りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

大晦日、酒飲んでまったり。 皆様、良いお年を…。

2011-12-31 21:06:02 | 新潟ライフ

  大晦日は例年通り家でまったり…。

  NHK Eテレ2、年の瀬クラシック「クラシックハイライト」を観ながら、吟醸酒を楽しむ…と思っていたのだが、子供と妻が「大晦日はマルマルモリモリ!!爆笑そっくりものまね紅白歌合戦!!祭りだSP!!」(なんなんだコレ…)を観たいというので、しょうがないので録画して、ネットをブラウジングしながら、刺身を肴に酒を飲んでまったり。

 今年、日本は本当に大変な1年だった。来年も不安定な世界情勢、悪化する経済状況…と、どう考えても明るい展望は描けないのだが、酒、音楽、旅行、車、グルメ、サッカーetc…楽しめるうちが華。来年も予算の範囲内で人生楽しんでみたいと思う。

 皆さまも良いお年を…。


平井G大阪から移籍。 アルビレックス、なんとか戦えるムードに…。

2011-12-31 12:45:49 | サッカー

 例年通り、主力を引き抜かれるばかりで、さっぱり補強話がなかったアルビレックス新潟だが、年末ギリギリになって補強話が…。

 ガンバ大阪のFW、平井将生(24)の新潟移籍が1年間の期限付きながら決定的、年明けにも正式発表…とのこと。あと、U―22韓国代表のMFキム・ヨングン(21)の新加入が決定…。

 平井は今シーズン、ラフィーニャとイグノの外国人2トップのに阻まれ、リーグ21試合出場5得点…と低調な成績に終わってしまったが、一応「浪速のアンリ」と呼ばれた男。過度な期待は禁物…とは思うがやはり期待してしまう。平井自身、ガンバにはユース時代から9年間在籍…ということで今回の移籍については相当に悩んだらしいが、サッカー選手は出場してなんぼ…、ウチにとっても平井にとっても今回のレンタル移籍は正解だったのではないか。

 これでようやく来シーズン、なんとか戦えるムードになってきたアルビレックス新潟、なんとか上を向けるシーズンにしてもらいたいと思う次第である。


さすがプログレ大国ニッポン。イタリアン・プログレ・フェス春の陣 来日アーティスト発表!

2011-12-30 10:29:21 | ロック

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  先に発表された「イタリアン・プログレ・フェスティヴァルvol.2 春の陣2012 ロマンの誕生」開催に続き、出演アーティストの詳細がクラブチッタHP上で発表された。

http://clubcitta.co.jp/001/italianprogfes/

 全出演アーティスト初来日…ということで、「一体誰呼んでくるんだよ…。残っているバンドってなにがあったっけ?」と思っていたのだが、イ・プー、ニュー・トロルスーUT、レ・オルメ、フォルムラ・トレ、ロカンダ・デッレ・ファーテ…とは。さすが、クラブチッタ&ストレンジ・デイズ…というラインナップ。見ているうちにメラメラと行きたくなってきたのだが、「せっかくだから、3日間通しで行ってきます。」とか行ったら流石にカミサンにぶっ殺されるんだろうなぁ…。

  しかし、こんなアーティストを呼んできて、一応、商売になるところは「さすがプログレ大国 ニッポン」ということろ。嬉しくも悩ましい年末になりそうだ。


不当評価と言えばこの1枚。ELP「ラヴ・ビーチ」は名盤です。

2011-12-30 09:43:10 | ロック

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  前項で、エアロスミスの「美獣乱舞」について書いたのだが、この頃、70年代末から80年代初めにかけては、70年代を謳歌したロックの大物アーティスト達がパンクの荒波に揉まれ、オールド・ウェイヴと蔑まされながら試行錯誤していた時代である。あるバンドは過去のスタイルから決別、裏切り者と罵られながらポップに変身(ジェネシスetc)したり、新しい血(メンバー)を入れて、大きな成功を収めたり(イエスetc)バンドの明暗が分かれた時期でもある。
 そんな中、「プログレッシヴ・ロック史上最悪」と呼ばれるアルバムをリリースして大コケ、ひっそりと終焉した一つのバンドがあった。エマーソン・レイク&パーマー、アルバムは「ラヴ・ビーチ」である。しかし、私は声を大にして言いたいのである。「ラヴ・ビーチは名盤だと…。」

 「ラヴ・ビーチは名盤…」、今まで私はそう言い続けてきた。(その都度、プログレッシヴ・ロック・ファンから軽蔑のまなざしを向けられてきたけれど…。)別に受けを狙って言ってきたのではない、本心から良いアルバムだと思っているのだ。

