林檎の様な「リンゴツバキ」(林檎椿)の実が熟して弾け、種子が落下したばかりですが、花も咲いていました。
「ヤブツバキ」(藪椿)の花に似た小さな花です、実の大きさ(径8cm位)からは、想像し難い小さな花です。
種子は、「藪椿」と同じ位の大きさですから、果肉が厚いことが解ります、「ヤブツバキ」の変種とのことです。
ツバキ科、ツバキ属、常緑高木、日本原産、学名 Camellia japonica var.macrocarpa
学名 の macrocarpa は、“大きな果実” を意味するとか
種子を放出した後の実の様子です、肉厚の果肉なのが解ります。
“冬、蕾” の最初は、「スキミヤ・ルベラ」の蕾です、日本原産の「ミヤマシキミ」(深山樒)を
ヨーロッパで品種改良したものとか、開花前、蕾の期間が長いので、蕾と花を両方楽しめます。
赤い蕾と白い花の混在した色彩が見事です。
葉も肉厚で光沢が有ります、蕾や花の色とのコントラストも見応えが有ります。
ミカン科、ミヤマシキミ属、日本原産(園芸種)、常緑低木、学名 Skimmia japaonica ´Rubella`
赤い蕾と白い花とのコントラストを愉しみます。
次は、蕾も花も上の「スキミア・ルベラ」に似た「ビバーナム・ティヌス」です、開花時期は、「ビバーナム」より早く
此の時期にチラホラ咲き始めています、集散花序に白や淡い紅色の花を咲かせます。
似た植物ですが、「スキミア」がミカン科、ミヤマシキミ属に対して「ビバーナム」は
スイカズラ科、ガマズミ属で、葉の形状、質感が違っています。
地中海地方原産、常緑低木、学名 Viburnum tinus 、英名 Laurestinus、別名 「トキワガマズミ」、「ビバーナム」
秋、「ビバーナム・ティヌス」の銀青色の実がなります。
他に似た花には、「チョウジガマズミ」(丁子莢迷) Viburnum var.bitchiuense が有ります。
下図は、「トキワガマズミ」と同名の「ビバーナマウ・ボニンセメンセ」です。
下図は、「チョウジガマズミ」の花です。