ってみようって気持ちになって、帰っていく



特に、アドバイスをしているわけでもなく、
勇気づけているわけでもなく、
笑顔を振りまいているわけでもないのに。。



モモは、いったい、何をしているのだろう?














気持ちで反応せず、
相手のストーリーに実体を与えず、

良い考えとも、悪い考えとも、くっつかず、

繰り広げられる夢幻に介入しない


相手を、可哀想な存在としないし、
その苦労を讃えることもしない


相手を変えようとしない





モモは、“何もしないこと”をしている

 

 

これは、きっと、あれだ!











 

ただ、相手が体験するのをじっと見守って、
起こるがままに、させておく


夢だから、
幻だから、

それを、同情やアドバイスで、膨らませたりしない




そして、その間、


モモ自身は、ずっと、
「いまここ」に、在り続けているんだ

 

相手も、自分と同じように、
大地とつながっていることを知っているから、


すべてを委ねて、安心しているんだ

 

 

 

 

何もしないことは、時に、
何かしてあげることよりも、

 

ずっと、強力な電磁場を、発生させるんだね








                    ハートサポートサロン「フォルテネージュ」

                        椿 里誉 (Riyo Tsubaki )