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アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

司馬遼太郎著「短編全集⑨」

2020年03月03日 | 読書三昧

 

1964年に発表された14編を収容。790頁。

次の14話の短編を収める。

 ①斬ってはみたが 
 ②慶応長崎事件
 ③鬼謀の人
 ④人斬り以蔵
 ⑤薩摩浄福寺党
 ⑥五条陣屋
 ⑦侠客万助珍談
 ⑧肥前の妖怪
 ⑨喧嘩草雲
 ⑩天明の絵師
 ⑪愛染明王
 ⑫伊達の黒船
 ⑬ただいま十六歳-近藤勇
 ⑭酔つて候

最も読み応えのあったのは、15代土佐藩藩主”山内容堂”の生涯を綴った「酔って候」。無類の酒好きで、目覚めている間中酒を飲み続け、周囲の無教養さを笑い、武市半平太など土佐勤王党を弾圧した。

他に、幕末、長州の医者の家に生まれるも西欧兵学を修め、上野に立てこもった彰義隊をアームストロング砲を使って撃滅した村田蔵六(大村益次郎)の物語「鬼謀の人」など。

 

 

 

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重症化するまで待て~そうしたら検査してやる

2020年03月02日 | ドラミング

先に発表された政府の新型ウイルス対策基本方針。

ウイルス検査の主体を重症化対策に切りかえるとあったが、本末転倒だ。

つまり、何の病気でもそうだが、罹病初期の症状が軽い内に検査して治療を開始するのが鉄則のはず。

それを、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いたら「帰国者・接触者相談センター」に連絡してその指示に従え、などというのは「重症化するまで待て」と言っているに等しい。

しかも、「センター」に連絡しても、国の指針に合致しないとして検査を拒否されるケースが多いと聞く。

こんな実態の報道に接するにつけ、政府は、恣意的に感染者の表面化を避けているのではないかと思えて仕方ない。

つまり、オリパラの開催などを控えていることから、対外的に日本での感染者の数を極力少なく見せたいためではないのか。

お隣の韓国では、1日1万数千件の検査を行っているという。

小中高校の全国一律休校などという大雑把な施策でなく、日を争って検査体制を整備し、感染の実態把握を急ぐべきと思う。

 

 

 

 

 

 

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新着ドーナツ~ラルス・フォークト「ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番」

2020年03月01日 | 音楽三昧
 
 
先日、MB(ミュージックバード)で放送された掲題のピアノコンチェルト。
 
その堂々とした演奏に聴き入ったのだが、解説によると、フォークト(ピアノ)による「弾き振り」と言う。
 
過去に、内田光子さんが弾き振りするモーツアルトのライヴを聴いたことがあるが、長大な40分を超す(掲題の)ピアノコンチェルトをこなすのは並大抵のことではないと思う。
 
先に、ギレリス(ピアノ)とヨッフム(ベルリンフィル)による演奏を聴いたが、それに勝るとも劣らないスケール感には、正直驚いた。
 
他に、「4つのバラード 作品10」が収録されている。
 
録音してNAS(音楽サーバー)に収めたので、今後も機会をみて聴いていきたいと思っている。
 
演奏
 ロイヤル・ノーザン・シンフォニア(英国ゲイツヘッド市)
 ピアノ&指揮:ラルス・フォークト
 
 
 
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