今日の樹木花は、「ハリエンジュ」の花にしました、純白の清楚な姿からは
別名「ニセアカシア」 の言葉は不釣り合いですが ・・・・ 、 マメ科特有の蝶型の花が、爽やかな春の風に靡きます。
<「ハリエンジュ」>
「アカシア」の名前も付いた「ハリエンジュ」(針槐)は、「エンジュ」(槐)の花に似た花を咲かせ
枝に棘を生やしている故の命名とか、蝶型の花が、房状に下垂します。
街路樹や公園などに多く植栽されています。
花は、甘い香りを放ちます、丸形の羽状複葉の葉が、白い花のバックを務めます。
亦、「アカシア」の名前も付いていますが、厳密には別物の様です。
本来の「アカシア」は、ネムノキ科に属していて、花色は、黄色、放射状形の花です。
「ハリエンジュ」の花は、蝶型の白色の花です、北アメリカから輸入時に間違って呼ばれたとのこと
為に「ニセアカシア」の名前も付けた由、”偽” とは、戴けない名前なので、「ハリエンジュ」と主に称しています。
マメ科、ハリエンジュ属、落葉高木、北アメリカ原産、
学名 Robinia pseudoacacia *ラテン語で Psendo=よく似た、Acacia=アカシアとか
英名は、False acacia と、此また,つれない命名でした。
学名からも「アカシア」ではないことが解ります。
歌、♪アカシアの雨がやむとき ♪ の「アカシア」は、「ミモザ」の名前も付いた「ギンヨウアカシア」や
「フサアカシア」ではなく、此の「偽アカシア」とのこと、歌なので<偽>を外して当然です。
他に、サッポロのアカシア並木、北原白秋の詩 この道の<アカシアの花>も此の「ニセアカシア」を指すそうです。
雨上がりの「アカシア」の並木道が、白い花の色で溢れる様が目に浮かびます。
「アカシア」とは、別物で、本来の「アカシア」は、ネムノキ科に属していて、花色は、黄色、放射状です。
赤紫色の「ベニバナハリエンジュ / 紅花槐槐」 Robinia hispida も視られます。北アメリカ原産、落葉低木
英名 Rose acacia、有毒植物なので要注意 !!
マメ科なので、下図の様に種子は豆果に生ります。