「赤塚不二夫シネマチックロード」と名付けられた商店街の案内図
「青梅三大博物館」という題名にしたけれど、昭和のぬくもりと映画看板を(それこそ)二枚看板にかかげる青梅市は、町そのものがこの案内看板のように「まるごと博物館」と言ってもいいでしょう。映画看板はときどき掛け替えられているのか、基本的にはどんどん増えてる気がします。
案内看板に描かれているチャップリンは、キートンと共に赤塚さんが敬愛していた人物の一人です。身近なところでは由利徹を慕っていて、「オレは由利徹で行く。死ぬまでくだらない漫画を描き続ける」と発言していました。映画が大好きだった赤塚さんは、映画を撮るように漫画を描いてきました。そのことを考えても、フィリップ・ド・ブロカの『まぼろしの市街戦』を赤塚不二夫原作と言ったのは、あながち間違ってはいなかったと思います。赤塚さん、この作品のこと絶対好きだったんじゃないかなあ~。
ちなみに、看板には記されていませんが、喫茶【夏への扉】はかつて映画館があったキネマ通りを入ってJR青梅線の小さな陸橋を渡ったところにあります。JR青梅線が橙色に描かれている点に注目・・・この看板が描かれたときは新型車両に入れ替っていた筈だけど、201系に思い入れがあったのかしら?
(左)一昨年の暮れに訪ねたときは、同じ位置に『お熱いのお好き』の看板がかけられていた(と思う)。マリリン・モンローの顔がノーズアートみたいで素敵だった。どこに移動したのかな?
(右)シネマチックロードの看板の隣に、味のある木造のバス停があって・・・
(左)『バス停留所』なのにモンロー主演の映画でなく、『ローマの休日』からトレビの泉のシーンが描かれている。たまたま通りかかった自転車は、ちょうどいいエキストラになってくれました。
(右)一昨年まではネコバス専用の?「猫の停留所」だった。モノクロモードで昭和へタイムスリップ?(一昨年の写真はFZ18で撮影)
タイムスリップといえば、ここ【昭和レトロ博物館】。一歩中に入ると、雑多なガラクタ(宝物)がお出迎えしてくれる!
奥に進むとこのとおり。残念ながら駄菓子は売り物ではないけれど、雰囲気たっぷり! まるで、山本高樹さんのジオラマの世界に、自分が入ってしまったみたいだ。昔ながらの自転車の荷台に積まれた紙芝居では、『黄金バット』を上映中。
(左)昭和の看板といえば、大村昆ちゃん(オロナミンC)と松山容子さん(ボンカレー)。松山容子さんのホーロー看板は全部で9万5千枚作られたとか。今ではお宝グッズとなったホーロー看板だけど、アース製薬の水原弘と由美かおるの看板をGETすれば、【昭和レトロ博物館】のコレクションも完璧になる?
(右)一番奥の部屋には映画の看板がところ狭しと並ぶ。あんまり似てないけど(失礼!)私の大好きなお竜さんはやっぱり素敵!
少し長くなったので、昭和幻燈館は明日にでも・・・さあ、出勤です。
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