りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

子育て中のコンサート・ライフ 明日のためのその一。 家族サービスに努める。

2013-04-30 06:53:51 | 新潟ライフ

   連休最終日、りゅーとぴあの能楽堂で行われたトパゾス弦楽四重奏団さんのコンサートに是非行きたかったのだが「また一人でコンサート行くの?」と言う家族の視線に耐えきれず、家族サービスに努める。
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  まずは定番、伊勢丹初夏の大北海道展に開店と同時に突入。買い物をした後、ランチ、そしてホームセンターへ移動して、花と鉢を買い込み、新新バイパスを通って帰宅。 帰宅後は妻の指示に従って、庭の草取りにいそしむ。
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  コンサート通い…というのは、お金と時間がかかる、それなりに大変な趣味であって、特に子育て中の身にとっては時間を作るのは結構大変なことなのだ。その時間を確保するため、時には割り切って家族サービスしておくことも必要…って感じ。
 
  理想を言えば、家族皆で東京交響楽団定期などに行って、コンサートの後、レストランで食事、演奏の感想などを語り合う…というのがベストな訳だが、別にウチのカミサンは特に音楽好きという訳でもないし…と、ここあたり、理想と現実、割り切らねばならないよなぁ…と言ったところ。
 
  とりあえず、子育て中のコンサート・ライフ、明日のためのその一、耐え難きを耐え、次のコンサートの為に家族サービスに努めた…という感じの一日だった。


ラ・フォル・ジュルネ新潟2013雑感。子育て世代にコンサートの楽しみを…。

2013-04-29 21:11:47 | コンサート

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 GW前半最終日、ラ・フォル・ジュルネ新潟2013の余韻に浸る。

 ラ・フォル・ジュルネ…と言うと、いつも話題になるのが、小さい子供さんの入場の是非。

 正直、ガサゴソうるさい高齢者よりもよっぽどお行儀の良いお子さんもおられるので、杓子定規にあんまり厳しいことを言いたくはないのだが、実際、幼児の声が響いていたコンサートもあったし、お母さん、お父さんが子供を抱えて途中退席…というシーンも結構お見受けした。(やはり、そういったコンサートは大ホールが多かった。しかし、小さいお子さんを連れてコンサート…というのは凄い度胸だと思う。小心者の私には絶対無理…。)

 
 ラ・フォル・ジュルネでは3歳児以上入場可というコンサートが主流な訳だし、小学生以下は500円引き…と、主催者側も小さいお子さんの入場を奨励している様なのだが、本音を言わせていただければ、いかに聴きやすいモーツァルトとは言え、小さい子供に45分間静かに聴いていなさい…というのはやはり無理があると思うのだ。

 ぶっちゃけ言わせてもらうが、こちらの方も迷惑だし、連れてきている親御さんも、積極的に子供を連れてきている訳ではないのではないだろうか。

 やはり、ここは、思い切って小学生以下は入場不可、そのかわり、託児室を拡充、チケットを購入したコンサートの間はお子さんを無料で預りますので、お父さん、お母さん、コンサートを十二分に楽しんで来てください…と割り切った方が良いのではないだろうか…と愚考する次第。

 普段のクラシック・コンサートでは見るのは高齢者ばかり…という一因は、子供がいるので、子育て世代の30、40代が、なかなかコンサートホールに足を運べない…という現実もあるかと思う。東京では対応が難しいと思うが、地方都市の新潟あたりなら、ちょっと力を入れれば、対応できる問題のハズ。

 普段のコンサートはともかく、ラ・フォル・ジュルネについては、無料託児所を開設するなど、主催者側には一考願いたい…と思った次第である。


凄っげ…、圧倒的凝縮感。小黒亜紀ピアノリサイタル 

2013-04-29 06:14:33 | コンサート

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 ラ・フォル・ジュルネを聴いて、古町のレストランで食事とワインを楽しんだ後、家族と別れ、今日の本命、だいしホールで開かれた小黒亜紀ピアノリサイタルへと足を運ぶ。

 小黒亜紀さんは新潟市出身、新潟中央高校音楽科を卒業された後、東京音楽大学に進学、新潟県音楽コンクールで大賞を受賞…などの経歴をお持ちで、新潟ピアノ界の若きエースとの呼び声高いお方。

 私は恥ずかしながら、先月行われたコンチェルトさんのインストアライブで初めてお聴きし、その超絶技巧に驚愕、これは本リサイタル絶対聴かねばならんな…と言う感じだったのだが、なんとか都合がつき(午前中、家族のご機嫌を取って、「じゃ、あとはよろしく…。」って感じ。)当日券購入で本リサイタルに臨んだ次第。

 ピアノ:小黒亜紀

 D.スカルラッティ ソナタ L.23、L336、L375
 L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ「へ短調」Op.57 第23番「熱情」
 J.S バッハ  シャコンヌ   (ブゾーニ編曲)

 F .ショパン 24の前奏曲  Op.28

 本リサイタル、ごらんのとおり超重量級プログラムで、「本当にこんなの全部やっちゃうの?最後までテンション続くかなぁ…。」と思ったのだが、そんなのは素人の杞憂、小黒さんは最後まで緊張感溢れる演奏をベーセンドルファーで聴かせてくれた。

 チラシのとおり小黒さん、ルックス的には笑顔が素敵なキュートで上品な方…という感じなのだが、演奏の方は本当にダイナミック。そのテクニックとともに、ルックスと演奏の乖離振りは「新潟のメジューエワ」と言った感じ。

