2013年ライスボウルに大興奮!

2013-01-03 23:59:00 | 独り言&拾いもの

残り時間0秒、ヘイルメリー・パスをエンドゾーンに投げ込む関西学院大のQB畑


 NFLのレギュラーシーズンが終了し、プレイオフに出場する12チームが出揃いました。スーパーボウルまで一年で一番熱い月の始まりです。
 日本でも、毎年1月3日にライスボウルが開催され、社会人王者と学生王者が日本一をかけて戦います。今年の対戦は、去年と同じオービック・シーガルズ対関西学院大学ファイターズ。今年は、去年以上の大接戦になりました。

 史上初のライスボウル三連覇に挑むオービックと、去年の雪辱を誓う関西学院大。地力で勝るオービックが先制のタッチダウンをあげ、その後も押し気味に試合を進めていきますが、関西学院大は守備陣が奮起してオービックに追加点を許しません。7対0のこう着状態のまま後半に折り返すかと思ったら、第2Q残り1分、関西学院大がこの日のために用意していたスペシャルプレーを立て続けに決めて、7対7の同点に追いつきました。すごいっ!
 後半の第3Q、開始早々オービックがタッチダウンをあげ14対7と関西学院大を突き放しますが、第4Qの残り3分、関西学院大がタッチダウンを返して14対13となり、またもやスペシャルプレーを繰り出して2点コンバージョンを成功させ、14対15と逆転に成功。勢いに乗る関西学院大は、直後のオービックの攻撃をパス・インターセプト! この時点で関西学院大が勝ったと思ったのですが、オービックの守備陣が頑張り、フィールド中央から攻撃権を獲得します。残り時間はわずか34秒ですが、FGレンジまで進んで、キックがゴールポストを捉えれば3点、逆転も不可能ではありません。
 社会人王者のオービックはここで底力を見せ、FGどころか何と逆転のタッチダウンを決めてしまいました! その後のキックも決まって21対15。関西学院大に残された時間はたったの10秒・・・。
 万事休すの関西学院大はキックオフリターンのボールをフィールド中央まで運び、2秒が残りました。可能性はほんの僅かだけど、この地点からエンドゾーンに一か八かのロングパスを投げ込み、これを味方がキャッチすれば関西学院大の勝利となります。
 野球で言えばさよなら逆転満塁ホームランといったところでしょうか、固唾を呑んで見守ります。QBの畑が守備のラッシュをうまくかわし、ヘイルメリー・パスを投げ込みました。エンドゾーンめがけて放物線を描いていく楕円形のボールに飛びつく選手たち・・・勝利の女神が微笑んだのは?

 まさかこんな手に汗握る展開になろうとは・・・ここぞというプレーには思い切り力が入りました。個々の力で勝るオービックが三国志の曹操だとすれば、あの手この手の作戦を用いる関西学院大は諸葛孔明です。その意味でも実に面白い展開だったし、アメリカンフッドボールの醍醐味を思う存分味わえる好試合でした。
 スコアの上では勝者と敗者に分かれましたが、死力を尽くし全てを出し切った戦いには勝者も敗者も関係なく等しく素晴らしい! オリンピックの女子サッカー決勝戦を思い出しました。スポーツって、いいなあ!
 東京ドームは満員だったし、日本のアメフトも頑張ってるじゃない? 正月早々胸が熱くなる幸先良いスタートです。さあ、ニワトリさんも頑張って~♪


一度は関西学院大の選手がボールに触れたんですよ! NEVER GIVE UP! 


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