花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春に咲くー№ 3

2024-02-14 | 植物 花

今日も樹木花で、”黄金” に輝く「マンサク」にしました、太陽を想わせる ”春告げ 花”  です。

<「マンサク」>

 「マンサク  /  万作」も、黄色い花を咲かせる早春の樹木花です。

山肌に咲く様子は、遠目には、黄色い霞が懸かったようです、香りが遠く迄、漂います。

赤茶色の蕚と黄色で細長い紐の様な花弁とのコントラストを愉しみます。

葉の展開前に花が咲くのは、他の早春の樹木花の特徴です、葉は、秋には紅葉します。

花弁は、4枚、雄蕊も4個、雌蕊が2個、赤褐色の萼、花弁は、ユニークな形で、黄色で細長い紐状です。

同 じマンサク科、トキワマンサク属の「トキワマンサク」(常磐万作)

「アカバナトキワマンサク」(赤花常磐万作)、別名「ベニバナトキワマンサク」(紅花常磐満作)が

名前のとおり常緑なのとの違いです。

亦、「マンサク」より、開花期が早い(1月~3月頃)、中国原産の「シナマンサク」(支那万作)が有りますが

一見、判別が難しいのですが、ポイントとして<「シナマンサク」(1)

(1)は、開花期に前年の葉が付いている場合が多い

(1)の葉は、表面に毛が生えているが、「マンサク」(2)は、無毛

花の中心部が(1)は、暗赤色で、(2)より濃い、開花期が(1)は

(2)より早い、(1)は、(2)より花に強い香りが有る

花の大きさは、(1)の方が、(2)より大きい>等々です。

尚、“万作、満作” の名前の由来は、昔、稲の作柄を占う樹木花で、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとか 

黄金色の花を咲かせる姿が、豊年満作の縁起担ぎから

他に、早春に咲くので “まず咲く” を東北地方の訛りで “まんず咲く” から「満作」になった由

マンサク科、マンサク属、落葉小高木、日本原産、学名   Hamamelis japonica 、英名   Japanese witch hazel

別名「アオモミ」、「ハマメリス」


下図は、「シナマンサク」


 

「マンサク」の名前の付いた変異種、「トキワマンサク」、「ベニバナトキワマンサク」です。

マンサク属とは違ったトキワマンサク属ですが、似た花を咲かせます。

開花期は「マンサク」が、2月から3月頃ですが、「トキワマンサク」は、春と秋頃になります。

亦、「マンサク」の葉は、「トキワマンサク」の葉より大きく、薄く柔らかい感じがします。

「トキワマンサク」の葉は、小さく肉厚で常緑ですが、両者、耐寒性常緑高木です。

花色は、白ですが、赤い色の花を咲かせる「アカバナトキワマンサク」も有ります。

下図は、「トキワマンサク」  Loropetalum chinense    の花です.。


下図は、「アカバナトキワマンサク」  Loropetalum chinense var.rubra  です。

「トキワマンサク  /  常盤万作」の名前の由来の  "常盤” は、常緑の意味とのことですが

紅葉することが有ります、但し、落葉はしないのです。

下図は、「トキワマンサク」と「アカバナトキワマンサク」の赤色、白色のコラボです。


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