花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

ヒガンバナ科の花(3)

2020-09-26 | 植物 花

「エノコログサ」が、初秋の風に揺れます、犬の尾っぽに似ているので ”犬っころ草” から「エノコログサ」となった由

漢字表記も「犬子草」、「狗尾草」とか、でも一番は、「ネコジャラシ」かな、学名 Setaria viridis 

英名 Green bristle grass、Foxtail grass

ヒガンバナ科の花(3)は、「ダイヤモンドリリー」、「シロバナマンジュシャゲ」、「ショウキラン」、の3種です。

<「ダイヤモンドリリー」>

南アフリカ原産の原種から改良した園芸種が数多く、花の色も白、黄、ピンク、紅色、濃赤色と豊富なようです。

散形花序に10から20個の花を咲かせ、花びらの形が違う種類も有ります。

原産地には、300種位の品種が有るとのこと、交配種も多いようです。

花期も長く、12月後半頃迄愉しめます。

「ダイヤモンドリリー」の名前の由来は、陽に当たるとダイヤモンドの様にキラキラ光るからとか

似た花に、「ヒガンバナ」、「ショウキラン」、「キツネノカミソリ」等の

「リコリス」( Lycoris spp.) が有りますが、「ネリネ」とは別種です。

亦、花と葉を同時に着けるのも、他のヒガンバナ科と違うところです。

ヒガンバナ科、ネリネ属、半耐寒性球根、南アフリカ原産、学名 Nerine Hybrids

英名 Nerine (ネリネ)、Diamond lily (ダイヤモンドリリー)

別名「ヒメヒガンバナ」(姫彼岸花)、「

Cimg33033

多彩な花色と花弁の形状です。



「シロバナマンジュシャゲ/シロバナヒガンバナ」(白花曼珠沙華/白花彼岸花)もヒガンバナ科の花です。


 

赤い花の「ヒガンバナ」(彼岸花)は、多く視ますが、白色の

「ヒガンバナ」「白色彼岸花、白色曼珠沙華」も

視ることが有ります、白色と言っても純白ではなく、淡いピンクや

淡い黄色の筋が入ります。

「ヒガンバナ」(Lycoris radiata)と「ショウキラン」の

自然交雑種とのことです。

「ヒガンバナ」の花弁より反り返りが少なく、「ショウキラン」より

花弁の縁のフリルが緩い特徴が有ります。

花期に、葉がないのも、上載の「ナツズズイセン」と同じです。

外側花弁が3枚、内側が3枚、雄蘂6本、雌蘂1本、

花被片から突出ます。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、耐寒性球根、中国原産、

学名 Lycoris albiflora

(*)日本で視られる「シロバナヒガンバナ」は、中国から入ってきたも

ののようです、別名「シロバナヒガンバナ」(白花彼岸花)、「リコリス・アルビフロラ」

亀吉

「シロバナヒガンバナ」の交雑の相手の一つとされている「ショウキズイセン」(鍾馗水仙)も咲き始めています。

散形花序に、4~8個の花を咲かせます。

「ヒガンバナ」より大き目の花「ショキズイセン」は、黄色い花被片6枚、おしべ雌蘂が突出る様子は

他の「リコリス」類と同じです、花被片(花弁)の縁が、波打っている様子が、鍾馗様の髭に喩えて

<鍾馗>の名前が付いた由、立派な髭だったのかと ・ ・ ・ 金色ではないと思いますが

ヒガンバナ科、リコリス(ヒガンバナ)属、耐寒性球根多年草、中国原産、学名 Lycoris aurea

英名  Golden spider lily、別名「ショウキラン」(鍾馗蘭)、「リコリス オーレア」

尚、「ショウキラン」と同じ名前の、ラン科の「ショウキラン」Yoania japonica も有りますが、別の植物です。


交雑種の「リコリス・サングイネア」lycoris sanguinea(キツネノカミソリ/狐の剃刀剃刀)も=下図=

<各画像は、クリックで拡大表示します、時折、亀吉の様子も>


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2 コメント

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エノコログサ? (会津マッチャン)
2020-09-27 09:32:32
ときどきお訪ねしています。
美しい写真、詳しすぎる解説、楽しい驚きのブログです。

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有り難うございました。 (taka)
2020-09-27 13:38:33
コメント有り難うございました、亦、名前のご指摘に感謝します、”犬の尾” が、記憶に残り、イヌ(犬)
の<イ>が、<イノコロ>になってしまいました。
退屈なブログですが、宜しく御願い致します。
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