東京マラソン2014 走って来ました~
夢のような時間から1週間が経ちました
タイムは速報でアップされていますが5時間4分28秒
ポイント スプリット (ネットタイム) ラップ 通過時間
5k/ 00:32:23 (0:31:25) 0:31:25 09:42:23
10km/ 01:03:24 (1:02:26) 0:31:01 10:13:24
15km/ 01:35:19 (1:34:21) 0:31:55 10:45:19
20km/ 02:09:18 (2:08:20) 0:33:59 11:19:18
25km/ 02:46:45 (2:45:47) 0:37:27 11:56:45
30km/ 03:26:35 (3:25:37) 0:39:50 12:36:35
35km/ 04:07:45 (4:06:47) 0:41:10 13:17:45
40km/ 04:47:54 (4:46:56) 0:40:09 13:57:54
Finish/ 05:04:26(5:03:28) 0:16:32 14:14:26
初めてフルマラソンにチャレンジしたホノルルマラソン2012(5時間18分59秒)、翌年2013夏の北海道マラソン(4時間40分48秒)
3度目のフルは、あの素晴らしい景色の中を走りたいと憧れていた東京マラソン・・・「どんなドラマが待っているのかな、ベスト更新したいな」なんて夢見て2月を待ち焦がれていた1月12日にまさかの疲労骨折(右足首)をしてしまいました。私の鈍さが引き起こしたアクシデントでの怪我。友人でもある北海道整形外科のDr.原ちゃんにMRIを撮ってもらい診断された結果は・・・当日まで走らないで安静にしていることでした。。
「今、無理して走ったら3ヶ月棒に振るから」と・・「東京マラソンは7時間あるんだから、走ったり歩いたり景色を楽しんで6時間くらいでゴール目指しなさい」と・・・アドバイス
約束を守り1ヶ月以上走らないで臨んだ東京マラソン~スタートです
当日朝5時起床。7時15分、マサルが選んでくれた場所にチームメイト5名、友人の札幌市役所Bちゃん、応援部隊のけんけんを含むハノハノファミリー大集合です。集合場所に向かう途中に道内の知り合いランナーさんに何人も出会い挨拶したり健闘を誓い合って、気持ちはどんどん盛り上がってきました。集合場所には、お世話になっている日本クナイプの千葉社長がカメラマンとして来てくださっていました。集合写真や走っている写真など、寒い中たくさんの撮影をありがとうございました。
出発前のエネルギー補給をしたり身支度を整えていたらあっという間に時間が
今回は、東京オリンピックのシミュレーションも兼ねて?なのか様々なところで厳戒態勢がとられていました。そんなこんなで渋滞のところもあちらこちらで。
荷物を預けるトラックの前で「ヤッコさ~ん」と振り向いたら、練習でよく一緒になるピーチさん。美しくキラキラした笑顔で「ヤッコさん大丈夫だよ。夏、あんなに頑張って走っていたもの1ヶ月くらい走らなくたって行けるから」って。「そうだねっ!!」わたしにとって魔法のような言葉でした。
単純な私は、テンションもグッとあがりスタート位置、Aブロックの最後尾に並びました。
今回のウエアは長時間走るので、DVELOPのインナーにスキーウエアを着こみ、和紙/シルクハイソックスの上にロングタイツという重ね着、さらにネックウォーマーで完全防備。周りの男性陣たちは薄着なのか寒そうにしてましたが、私は思いのほか寒く感じなかったです。
スタートまでの整列時間も、リタイヤした時の為のお守りとして持ったSUICAと携帯が、応援メールの返信をしたりスタート前の様子を動画に納めたりと役立ち、アッという間に時間が過ぎてくれました。
DJの軽快なトークそして音楽、ただ今の気温4度・くもり・・・セレモニーがランナーの気持ちをグッと引き上げてくれいる、いよいよカウントダウン、号砲・紙吹雪の中をまわりのランナーさんと一緒に歓声を上げてスタートしました。
Aブロックといっても最後尾にいたので、アップしているかのようなとても気持ちのいい流れで進んで行きました。
