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りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

NHK「戦後70年ニッポンの肖像 豊かさを求めて」 正直、バブルって嫌な時代だったなぁ…。

2015-06-01 23:30:30 | テレビ番組

 この土日、2回に渡って放映された「NHK 戦後70年 ニッポンの肖像 豊かさを求めて」を視聴。

 奇跡ともいえる高度成長を遂げた日本経済を取り扱った土曜日の1回目は「日本経済史の授業で習ったな…。」という感じだったのだが(金森久雄さんとか両角良彦さんとか、まだご健在なんだ…とちょっとびっくり。)、第2回の「バブルとその崩壊」「“失われた20年”という停滞」は、大学から社会人になっての時期に重なっており、生活実感としてリアルに感じられた。
 
 私はバブル経済まっただ中に大学生活を送り、社会人になった年代。

 就職は結構楽だったし、今の若者から見れば「恵まれた時代に当たってラッキーでしたね。羨ましい…。」という感じなのかも知れないが、根が暗いこともあり(だいたい、あの時代でもプログレッシヴ・ロックなどを聴いていたのだ。)、「スキーに私を連れてって」に代表されるホイチョイプロダクション的な広告代理店主導の「ポップな消費」に素直に乗ることができず、なんかいつもイライラしていたと言うか「バブル時代ってさっぱり面白くなかったな…。」という印象しか残っていない。(個人的には今の時代の雰囲気の方が自分にフィットしてるって感じ。)

 まぁ、私の事はさて置いて、バブルの頃の土地価格の上昇は凄まじく、まじめの崩壊というか、「資産を持っている奴にはかなわない。」、「勉強なんかしても、たかが知れている。」という精神的退廃、厭戦気分がその後の“失われた20年”に少なからず影響を与えたんじゃないかな…という気がする。

 番組では当時日本経済を牽引した財界首脳、政策担当者、経済学者が出てきていろいろ語っていたが、不況を脱しようと喧々諤々していた裏で、少子高齢化がなんの手立ても打たれないまま進行していた事実にベスト&ブライテストをもってしても、長期的な問題に手を打つ…というのは難しいんだな…と感じた次第。

 バブル崩壊、その後20年に渡る経済的停滞からどのような教訓を得ることができるのか…正直、自分には良く分からないが、若い人が希望が持てない社会には未来はないんじゃないかなぁ…などとぼんやり思った次第。とりあえず、現政権には高齢者福祉予算はもう良いから、若い人がリスクをとれる政策を推進して欲しい…とお願いしたい。


「年金減額時代の生き方」Ⅲ 年金問題の本質。誰が得をし、誰が損をしているのか?

2015-03-10 20:30:24 | テレビ番組

 高齢化社会の話になると、やはり避けてとおれないのが、年金の世代間格差の問題で、厚生労働省の広報マンガが酷いと話題になったのも記憶に新しい。

  話題になったマンガ→ http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/introduction/index.html

 この手の話になると、「年金制度は相互扶助、世代間格差を煽るな!」という人もいるのだが、現状は世代間のバランスが崩壊していることに加え、基礎年金部分で生じる欠損を厚生年金の保険料で穴埋めされる仕組みになっており、若いサラリーマンなんかまさに強制搾取、「やってられんわな…。」と思っても致し方ないだろう。

 ただ、前からぼんやり思っていたのだが、この年金問題、本当に若い人が損をしているのか?というと、ちょっとそうとは言い切れない気がしている。

 というのは、若い世代は現在年金を受給している高齢者の子供であって、支給されている年金は全部使いきられる訳ではないことから、遺産として相続される可能性が高い。そのため、親が高額の年金を貰っている場合、その子供は最終的には損どころか、かなり得になるのではないだろうか?という気がするのだ。(私の場合、親が零細商店の商売人で国民年金のみの受給、結局、借金を残して死んでしまった様な感じだったので、そう思うのかも知れないが…。)

 現在、高齢者のケアについては、施設から家族へ…という方向で動いている訳だが、そうなると、経済的に貧困な親のもとに生まれ、育てられた子供は、今度はリターンなく親の面倒も見なければならないわけで、本当に浮かばれない、まさに負の連鎖という気がするのである。(私はそこまでではなかったけど…。)

