今日は、”暖かい春の色” 黄色い「ヒメリュウキンカ」,「リュウキンカ」と「ブルビネラ」の花を挙げました。
<「ヒメリュウキンカ / 姫立金花」>
「ヒメリュウキンカ」の輝く黄色の花です、暗緑色でハート型の葉が “黄金” の花を際立てます。
「ヒメリュウキンカ」の名前は、日本や中国に分布する「リュウキンカ」 Caltha palustris var.membranacea に
似ているからとか、日本や中国、朝鮮半島原産の「リュウキンカ」に比べて
ヨーロッパ原産の「ヒメリュウキンカ」とは花の大きさや草丈などに違いが有ります。
ただ、両者キンポウゲ科ですが、前者がキンポウゲ属に対して、後者は、リュウキン科の違いが有ります。
園芸種には、花の色が、白やクリーム色、亦、八重咲きの花も有ります。
黄色い萼の裏側は、緑色でリバーシブルの見事な色合いです。
5月頃迄、次々に花を咲かせて、長い間、愉しめます。
早春に咲く 「ハナキンポウゲ」(花金鳳花) 、別名 「ラナンキュラス」 Ranunculus asiaticus も同科同属です。
キンポウゲ科、キンポウゲ属、多年草、イギリス原産(ヨーロッパからシベリアに分布)、学名 Ranunculus ficaria
英名 Lesser celandine、別名 「オウシュウキンポウゲ」(欧州金鳳花)
<「リュウキンカ」(立金花)>
似た花の「リュウキンカ」 Caltha palustris var.membranacea は、キンポウゲ科、リュウキンカ属
科名は、同じですが、属名が違っています、他に相違点は
開花期が、「ヒメリュウキンカ」が、3月頃からですが、「リュウキンカ」は、5月頃からと遅いのです。
亦、「姫立金花」の生息地が、水辺や湿地に対して「立金花」は、至る所で生育します。
草丈が、前者が8cm~15cmに対して後者が、15~50cmと高く
花径も前者が、2~3cm、後者が、1.5cmと小さい違いが有ります。
学名の palustris は、ラテン語で、”沼地生まれ” の意味とか、生育地を著わしている様です。
下図が名前の由来になった「リュウキンカ」(立金花)です。
序に、次は、似た花の「ハイキンポウゲ」の花も挙げてみました。
<「ハイキンポウゲ (這金鳳花)」>
輝く黄色の花は、5弁花で、別名に「ラナンキュラス ' ゴールドコイン’」の別名が着いています。
金貨に見立てた命名ですが、5月頃から開花するキク科の「アステリスカス」 Asteriscus maritimum
別名「アステリスカス ’ゴールドコイン’」よりは、金貨らしくない花の姿です。
根元から匍匐枝を出して、地表を這う様に広がります。
キンポウゲ科、キンポウゲ属、耐寒性多年草、這性、Ranunculus repens、英名 Cureeping buttercup
北海道、本州北部の湿地、水辺が生育地です。
「ブルビネラ」(Bulbinella spp.)も長く伸ばした花茎の先に、黄色い小さな星型の花を穂状に咲かせています。
<「ブルビナラ」>
花の色が、白や赤等の品種も有りますが、下図 の「ブルビネラ・フロリブンダ」が多く植栽されています。
葉は、線形で、根元に放射状に伸ばします。
ユリ(ツルボラン) 科、ブルビネラ属、半耐寒性多年草、南アフリカ、ニュージーランド原産
学名 Bulbinella floribunda ・ ・ ・ floribunda は、“花が多い” とか、密集した花の様子ですか
過去に載せた記事の再掲載です。
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