”春の色” は、「バージニアストック」と「ヘルボルス・ニゲル」の明るい花の色です。
”春” の色は、「バージニアストック」の花の色です。
秋に種子を撒いたものは、早くも咲き始めました。
アブラナ科の「ストック」 Matthiola incane に似て、春を著わすのに相応しい花ですが
此の「バージニアストック」は、アブラナ科でも、マルコミア属なので
アラセイトウ属の「ストック」とは違っていますが、一重咲きの「ストック」の花と似ている故の命名とか
「ストック」が、長い茎を伸ばして、咲かせるのにたいして
「バージニアストック」は、地を這うように横に広がり、上向きに花を咲かせます、芳香が有ります。
四弁花で、花色は、白、ピンク、青、紫、赤、斑等、ピンク色の花は、徐々に紫色に変化します。
アブラナ科、マルコミア属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産
学名 Malcomia maritima=Cheiranthus maritimus、英名 Virginia stock
別名「マルコミア」、「マルコルム・ストック」、「ヒメアラセイトウ」
下図は、「ストック」 Matthiola incane、別名「アラセイトウ」 の花です。
「バージニアストック」とは少し雰囲気が違って視います。
次は ”本来の「クリスマスローズ」” の「ヘルボルス・ニゲル」を挙げます。
花色が、白から淡いピンク色と変化し春の到来を待ちます。
下図が 、一般に多く栽育されている「ヘルボルス・オリエンタリス」Helle orientalis / 別名「レンデンローズ」
「ハルザキクリスマスローズ」も「クリスマスローズ」と呼ばれています。
<「ヘルボルス・ニゲル」>
日本では、ヘレボレス属全体を「クリスマスローズ」と称しているようですが
交雑種が多い中で、横向きに清楚な白い花を咲かせる「ヘルボレス・ニゲル」が、他の品種より
クリスマスの時期に花を咲かせるので、「クリスマスローズ」の名前に一番相応しいとのこと。
唯、12月頃は、開花がチラホラで、1月になって咲き出します、八重咲きの園芸種も多く、肉厚の葉が照り輝きます。
花は、白く清楚ですが、<ニゲル>の意味が<黒>で、対称的に根の色が黒色なので此の名前が 付いた由
キンポウゲ科、ヘレボレス属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名 Helleborus niger
白色から徐々に淡いピンク色と変化してきます。
他に、球状やカップ状の淡い緑色の花を咲かせる「 ヘルボルス ’アルグティフォリウス’」が有ります。
灰緑色で、縁には鋸歯が並ぶ大きな葉が特徴です。
コルシカ島原産、学名 Helleborus argutifolius=H.corsicus