  なんと言っても旧B面全てを使った「将校と紳士の回顧録」の素晴らしさ。プロローグ、キースのスタインウェイ・ピアノをバックにグレッグのテナーヴォイスが入る瞬間の美しさ…。ドラムが入って一気に盛り上がり、ショパンのエチュードなどを挟みながら曲は急展開、最後まで一気に聴かせる構成の妙…。素晴らしいピート・シンフィールドの詞…。冗談ではなく、この組曲、ELPの中でも屈指の名曲なのではないだろうか?(個人的には「悪の教典第3印象」、「海賊」と並んで、ELPの3大傑作と思っている程。)
 この「ラヴ・ビーチ」、「B面はともかく、ポップ路線のA面がね…。」と言われることも多いのだが、A面もメロディアスな良い曲揃いだし、グレッグのソロだと思って聴けば、腹も立たないのではないだろうか?それにラストに入っているELPお得意のインストナンバー「キャナリオ」は良い出来である。

 …と、先入観なく、1回じっくりと聴いていただければ、名盤ということに同意してくれる方は多いのではないだろうか…と思う「ラブ・ビーチ」、本当に不憫なアルバムなのである。

 まぁ、ここまで不当な評価をされてきた理由としては「3人がノー天気に笑っているお馬鹿なジャケット」、「従来のELPのイメージを裏切るあまりにも軽いノリ」という2点が大きいと思うが、そんなことで、このような名盤を聴かないのは本当にもったいない。
 エアロスミスの「美獣乱舞」同様、「騙されたつもりで」、純粋に先入観なしに聴いていただきたいと思う次第である。


ロックも深いわ…。騙されたつもりで聴いてみよう。エアロスミス「美獣乱舞」

2011-12-29 16:34:16 | ロック

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 小・中学校時代の旧友とひょうんなことから再会。奴は筋金入りのハード・ロック・ファン。今でもエレクトリック・ギターを引き続ける男。と言うことで、自然と先日行ったエアロスミスat札幌ドームの話になったのだが、「俺、ジョー・ペリーが脱退した後のアルバムが好きなんだよね…。」とボソリ。

  「えーっ、ナイト・イン・ザ・ラッツならともかく、美獣乱舞(だったっけ?)とは…。いくら何でもそれはないでしょ…。」と思ったものの、実際のところ、「ジョー脱退、エアロもうダメ…。」という先入観で判断してしまい、ラジオで数曲聴いたのみで、まともにアルバムを聴き通したことがない…というのが正直なところ。
 「騙されたつもりで…。」と、タワーレコードで本アルバムを購入、早速、聴いてみる。(セール中で1300円で売っているしね。)

  オープニングの「ジェイルベイト」はパワフルなナンバー、ハードなリフが「おーっ、元気良いじゃん」という感じで新鮮。ジミー・クレスポとリック・ダフェイ(もう誰も覚えてないよね…。)と言う2人、ジョー&ブラッドに比較すると貫禄不足(当たり前だが)は否めないものの、水準以上の演奏、がんばり振り…という感じ。スティーブンはジョーがいない分、大活躍で(ちょっと痛々しいけど)鬼気迫るシャウトを聴かせてくれている。楽曲的には新しいサウンドを模索している感は否めないものの、前に進んでいこうという気合いが感じられるところが嬉しい。ジャズのスタンダード「Cry Me a River」などは見事な出来で、ここあたりは「腐ってもエアロ!」という感じ。

  と言う訳で、最高傑作「ロックス」を超えているか?と言われれば、それはノーだが、「あれはダメ…」と一言で片付けられるアルバムではないのだ。旧友のボソリ一言は嘘ではなかった…という感じ。

 しかし、実際のところ、本作はセールス的には大失敗…駄作の烙印を押されしまっている訳で、これはどう考えても「ジョー脱退、エアロもうダメ…。」という先入観あってのものと言うしかない。(ジャケットもぼけていて三流バンドみたいだし…。なんかエアロのジャケットってぼけた写真が多いんだよなぁ…。)

  まぁ、テクニックだけでなく強烈キャラでスティーヴンとともにエアロの2枚看板を張っていたジョー・ペリーの後任…、ジョン・アンダーソンの後のトレバー・ホーン、カラヤン亡き後のアバド…のように、強烈キャラの後任はどうしても地味に見えてしまい、損な役回り、ジミー・クレスポもさぞや大変だっただろう。(トレバー・ホーンのようにゴミを投げつけられなかっただけマシか…。)

 ネットでいろいろ見てみると、この「美獣乱舞」(しかし、なんなんだこの邦題)、エアロ通には再評価されているようで、良い耳を持った人っているんだな…と思った次第。
 リリース当時「駄作、失敗作」と言われ、実際、再評価されたアルバムはイエスの「ドラマ」で経験済み。これから、70年代~80年代に掛けて発表された「評価イマイチ」の作品を改めて聴いてみよう…と思ったエアロスミス「美獣乱舞」(Rock in a Hard Place)であった。