 年金というのは、本来、長生きしたときの保険であるはずなのだが、今は格差を拡大する装置になっているような気がする。個人的には、高額受給の抑制、リバースモケージの活用などを行い、本来の目的にそった制度にしてもらいたい…と思う次第である。


「年金減額時代の生き方」Ⅱ やっぱり、今を楽しまなきゃなぁ…。現役世代が幸せでない国 日本を思う。

2015-03-09 21:44:56 | テレビ番組

 前項で「夢のリタイア生活。考えただけでも楽しいんだけどなぁ…。」とか書いてしまったが、個人的には人生いつ死ぬか分からないし林修先生ではないが、「いつ楽しむの?」「今でしょ!!」という感じが自分にはある。(ただし、既に50近くまで生きているので、 平均余命は30.21年、この1年間で亡くなる確率は0.38%と、確率的にはかなり低いのだけど。)

 まぁ、今すぐ死ぬ可能性は少ないにしても、凡人の私、パワーや好奇心は常識的に考えて年々落ちていく訳で、パワーが残っているうちに楽しみたい、否、楽しんでおかねば…という気がする。

 それに自分のパワーの問題だけではなく、今でしか楽しめないものと言うものがある訳で、そこらへん、自分なりにプライオリティをつけて楽しんでおかないと後悔するんじゃないかな…という気がする今日この頃。

 と言うことで、以前も1回書いたこともあるのだが、今、自分が最優先すべきはこれからミュージシャンがどんどん引退、活動中止になっていくロック・コンサートに行っておくこと。昨年はボストンとイエスのコンサートに行ったが、今年は5年振りの来日を果たすマグマにターゲット。あと、今、もの凄い勢いで進化中の地元新潟のクラシック演奏家の皆さんの活躍をやはり耳に焼け付けておきたい…ということで、週末コンサート通いが中心となる生活が続きそう。

 だいたい世論調査をすると、日本では男性の40歳代、50歳代の生活満足度が一番低い…という結果になってしまう様だ。子供の教育費に住宅ローン、それを返すために長時間労働を強いられ、お小遣いも圧縮され…ということなのかもしれないが、「それでは人生何のために生きているのかわからんだろ?」と思ってしまう。(まぁ、生きている意味なんてないんだろうけど…。)

 人生なんてどうあがいても結局後悔するのだろうが、(満足の中で亡くなる人って一体どの位いるのだろう?)「やっぱり楽しむべき時に楽しんでおきたいわな…。」というスタンスで生きていきたいと思っている。


「年金減額時代の生き方」 夢のリタイア生活。考えただけでも楽しいんだけどなぁ…。

2015-03-08 22:49:06 | テレビ番組

 日曜の朝、テレビをつけるとフジテレビ系の報道2001年で「年金減額時代の生き方」というテーマで討論が行われていて、寝ぼけた頭でボーッと観る。

 世界に先駆け、超高齢化社会に突入している我が日本、老後破産、孤独死、年金破綻など、暗いトーンで語られていることが多い訳だが、平均寿命は延びたことは基本的に喜ばしいことであって(今でこそ、世界1、2位を争う長寿社会の我が日本だが、昭和30年代までは欧米に比べて平均寿命はかなり短かった。)、問題はその延びた寿命分、リタイア期をいかに充実した時間として過ごすことが出来るか否か?という事なのではないだろうか。
 
 …ということで、もうすぐ50歳になる自分、リタイア生活を考えることもあるのだが、これが本当に楽しいのだ。
 
 元来怠惰で、仕事嫌い…ということもあるのだが、現在のバタバタした生活、朝6時半に起床、子供のご飯を作って、送り出し、慌ただしく出勤。胃が痛くなるような仕事(ストレス耐久性のない私)を終えて帰宅、また夕食を作って洗濯して、明日の用意を済ますと、もう9時過ぎ…自由時間は1時間半程度、「あぁ、また一日が終わってしまった。」というような生活から脱出できるだけでも嬉しい。(大体、朝、決まった時間に起きて仕事に行くなんて言うのは、人間の本性に反したライフスタイルなのではないだろうか?)