 小黒さんの演奏を聴かれた方は、誰しもその凄まじいテクニックとダイナミックな演奏に圧倒されると思うのだが、個人的に「これは凄いな…。」と思ったのは、彼女独特のリズム感。飛び跳ねるようなリズム感はちょっと他では聴けないもので、ショパンの前奏曲、特に後半などは、その彼女の個性が遺憾なく発揮された演奏になっていたと思う。

 全体を通して、本リサイタルにかける気迫、時間を掛けて曲を仕上げてきたのは素人の耳でも分かったし、それが見事に結実したリサイタルだったのではないだろうか。

 個人的に、今日のベストだと思ったのはアンコールに演奏されたカプースチンの8つのコンサートエチュードの終曲(だったですよね)。これが「ちょっと、他の人には真似できないな…。」と言った感じのぶっ飛びの演奏で、呆然のうちに終演となった。(昨日の小曽根さんのカデンツァ並の衝撃)。 

 …と、ここまで読まれた方は「地元出身だからって、持ち上げすぎなんじゃないの?」と思われた方もいるかも知れないが、本当に凄いのだ小黒さん。機会を見つけて是非、彼女のピアノを聴いて欲しいと思う。

 まだお若い小黒さん、今後、さらにスケールの大きなピアノを聴かせてくれるのは間違いないところ。このような方の成長の過程を間近で見ることができる…というのはなんと素晴らしいことだろう。(私の場合、ちょっと出遅れてしまったのが残念だけど。) 

 ラ・フォル・ジュルネとバッティングしながら、8割位席が埋まっていたのは幸いだったが、これだけの演奏、もっと多くの方に聴いていただきたい…と願わずにはいられない。

  次のリサイタルが今から楽しみ。小黒さん、それに関係者の皆さま、ありがとうございました。


ラ・フォル・ジュルネ新潟2013 最終日。スロー・ライフ、ミュージック・ライフ。

2013-04-28 21:48:12 | コンサート

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 ラ・フォル・ジュルネ新潟2013、最終日は風がやや強かったものの晴天に恵まれ、家族とともにりゅーとぴあへと車を走らす。

 10時…と早めに着いたつもりだったが、陸上競技場でもイベントが開かれていたこともあって、既に周辺駐車場は満車状態、結局、古町の有料駐車場に車を止め、歩いてりゅーとぴあへ。 

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 昨日は寒さから閑古鳥状態だったフードブース モナミ広場だったが、今日は天候にも恵まれ盛況。アルコールを補給しながら、新潟大学管弦楽団弦楽四重奏団など、主に交流ステージを家族とともに楽しませていただいた。

 周辺でも緑化フェアやフリーマーケットなどが開かれていてブラブラ。日々の生活に追われ、バタバタしているうちに時が過ぎ去っていく毎日だが、スローライフ、ミュージックライフ…たまにはこう言う時間がないとね…という感じ。 

 演奏者は無論だが、本イベントに関わった全てのスタッフ、ボランティアの方々に感謝したい…と思う次第である。ありがとうございました。


ラ・フォル・ジュルネ新潟2013 2日目 マイ・ベストLFJコンサート やっぱり小曽根は凄かった…。

2013-04-27 23:48:40 | コンサート

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 ラ・フォル・ジュルネ新潟2013、今日から本格的にス タート。

 本格的な雨にはならなかったものの、肌寒いお天気…ということで、集客的に心配されたのだが、りゅーとぴあの中に入れば交流ステージ周辺を中心に人だかりが…ということでなにより。(残念ながら、野外のフードブース モナミピエロは閑古鳥だったけど。天気が回復する明日が勝負ですかね。)

 私は能楽堂で開かれたプラジャーク弦楽四重奏団から参戦、4つの有料公演を聴かせてもらったのだが、やはりベスト・コンサートということになると…

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 やっぱり主役はこの男だった…小曽根 真。楽曲は勿論、ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K271 ジュノム。

 アーティステック・ディレクター ルネ・マルタンも見守る中、オケから音を引き継ぎ、カデンツァに入ると、もう完全に小曽根 真の世界。クラシック?それともジャズ?、そんなカテゴライズは無意味。自由奔放、世界一スリリングなモーツァルトが展開される。あっけにとられ聴き入る聴衆。そして演奏が終わった瞬間、凄まじい歓声とブラヴォーにりゅーとぴあが揺れた。

 …と、思わずスポーツ新聞風になってしまったが、本当に自由奔放、凄まじい小曽根風カデンツァに度肝を抜かれたという感じ。こんなモーツァルト聴いたことない、しかし、最もモーツァルトらしい演奏…ということで、モーツァルト本人に聴かせたかった…という感じ。

 「カデンツァ、ちょっとやり過ぎましたかね?」(小曽根)

 「いや~、面白かったよ。良いんじゃない、キャハハハ…。」(モーツァルト)

 とか言ってくれるんじゃないかな…などと一人妄想してしまった。

 凄まじい歓声に応え、特例的にアンコールとしてモーツァルトからインスピレーションを受けた…というインプロビゼーション風オリジナル「My Witch is Blue」が演奏されて幕。(これが、また、いかにも小曽根さんらしいナンバーで、笑ってしまった。)

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 一応、衝撃のデビュー・アルバム「OZONE」以来、30年近くファンの私、いかにも小曽根さんらしいフレーズの炸裂振りに「く~っ、たまらん!」の30連発。ラ・フォル・ジュルネ新潟史上に残るコンサートだったんじゃないかな…と言う感じで大満足だった。

 明日は行けるかどうか微妙な情勢だが、行かれる方には思う存分モーツァルトを、音楽を楽しんでもらいたい…と思う次第である。(夜にはプロジェクトマッピングも実施中↓)Dsc00028_2