久しぶりに走っている。あぁ~・・・走れてる、脚が痛くない。嬉しくてなぜか涙が。。
でも気持ちよく走れていたのは、そう・・・下りなんです(笑 「福ちゃんから、最初ずうっと下っているから勘違いしてとばすなよ」と釘をさされていたにもかかわらず、私の脳から放出されるドーパミンのほうが勝っていました。
5キロ地点~ ハノハノ陸上部の幟を掲げたマサルとヒロミちゃんが満面の笑顔と大声援でヤッコさ~んって待っててくれた
5キロまでと・・・私より重症のしぃちゃんが戦っているんだなと思うと、ちゃんと走らなくちゃと言い聞かせ(結果は、根性で完歩していました)
またまた涙が・・・今回は完走も危ぶまれたレース。何より4年前の悲劇(あとになっては笑話ですが)福ちゃんのまさかの低体温症による23キロ地点でのリタイア・・・そんなこともあって、私のゼッケンの裏にはマサルの名前と電話番号。リタイアした時の為の着るもの・食べ物・痛み止めなどが入った大きなリュックを背負ってくれていました。泣かせないで~と心で叫び、嬉しくて足取りはもっと軽くなっていました。
10キロ~ サプライズ応援 SWAC札幌のnicoちゃんが見つけてくれて「ヤッコさ~ん」て、めちゃくちゃ元気な声でエールを送ってくれた。ありがとうnicoちゃん
そして、けんけんが目立つようにって「ナイアガラMC」の蛍光オレンジのウエアを旗がわりに振って応援してくれてる。
沿道も途切れることなく熱い応援の方たちがずうっと続いてる・・・東京凄すぎです
とにかく脚に負担をかけない事(蹴らない・弾まない・忍者のようにすり足で)を意識して気持ちよく走っていたらキロ6分台でした。福ちゃんからの指示はキロ7分だったので少し早かったかも。
でも、景色を楽しむ余裕はありましたよ
東京の中でも大好きな景色~ 芝増上寺越しに観る東京タワー しっかりと目に焼き付けました。私と同じ1958年生まれの東京タワー、美しい~
各所での応援パフォーマンスも素敵
ウクレレ隊のハワイアンソング~フラ~タヒチアン~よさこい~チアリーディング~コーラス隊など、楽しませて頂きありがたかったです。止まって、じっくり見たかった
で、またまたサプライズ応援~ チームSのレイコさんでした。ここ、ほんとに東京~って疑ってしまうくらい嬉しい応援。またまた元気頂き~。
気持ちも脚も調子よく走ってました。その時、聞いたことがある口調と声~
情報番組ミヤネ屋の宮根さん~ 今回サブ4.5を目指してるって聞いていました
私の目標と同じだなって(怪我していなければ) ペースが同じくらいで離れることもなく、しばらく一緒に2キロくらい並走・・・15キロ地点くらい?番組応援隊の「宮根さ~ん」という声に、私が反応してばっちりTV映っていたそうです(笑 宮根さん、べスト更新おめでとうございます
宮根さんがペースアップ?私のペースが落ちてきた?と同時に、 第一折り返しのランナーがやってきました
東京でも、やっぱり知り合いが走っているの嬉しい。ここで沿道のマドンナ魂がさく裂~(笑
最初に目に飛び込んできたのは、凡人RCの野村さん、お正月に我が家で飲んだ北極星タッキー、作.AC札幌の金子さん、サクドットランの伊藤さん、SRCひろし君、
チームメイトではyosi君が、女子では、チーム「ランですかい」のかよちゃんが凄いオーラを放って飛ぶように走ってた、そしてちばりよ~RCの宮ちゃん・・・みんなの走りからパワーを頂き楽しい。
でもね、
ここまででした脚がもったのは・・・
怪我の箇所が痛くなってきた
残り22キロあるって考えたら、とてつもない距離に思え一瞬リタイアの文字が・・・
福ちゃんからのアドバイス、「辛くなったら足一つ分の歩幅で、すり足そして腕振りして」と
悲痛な顔してたのでしょうね
沿道の方たちの応援がとにかく優しい。「ハノハノ頑張って~」「陸上部行ける行ける」って、「いい走りだよ」ってありがたくて涙が
でも、痛いけどお腹はすくのね(笑
充実の給食をいっぱい頂きました。山崎パンのチョコクリームパン・あんぱん・ブドウ糖・トマト
