此の季節は、「エリカ」の花の開花期です、3回に分けて「エリカ」の何種かを載せてみます。
今回は、「アワユキエリカ」と「エリカ・ダーリーエンシス」の2種です。
<「アワユキエリカ」(淡雪エリカ)」>
「エリカ」の語源は、ラテン語の <erica>、ギリシャ語の<ereike>に由来すると記されていました。
「アワユキエリカ」は、花、枝、葉の形状が、「ジャノメエリカ」と殆ど同じですが
樹高が、稍、低い違いが有ります、花は、小さなピンク色の釣鐘型の花を咲かせます。
”小作りの「ジャノメエリカ」” と言ったところです、小さい花を多数咲かせるので、淡雪状に見えるのです。
ツツジ科、エリカ属、半耐寒性常緑小低木、南アフリカ原産、学名 Erika sparsa
英名 Erica sparsa、別名「エリカ・スパルサ」
花の形は、他の「エリカ」の花に似ていますが、大きさが、違って、極小さく(花径0.3cm位)
此の小さな花が集まって ”淡雪” 状に見えるのです、「淡雪エリカ」の名前の由来です。
淡雪は、白色ですので、淡い桃色の花の「淡雪エリカ」の命名は、適当でないかな
多分、多数の小さな花の集まりを色より形を<淡雪>と見做したのかも
次に、 上の「アワユキエリカ」に似た花の「エリカ・ダーリーエンシス」を挙げてみました。
花の形は、稍、細長いのですが、花冠や雄蕊の苞の形等は、他の「エリカ」に似ています。
花色は、白、ピンク等が有り、耐寒性が大きいので、真冬でも咲揃い、花の少ない季節にも存在感が有ります。
耐寒性が有る原産地アルプス地方の「エリカ・カルネア」 Erica arnea と
アイルランド原産の「エリカ・エリゲナ」E.erigena との交雑種とのことです。
ツツジ科、エリカ属、耐寒性常緑低木、交雑種、学名 Erica × darleyensis、英名 Darleydale heath
別名「キョッコウ」、「ダーリーデール ヒース」
次は、過去の記事の再掲載です。
寒牡丹、冬牡丹
今日は、冬咲きの「牡丹」2種挙げてみました。”寒” ”冬” の名前が付いた花が、他にも有ります、「カンボタン/寒牡丹」、「フユボタン/冬牡丹」です。両者は、同じ「牡丹」......