おんぼろオペルで、ハンブルグ市内の飾り窓に。
食事をとったレストランから車で15分も走ると、その場所に到着する。
表通りのパーキングロットに車を止めて、ほんのちょっと戻ると、その通りは存在する。
通りの入り口は見たところまったく普通なのだが、通りの奥を見てみるとそこはかとなく、淫靡というか、いけない雰囲気が漂っているのがわかる。
「さて、行って見ますか?たーさん。」
「なんか、あんまり期待できそうな佇まいじゃあないんだねえ。」
「昔はねえ・・・、結構賑わってたらしいけど、今となっては、東側のほうがレートがいいからね。ま、それでも、結構タイとかオリエンタルがいるらしいんで、よく話には聞くよ。」
「へええ。」
早速、ぞろぞろと通りを入っていくと、ふむふむ、あるねえ。それなりに。
飾り窓スタイルから、アパートを改造したようなものから、ずばり入り口の立っているようなのもある。
中にはすべてオリエンタルというところもあったが、ドイツ人のアジアに関する趣味というのは、日本人にはちと理解しがたいものがある。
展示会が開催されるような都市では、旧東独だとか、東欧圏出身の子がいたりして、なかなか見てまわるのも楽しいけれども、残念!ハンブルグは“最高”の評価はあげられない。これなら、アウトコールやインコールの写真付きのほうがレートは高いが、期待できそうだ。
「Mさん、残念だけどバーで一杯やって帰ろう。」
「駄目か?」
「ああ、駄目だ。これじゃあ・・・」
「あそこの黒いのなんか、結構いけてたぞ。」
「あのあたりの色はどれも同じに見える。」
「タイもあったろ?」
「ドイツ人の好みは理解しかねる。」
「むむ・・・」
「オポルトあたりのナイトクラブでも結構ましなのがいるのに、まったく残念だ。」
「そうか。よし、じゃあ、ショーをやってるバーで一杯やって帰ることにしよう。」
Gはと言えば、
僕らがバーで一杯やっている間に、どうやら単独で突撃しに行ってしまったようだ。
僕を待つはずのバーで僕とM氏で待つ羽目に。 さっき話していたタイの女の子だろうなあ・・・。
Gが戻ってくる頃には、トムコリンズを飲み続けていた僕は、着いたばかりということもあって、すっかり酔っ払ってしまっていた。
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