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りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

圧巻!鳳稀かなめラインハルト。宝塚版 銀河英雄伝説 再演希望。

2012-11-03 15:37:50 | 演劇

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 東京遠征2日目は1時半から上演された鳳稀かなめ主演 宝塚版「銀河英雄伝説」を鑑賞。

 メトロポリタン美術館の8割、原田真二コンサートの9割を凌ぐ9割5分という凄まじい女性比率の中会場入り。私にとって初宝塚…ということでちょっと緊張気味。 

 席は2階中程のA席…ということで、期待していなかったのだが、さすが専用劇場だけあって、見やすくなっているのには感心。

 1500万部を超えるベストセラーSF小説で、イケメンがゾロゾロ出てくる「銀河英雄伝説」、正直、もっと早く宝塚で取り上げられていても良かったような気がするが、やはり超長編で内容的にも難しい…ということで、ここまで舞台化されてこなかったのだろう。

 しかし、満を持して宝塚歌劇団宙組新トップスター・凰稀かなめのお披露目公演に持ってきたのは大正解。 

 上の写真はプログラムからのアップだが、「おぉ、なんと美しい。アニメ、漫画、舞台…、全ての中で最もラインハルトらしい、否、ラインハルト以上にラインハルトしている…。」と言う感じの凰稀かなめ版ラインハルト、彼女の凄まじい存在感に圧倒させられた。

 はっきり言って、初宝塚なので、他作品に比べて完成度がどうしたとか、演出がどうだったとか言うシビアな評価はプロのズカファンの皆さんにお任せしたいが、銀河伝ファンとしては本編2巻までを上手くまとめてあって十分満足のいく出来だったと思う。原作からはかなり離れている部分もあったが、これはプログラムにも記載されているとおり、意識的に行っているので、銀河伝ファンとしては「あの部分が違う。」、「この場面削るとかないでしょ。」とか目くじらを立てないで、大人の態度で素直に楽しむのが正解だろう。

 ダークな魅力を上手く演じてくれたオーベルシュタイン役の悠未ひろさん、誠実なキルヒアイス役を好演してくれた朝夏まなとさん始め、皆さん素晴らしい演技、演出だったが、個人的にははっきり言って全てが鳳稀かなめラインハルトを引き立てる為…と言った印象。

 とにかく天性のスター(ヒロイン)、凰稀かなめのラインハルトに尽きる…と言う本作、ロングセラーになることを祈っている。

※ 記念に購入したプログラムは充実した内容で1000円というプライス、ファンを大切にしているな…と宝塚の姿勢に感心。ここあたり、適当なプログラムでぼったくる音楽系プログラムに見習って欲しい…と思う次第である。


「宝塚版 銀河英雄伝説」参戦決定!しかし、ジャンルによって席の料金って違うんだなぁ…。

2012-10-23 23:39:53 | 演劇

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  宝塚公演に引き続き、10月19日から約1か月間の公演が始まったヅカ版銀河英雄伝説 東京公演。 銀英伝ファンの私、「これは観たい!」と思って以前HPを覗いてみたら土日公演は完全にソールドアウト、平日公演もほとんど完売状態…と言うことで、あきらめていたのだが、平日に休みをとれる見込みになり、再チャレンジ。

 なんとか、午前の部に空きが見つかり、ちけっとぴあでチケット購入、参戦決定。

 …で、この宝塚の席割りなのだが、SS席はステージ正面の前から数列のごく一部、1割ぐらいしかなく、6割以上がS席、その他、2階席後方がA席、B席という構成。

 既にSS席はソールドアウトで、S席でも残っているのは2階席後方のみ…ということで、結局、A席5000円にした次第。

  しかし、ロックコンサートはほぼ全席均一料金、クラシックコンサートなどは最上席のS席が半分程度…と、ジャンルによって、チケット構成って違うものなんだなぁ…と勉強になったと言う感じ。

  まぁ、2階後方のA席…と言うことで、双眼鏡片手に雰囲気を楽しむだけ…という気がするが、人生初宝塚を楽しみたい…と思う次第である。


完全出遅れ、参戦断念…。さすが宝塚!銀河英雄伝説 ほとんど完売…。

2012-09-26 21:36:54 | 演劇

Ginei

  10月19日から11月18日まで、約1か月間に渡って東京宝塚劇場で公演される銀河英雄伝説。

  夏休みに、日比谷公会堂に行く途中「永遠のロングセラー、初のミュージカル化! 銀河英雄伝説 9月9日前売り開始!」の告知ポスターを観て、「秋のクラシック・コンサートシーズン。それと組み合わせてダブルヘッダーで観てきたいな…。」と思って、あれこれ考えた末、東京交響楽団サントリー定期と合わせるか…とHPを除いてみると…土日はおろか、既に平日公演もほとんど完売状態。特にSS席は完全に全日ソールドアウト…という状況にビックリ。

 「さすが宝塚、考えが甘すぎました…。」ということでやむを得ず、参戦断念。どうも後日、DVDが発売されるようなので、これを買ってカミサンと観るか…と言う感じ。

 ポスターを観ると、(当然のことながら)同盟側はほぼ無視、帝国側メインで話は展開する様だが、この人気振り、宝塚のニュースタンダードとして再演されることを期待することにしたいと思う。


宝塚版 銀河英雄伝説 東京公演 予約近し! 恐いけど、これは観たいな…。

2012-08-27 21:15:56 | 演劇

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   今回、日比谷公会堂に行く途中に東京宝塚劇場を通ったら「永遠のロングセラー、初のミュージカル化! 銀河英雄伝説 9月9日前売り開始」の告知ポスターが目に飛び込んでくる。

