花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春の色を先取り

2022-02-18 | 植物 花

”春の色” は、「バージニアストック」と「ヘルボルス・ニゲル」の明るい花の色です。

”春” の色は、「バージニアストック」の花の色です。

秋に種子を撒いたものは、早くも咲き始めました。

アブラナ科の「ストック」  Matthiola incane  に似て、春を著わすのに相応しい花ですが

此の「バージニアストック」は、アブラナ科でも、マルコミア属なので

アラセイトウ属の「ストック」とは違っていますが、一重咲きの「ストック」の花と似ている故の命名とか

「ストック」が、長い茎を伸ばして、咲かせるのにたいして

「バージニアストック」は、地を這うように横に広がり、上向きに花を咲かせます、芳香が有ります。

四弁花で、花色は、白、ピンク、青、紫、赤、斑等、ピンク色の花は、徐々に紫色に変化します。

アブラナ科、マルコミア属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産

学名   Malcomia maritima=Cheiranthus maritimus、英名   Virginia stock

別名「マルコミア」、「マルコルム・ストック」、「ヒメアラセイトウ」



下図は、「ストック」 Matthiola incane、別名「アラセイトウ」 の花です。

「バージニアストック」とは少し雰囲気が違って視います。

次は ”本来の「クリスマスローズ」”  の「ヘルボルス・ニゲル」を挙げます。

花色が、白から淡いピンク色と変化し春の到来を待ちます。

下図が 、一般に多く栽育されている「ヘルボルス・オリエンタリス」Helle orientalis /  別名「レンデンローズ」

「ハルザキクリスマスローズ」も「クリスマスローズ」と呼ばれています。

<「ヘルボルス・ニゲル」>

日本では、ヘレボレス属全体を「クリスマスローズ」と称しているようですが

交雑種が多い中で、横向きに清楚な白い花を咲かせる「ヘルボレス・ニゲル」が、他の品種より

クリスマスの時期に花を咲かせるので、「クリスマスローズ」の名前に一番相応しいとのこと。

唯、12月頃は、開花がチラホラで、1月になって咲き出します、八重咲きの園芸種も多く、肉厚の葉が照り輝きます。

花は、白く清楚ですが、<ニゲル>の意味が<黒>で、対称的に根の色が黒色なので此の名前が 付いた由

キンポウゲ科、ヘレボレス属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名  Helleborus niger

白色から徐々に淡いピンク色と変化してきます。

 

他に、球状やカップ状の淡い緑色の花を咲かせる「 ヘルボルス ’アルグティフォリウス’」が有ります。

灰緑色で、縁には鋸歯が並ぶ大きな葉が特徴です。

コルシカ島原産、学名    Helleborus argutifolius=H.corsicus

 


この記事についてブログを書く
« 冬の陽に輝く | トップ | 早春、黄色 »