そして都民の方たちの温かい私設エイドでも、優しく熱い応援と共にレモン・グレープフルーツ・干し梅・チョコレート・一口塩むすび~ どれも最高に美味しく、途中で止めたらだめだねって背中を押してくれました。
そう、マサル・ヒロミちゃんも~幟を持ち、何ヶ所先回りしてくれていたんだろう
私、けっこう弱っていたのかも・・・マサルが並走しながら、「無理しないでくださいね~」でもその後「お腹すいてませんか?食べ物ありますよ」って・・・これって、完走してくださいねって事?嬉しく心強い応援に何度も助けられた
28キロ浅草雷門前~ スカイツリーがそびえ立ってる
福ちゃんが4年前に見ることが出来なかった景気を見て(やったぁ~勝った)、とにかく前へ前へと脚を出していた。その時~、「聖路加病院」の看板が目に飛び込み、一瞬噴き出してしまいました。そう、4年前、福ちゃんが運ばれた病院です。迎えに行ったら元気で、走っているランナーを横目にみんなで築地で海鮮丼を食べたことを思い出しました。
楽しい?事考えながら走っても、怪我の箇所のほかにも膝、すね、腰、ありとあらゆるところが痛くなってきた。ラップなんてかっこいいこと言えないくらいくらい落ちてる。
歩きたかったけど、
一度歩いたらまた歩いてしまうこと初めてのホノマラで経験していた。立ち止ったら、やめてしまいそうなのでゆっくりだけど腕を振ってとにかく走る。
残りの距離を考えると「大丈夫か私?と自問自答」お願い脚持って~と
練習会で、走れない私を心配してくれていたメンバーに「私、本番に強いから大丈夫!」と自分を奮い立たせるようにビッグマウス発言をしていました。前日、ホテルで一人ビールを飲んでいたら留守番組のメンバーが幟を居酒屋に持ち込み、パワーを送るべくサプライズ「もう一つの東京マラソン」をしていてくれてました。アツシから送られたみんなのガッツポーズの写真を見てビックリ・・・こんなにも素敵な仲間に支えられているのに諦めたらだめだねって、とにかく前へ前へ
と、歩みを進めていたら~サク・ドット・ランの照さんからの熱い応援~ 諦めないで良かった
そしてビックリしたのは、前日エキスポから新宿へ向かうりんかい線の車中で30分くらいご一緒した「アミノバリューランニングクラブ」の女性二人とお喋り。別れ際に、「明日応援しますので名前を教えてください」と。福田ですと名乗ると、携帯に名前を打ち込んでいました。その、お姉さまが~「福田さ~ん、頑張って」と、ビックリしたと同時に鳥肌たちました。3万人以上走っている中、知り合いでも見つけられないビッグマラソン・・・そんな中で見つけて頂いた縁に驚きました。本当にありがとうございました。
佃大橋の登りも歩いちゃ駄目と自分に言い聞かせ、「辛い時は下向かないで顔上げて」との声、「あと少しでゴールだよ」と、最後の力を振り絞って走っていたらBちゃんの姿。エールをもらってあとはゴールへまっしぐら~
最後の最後も~マサルとヒロミちゃんに・・・ゴールするから待っててねと
辛く長い旅だったはず・・・なのに、残り1キロとアナウンスされた時
あ~東京マラソン終わっちゃうんだと
ゴール前では、けんけんが見守ってくれていた
フィニッシュ~
3度目のフルマラソンは痛みとの戦いで辛かった・・・でも、ゴールした時の達成感と諦めなかったこと
心はとっても充実していました。
ゴール後、スタッフの女性から「とても充実したいい顔してますよ」と声をかけて頂きました。
その後も、ボランティアスタッフからタオルを掛けて頂き、メダル、バナナ、みかん、飲み物とスムーズに誘導され、スタッフの方たちの労いの言葉がみな優しくて温かくホスピタリティに溢れていました。
東京マラソン~素敵な最高の大会です
東京オリンピックが決まりましたが、都民の方たちの力で大成功に導かれる事でしょう・・・
大会関係者・ボランティアスタッフそして東京都民の皆さまの接遇の素晴らしさに感謝いっぱいです。走らせて頂き、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
来年も走りたいです。
ホッとしたら、喉が渇いていることに気づき・・・
私の愛すべく応援隊が待つ場所へ直行~早く、私にビールを・・・
心からMAHALO