『わ鐡』秋の旅 ~間藤から足尾本山へ

2009-11-17 23:59:10 | 鉄道紀行&乗り物

足尾本山駅入口


 「わたらせ渓谷鐡道わたらせ渓谷線」が旧国鉄時代は「足尾線」と呼ばれていたことをこれまで何度も書いていますが、「間藤」の先に「足尾本山」という貨物専用の駅があったことをご存知でしょうか? 
 「足尾線」は、足尾銅山や鉱山が閉山されて貨物線の需要がなくなり、民営化に際して廃止される予定でしたが、地元の強い要望を受けて第3セクターの「わたらせ渓谷鐡道」として再出発しました。営業区間は桐生~間藤間とし、貨物線の間藤~足尾本山間1.9kmを事実上廃止しました。
 でも、線路は撤去されておらず、今現在も残っています。線路を辿っていけば(あくまでも自己責任で。今回ニワトリさんが歩いたのはほんの一部)、足尾本山まで行かれます。
 廃線好き&廃虚好きでなくても、この一帯を歩いてみると、色んな発見があると思います。歴史の好きな人(近現代史を自分の目で垣間見れる)にも絶対お勧め!
(できれば『わ鐡』に乗ってほしいけど、マイカーだったら日光に行った際にでもお立ち寄りください)


(左)間藤駅の秋。列車はここで約10分ほど停車してから桐生に折り返す。折り返し列車に乗らなかったのはニワトリさんも含めて三名だけだった。
(右)この絵が見られるだけでいい? 初めて見たときからお気に入り!


    

(左)起動車は、眩い光の中へ下っていった。
(右)鉱毒の影響が今も残るむき出しの山肌。再生のための植林事業が功を奏して徐々に緑を取り戻している。


     

(左)ホームの先には車輪止めがある(去年の夏に撮影)。
(右)その先は・・・線路は続くよどこまでも~♪

    

(左)本山に向かって歩き出すと、まもなく踏切跡を渡る。間藤側を振り返ると・・・
(右)本山側は踏切の先に鉄橋があって、向こう岸に渡る。鉄橋の先に明治16年開校、平成17年に廃校になった旧本山小学校の校舎が見える。


(左)旧本山小学校の校舎と講堂(手前)。講堂は、『足尾銅山 ~日本の近代化・産業化と公害対策の起点』との名称で、一括有形文化財に登録されている。
(右)すぐそばにある間藤水力発電所跡。明治23年に建設。400馬力の電力が足尾銅山の動力に使われた。配管の一部が残っているだけだが、こちらも有形文化財に登録されている。


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