久しぶりにドヴォルジャークのチェロ協奏曲を聴いた。
ソリストはゴーティエ・カプソン、共演はパーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団である。
2008年とあるから、カプソン27歳の時の録音。
アルバムアートを見ても、どこか憂いを帯びた若きカプソン像である。
演奏テクニックは一流だが、音楽に対する理解度は十分とは言えず、例えば、ロストロポーヴィチなどの演奏に比べれば、この音楽の持つ民族性やドロ臭さと言ったものがあまり感じられない。
他の収録作品は、米国の作曲家ヴィクター・ハーバートの第2番。ドヴォルジャークの協奏曲に影響を与えた曲として知られている。
収録曲
ドヴォルジャーク チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ヴィクター・ハーバート チェロ協奏曲 第2番 ホ短調 Op.30
演奏
フランクフルト放送交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
録音 2008年