3週間に渡って行われた自転車ロードレース ジロ・デ・イタリア2015が終了。結果は優勝候補 王者アルベルト・コンタドールが肩の脱臼というアクシデントをもろともせず総合優勝に輝く。
戦前はチーム スカイのリッチー・ポート、オメガファーマ・クイック・ステップのリゴベルト・ウランが対抗馬として挙げられたのだが、どちらも中盤で自滅、所詮、コンタドールの敵ではなかったな…と言ったところ。
ポートもウランも勿論実力者だが、これまでグランツールをエースとして走ったことはなく、やはり場数の違い、「最初からエースとして期待されて走るのはやっぱりアシストとは違うんだな…。」と改めて思った次第。
他のスポーツでも言えることなのだろうが、本当に強い選手は逆境にも屈しない…というか、不利な状況になっても、あくまでも冷静に戦局を捉えることが出来るのだろう。今回のコンタドールの走りは、まさにそんな感じ、王者の走りと言うに相応しかったのではないだろうか。
「今年はジロとツールのダブル・ツールを狙う!!」と公言してきたコンタドール、「パンターニ以来17年間誰も成し遂げていないダフル・ツール達成なるか、本当にツールが楽しみ。早く7月がこないかな…。」と言ったところである。