花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬の ”金魚”

2022-12-24 | 植物 花

冬に咲く赤色の花「シーマニア」と「ヒボヒルタ」を挙げます、両者似た花ですが

花の形や、葉の形状、質感、草丈の高さ等が多少違います。

<「シーマニア」>

花期が、春から来春へと長く、花が、少なくなった時季の助け船です。花の形の

花冠の先端が、星の形をしていて、外側が赤やオレンジ色、内側が黄色の筒状の花です。

耐寒性が、やや弱いので、真冬は、室内で充分咲かせることができます。

葉脇から花柄を出して、胴体が膨らんだ筒状花を咲かせます。

花冠は、5裂して少し反り返ります、内側に多数の小さな斑点が視られます。

「シーマニア」Seemania  の名前は 、以前にシーマニア属に分類されていた事の名残とか

イワタバコ科、グロキシニア属、非耐寒性多年草、アルゼンチン、ペルー、ボリビア原産

学名   Gloxinia nematanthodes=Gloxinia sylvatica英名 Bolivian sunset

別名「グロキシニア・シルヴァティカ」


英名   Bolivian sunset 「ボリビアンサンセット」の通り夕陽色が綺麗です。

 

次は、「ヒポヒルタ」、別名「キンギョノキ」の花です。

<「ヒポヒルタ」>

花筒の先が、小さく窄んで、胴体が、膨らんでいるので、金魚を彷彿とさせます。

初めの頃は、額が、花弁を囲んでいるので、花を視えません。

露地では、開花期が、晩秋頃迄ですが、花が少ない此の時季には、室内で咲かせて愉しみます。

鮮やかなオレンジ色の花と葉も肉厚で光沢が有ります、水草の間を泳ぐ金魚に見えます。

花冠が、開いた様子が、”オチョボグチ” 、花弁の膨らみが金魚の形です、命名の由来です。

下に載せる「シーマニア」の花に似ていますが、筒の脹らみが「シーマニア」より大きいので区別が、容易です。

イワタバコ科、ネマタンサス属、半耐寒性多年草、南アメリカ原産

学名    Nematanthus gregarium =Hypocyrta nummlaria

英名   Hypocyrta、Goldfish plant、Clog plant (*)

別名「ネマタンサス」、「キンギョノキ」(金魚の木)、(*)Clog は、木靴

尚、旧学名の  Hypocyrta は、ギリシャ語の  Hypo (下)cyrta は、(膨らみ)を

意味するとか、”下膨れ” の金魚の体型です。

如何でしょうか、金魚をイメージできますか

亀吉の友達

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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