りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

書家泉田佑子が綴る越後の心 今日開幕! 外に打って出る。そして、素人を引き込むところが凄いんだよなぁ。

2014-11-15 05:51:25 | 展覧会

 加茂出身・在住の書家泉田佑子さんの個展が東京日本橋はブリッジ新潟にて今日から開催!とのニュースを聞く。

 書などには全く素養がないド素人の私だが、彼女の書には強く惹かれる。

 彼女の作品は3年程前、村祐酒造さんの日本酒「嵩村桂」のラベルで始めた知ったのだが(今回のチラシも吉乃川酒造さんの杜氏の晩酌のラベルが使われている。)、作品のパワーは勿論だが、ギャラリーの中に留まらず、商品パッケージ、地場産業とのコラボ、ポスターなど、外に強く打って出る姿勢というか、良い意味でビジネス、商品として成立していることが彼女の大きな魅力。

 書道を含め芸術というと、なにかギャラリーの中の世界、分かる人に分かれば良いんだ…的な雰囲気がなきにしもあらずで、それを全面否定する気はないのだが、彼女の作品は私のような素養のない者を引き込む力があると思うし、素人を「なんか難しいことは分からないけど、これは凄いな…。」と思わせるパワーを持っているのが本当の芸術なんじゃないかな…と言う気がするのだ。(ここあたり、私が好きな画家、ロジャー・ディーンやヒブシノスと通ずることがあるかもしれない。私は基本メジャー志向なのだ。)

 今回の個展は今日15日から20日までの6日間。イエスのコンサートで23日に上京する私は観ることができないが(惜しい!)是非、多くの方に彼女の作品の魅力に触れて欲しいと願う次第である。

 泉田祐子さんが主宰する「墨遊 はちまき屋」のHPは→http://www.hachimakiya.jp/

 興味の持たれた方は是非来訪を。


見応えあり。東京都美術館 ターナー展

2013-11-20 21:53:05 | 展覧会

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 今回のコンセルトヘボウのコンサート、会場が上野の東京文化会館ということで新幹線日帰りも可能だったのだが、やはり自分へのご褒美…ということで一泊してのんびり。2日目は同じ上野は東京都美術館で開催されているターナー展をひとり鑑賞。

 英国最高の巨匠と称されるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー。私も結構好きで、一応、新婚旅行でロンドンに行った際、ナショナル・ギャラリーで見ているのだが、時間の制約からターナーコレクションで有名なロンドン・テート美術館までは行けなかった。今回の回顧展はそのテート美術館から油彩画の名品30点を始め、水彩画・スケッチブックなど計約110点を借り受けて行われた大がかりなもの。

 ターナーと言えばグシャグシャグシャ…という感じの、光や大気をカンヴァスに描き出した作品が有名な訳だが、その晩年の作風に行き着くまでにはやはりいろいろ変遷があった…ということを年代順に並べた本回顧展で改めて感じた次第。 

 晩年の作品だけでは分からないが、初期から中期の作品を見ると、私が一番好きな幻想画家、ロジャー・ディーンもやはりターナーの影響を受けているんだな…(当たり前と言えば当たり前だけど。)と感じた次第。 

 なかなか美術展を見るだけに上京するという気分にはならないが、コンサートと併せて美術館巡りも悪くないな…と思ったターナー展であった。


凄いよ日本…。一見の価値あり!新潟万代島美術館 京都清水寺展。

2013-09-23 07:36:09 | 展覧会

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 伊勢丹の秋の大北海道展の後、ランチして朱鷺メッセ5階の新潟県立万代島美術館で開催されている「京都 清水寺展」へ家族と母親で向う。(本当はだいしホールで開催された神と美神コンサートに一人で行きたかったのだが…。自重、自重。) 

 京都は好きで、毎年の様にコンサートなどと絡め、出向いて紅葉を楽しんでいる私だが、仏像系はそれほど興味がなかった…というのが正直なところ。

 しかし、会場に入るなり三面千手観世音菩薩坐像など、生の迫力に圧倒されるとともに、何でいままで京都にあれだけ行っておきながら、本格的に仏像を見てこなかったのか…と激しく後悔。

 巧みなライティングもあるとは思うのだが、時空を超えた本物の迫力…1000年近く前にこのようなものを造り、それが今も残っている…ということで、別に私は国粋主義者ではないのだが、凄いよ日本…と言う感じ。何時もは展覧会では飽たモードを発散させるウチの子供も熱心に観ていた…ということで、やっぱり本物は違うわ…と思った次第である。 

 普段は目にすることのできない重要文化財も出陳されている京都 清水寺展、一見の価値あり!ということでお薦めしておきたい。

 万代島美術館HP→ http://banbi.pref.niigata.lg.jp/exhibition/open/


知足美術館 広重五捨三次展 浮世絵があって良かった。 広重がいて良かった。 

2013-08-29 05:47:18 | 展覧会

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 平日オフ…、ということで、県庁近くにひっそりたたずむ知る人ぞ知る存在(?)知足美術館、その知足美術館が所蔵する歌川広重五捨三次展に足を運ぶ。(館内は私一人…。)

 浮世絵といえば、その革新性、大胆さに驚嘆…という感じで、個人的には圧倒的に北斎派(なんとなくイメージ的にはマイルス・デイビス)の私だが、改めて広重の五捨三次を見てみると、分かりやすさの中にも革新性が隠されてあって、広重もやっぱり凄いな…という感じ。

 江戸時代をどう評価するか…については、まだスタンスが定まってはいない私だが、浮世絵については、やはり世界に誇るべきものがあるな…と改めて思った「知足美術館 広重五捨三次展」であった。


新潟県立万代島美術館 巨匠たちの英国水彩画展 やっぱり狙い目は平日の夕方だね。 

2013-02-15 23:44:56 | 展覧会

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   仕事をちょこっと休ませていただいて、夕方、朱鷺メッセ5階にある新潟県立万代島美術館で開かれている「巨匠たちの英国水彩画展」に一人足を運ぶ。

 本展覧会はマンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵が所蔵する300点以上の水彩画コレクションから、約160点を持ってきたもの。知名度的にはJ.M.Wターナーがダントツ、それに詩人画家のウィリアム・ブレイクが続き、この2人が目玉…と言う感じなのだろうが、英国の田園風景を描いたその他の作品も素晴らしく、英国水彩画の世界を堪能させていただきました…と言ったところ。

 平日の夕方、閉館時間前の1時間…ということで、本当に人がまばらで、訪れていた人はトータル10人アンダー。興行的にはちょっとこれではマズイのだろうが、うるさいおばさん2人組もいないし、本当にゆっくり鑑賞できたのはラッキー。こう言うところは地方美術館の特権かな(東京では平日といえどもこうは行かない)と言う感じ。

 本展覧会は3月10日まで。英国に興味のある方は足を運んでも損はない…とプッシュしたと思う次第である。