「輪ゴム1個」が遺失物。ゴミのようなものが、人によっては大切なものかもしれない。

ある鉄道会社から警視庁遺失物係に遺失物が、届けられた。


その中の一つに、「1個の輪ゴム」が遺失物として、あった。


輪ゴム1個なんて捨てりゃいいのに、と普通は思うのだが、その鉄道会社は、届け出た。


持ち主にとっては、あるいは大切なものかも知れない。


また、ある一流ホテルの遺失物に関する方針が放映されていた。


お客様がチェックアウトした後、ゴミ箱の物を一定の期間保管する、とのことであった。


そのゴミ箱の中に、あるいはお客様が、大切にしていたものが、

紛れ込んでいるかも知れない、との発想からである。


こんなことをするホテルや鉄道会社は、日本でしか考えられない。


お客様の信頼をえるおもてなしの心からそのような心使いが思いつくのだろう。


外国からの訪日客からは、そこまでするのか、と考えもつかないかも知れないが、

このような心使いが、お客様の信頼を得てリピート客へと繋がってゆくのだろう。


日本人でも「すごい」、と思ったのは、自分だけだろうか？