 宝塚、通称ヅカ…。そのファンのほとんどが女性…、そして深遠な世界…ということで、当然、私は踏み入れたことがない…というか、1回も劇場に足を運んだことはないのだが、銀英伝ファンの私、「う~ん、ポスターも猛烈にキマッているし、これは観たいな…。」という気持ちがムクムク。

 まぁ、宝塚、前から「1回、観に行ってみたいな…。」とも思っていたので、この機会を狙ってみるかと言うところ。(本場、宝塚では既に公演スタート。S席はソールドアウトの好調振りのようなので、早めの手当が必要かも知れない。)

 公演時期は秋のクラシック・コンサートシーズン。せっかくなので、それと組み合わせてダブルヘッダーで楽しみたいと考えている。


銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編 初日。河村隆一熱演!銀英伝ファンとして納得の出来。

2012-04-15 18:41:52 | 演劇

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 横浜みなとみらいホールから有楽町にある東京国際フォーラムへと移動、今回の本命「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編」を鑑賞。
 
  会場につくと、東京交響楽団のコンサートから平均年齢が30歳ほど若返えるとともに女性が8割以上…と予想通り別世界の客層。ただ、基本的なボリュームゾーンは30歳前後の女性…という感じだったが、自分より年齢の高そうな方も結構いたし、中には親子で来ている感じのペアもいたし、「さすが銀英伝、幅広い人気。」と嬉しくなった次第。
 お手洗いに並んでいる男性陣を見ると年齢層はともかく「ここはクラシック・コンサート会場ですか?」という(自分を含め)かなりオタッキー度の高いルックスの方が多く、なんとなく「ほっ…。」とした次第。

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 私が観たのは初日、2回目の上演ということもあって、ホールにはお祝いの華が飾られていた。ソールドアウトにはならなかった様だが、ほとんど満員に近い状態で、銀河英雄伝説(以下、銀英伝)の人気の高さを改めて感じた次第。

 …で、インプレッションなのだが、演劇系については、年1回行くか行かないかの全くの素人の私、的確な評はできないので、以下、完全に銀英伝ファンの視点から語らせていただくことにしたい。

 銀英伝ファンとして、同盟編の注目点は、なんと言ってもキャスティング、特にヤンを誰が演じるか?ということ。主人公のラインハルトを始め、美形キャラだらけの帝国側もそれなりにキャスティングは難しいのだろうが、一癖も二癖もあるキャラクターの揃った同盟側のキャスティングは帝国側よりも数段難易度が高かったと思う。とりわけ、矛盾だらけの深みのあるキャラクターであり主人公のヤン・ウェンリー役は最高難易度…、このキャスティングで同盟編の出来の90%は決まってしまう…と言っても過言ではなかったと思う。

 そのヤン役に選ばれたのはロック・バンド LunaSeaのヴォーカリストでもある(ナルシスト?)河村隆一氏。「え~っ、あの、河村隆一?」と多くの人が驚いたと思うが、実際に観てみると、これが当たり役とまでは言わないが、少なくても適役と言う感じで、ヤンファンの私も納得、違和感なく銀英伝の世界に入っていくことができた。
 まぁ、(アニメ版や私のイメージの)ヤンに比べ、「ちょっとカッコ良すぎだろ…。」と言う気はしたが、実際にヤンのファンでもある河村さん、アニメ版ヤンへのリスペクトが十二分に感じられる演じ方で、多くのファンは「ほっ。」としたというか、好意的に受け入れられたのではないだろうか。
 異論はあるだろうが、ヤンの他も基本的に上手いキャスティングで、キャスティング面で「一体どうなるの…。」という心配は杞憂だったようだ。

 スクリーンを上手く使った場面転換、ロックコンサートばりのPAを駆使した音響効果…あたりは純粋な演劇ファンからは反発を買うのかもしれない…と思ったが、ロック・コンサートに慣れた私的には「OK、OK。」という感じで「なかなか考えられているなぁ…。」と素直に感心させられた。(まぁ、実際、純粋な演劇ファンは行かないとは思うけど…。)

 第一部の銀河帝国編はキルヒアスの死(原作で言うと第二巻)まで、一気に描いたみたいだが、自由惑星同盟編は帝国領侵攻の前までと、進行がかなり遅かったようだ。ここあたりは、なかなか区切りが難しいところなので、致し方ないところだろう。

 ディテールを言えば、途中挿入されるラップ・ダンスの演出は「なんか意味あるの?」とか、「同盟軍の軍服、ブーツはないだろ。」とか、いろいろいちゃもんをつけようと思えばつけられるが、トータル的には河村隆一さんの健闘が光った今回の自由惑星同盟編、マニアも、ミーハーファンも、満足できる作品になっていたのではないだろうか。銀英伝のファンはクラシック・ファンと同じくらいうるさ型が多いので、全員が満足する作品を作るのは絶対に無理だと思うが、少なくとも「なに、これ!」と怒る人はほとんどいなかったのではないいだろうか。個人的にも一銀英伝ファンとして十分満足のいくステージで、上京して観た価値はあった…と思う。

 これから同盟編のサイドストーリーとしてオリビエ・ポプランを主役とした「撃墜王」の上演も予定されているようだ。地方に住んでいる身、サイド・ストーリーまで追うことは難しいが、これから上演されていく本編については上京して観させてもらおうかな…と思った銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編であった。

 ↓ プログラムはミーハー路線に走らず、渋めでGood。ここあたりはバランス感覚の良さを感じた。記念に購入。(2000円也。買って損はないという感じ。)

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(分からない人には全く分からない文章だったと思います。スイマセン(^0^))