 リタイア後の魅力はなんと言っても膨大な自由時間。

 趣味の中には、お金はかからないが、膨大な時間を必要とする…と言うものがあって、年金の減額が確実視されるこれからの時代、こう言ったタイプの趣味を持つことが重要なのんだろうな…と言う気がする。

 自分的には小・中学の時熱中したプラモデルのジオラマ作りを是非また始めたい。(老眼で細かいパーツをなくさないか心配だが…。)

 今、自分の趣味と言えば、コンサートとサッカー観戦のウエイトが大きい訳だが、こちらの方も残業だ、子供の世話だ…と思いどおりに行けないのが現実。こちらの方も是非充実させたい。(概ねコンサートの方は年間100回、サッカーの方はシーパスでスワン、それに年数回、観光を兼ねてアウエー遠征…というのが基準になるだろうか。こちらの方も地元のコンサートは割安だし、それほどお金はかからないだろう。)

 あと、映画の方もシニア割引を使ってガンガン行きたいし(シニア割引ってシステムはその頃残っているだろうか?)、大好きな自転車ロードレース、それにMLBなどのスポーツBS中継もじっくり観たい。あと、将棋番組もあった。(自分がリタイアした頃、将棋界ってどうなっているんだろう?)

 今まで買った音楽ディスクを再度じっくり聴き直してみたいし、積読状態にある本も読みたい。それに、膨大な時間がかかる歴史調べについても、腰を落ち着けてじっくり取り組みたい。やはり戦史研究(太平洋戦争に至る過程と東部戦線)は自分のライフワークという感じなので、自分なりに一つの区切りをつけてから死にたい…と言ったところ。

 まぁ、正直に言えば、リッチに海外旅行でもしたいな(一人でね)…と思わないでもないが、贅沢を言えばきりがない。とりあえず、サムマネーを確保し、リタイア生活に入ることが今の私の夢である。


英雄たちの選択「二・二六事件前夜!高橋是清 決死の攻防」 漸進的な格差是正が行われていればなぁ…。

2015-02-27 06:40:07 | テレビ番組

   2月26日ということで、BS プレミアム英雄たちの選択は「二・二六事件前夜!高橋是清 決死の攻防」、昭和11年、二・二六事件で非業の死を遂げた蔵相・高橋是清にスポットを当て、赤字国債の削減に踏み切るか?増税策をとるか?日本の進路をかけた高橋是清の苦悩の選択について議論が戦わせられる。
 
   二・二六事件というと、軍の暴発、その後、不祥事を起こした陸軍が逆に政治権力を握り、最終的には太平洋戦争へ…と否定的に捉えられることが多いし、実際、そう言う面は否定は出来ないのだが、事件が起こった昭和11年当時、高橋の積極財政政策のおかげで日本全体としては好景気だったものの、経済格差は拡大、国民の多くを占める小作農は貧困にあえいでいる状況であり、無論、軍事クーデターである二・二六事件を擁護する気は毛頭ないが、農村出身者の多かった首謀者たちの心情は「分からんでもないなぁ…。」と言ったところ。
 
   完全に後世の後知恵になってしまうが、やはり、高橋是清を含め、当時の治世者たちは格差の縮小についてもっと配慮を払うべきだったのではないだろうか。(日本の上位1%の裕福層が占めるシェアは明治期の1890年代には12~14%程度であったものが1900年代以降は18%を超え、1930年代には20%を超える様になっていた。)
 
   高橋自身は「富国裕民」を掲げ、軍事費の削減に努力していた訳だが、それでも国家予算の半分を軍事費が占めるという当時の状況はどう考えても異常で、北朝鮮を笑えない…という感じ。
 
   完全に国力に比して大きすぎる軍事費を削減、対外的には防衛的姿勢を徹底させ、国内整備に全力を傾けるとともに、漸進的に格差是正に取り組むべきだったのではないだろうか…といろいろ考えさせられた英雄たちの選択「二・二六事件前夜!高橋是清 決死の攻防」であった。