フランス語で「美味しいパン」の意である。
食パンより食べ応えがあって、味の濃いパンのことを言うらしい。
パン焼き機のトリセツによると、ドライイーストの量を控え、その分発酵に時間をかけて焼き上げるとある。
普通の食パンでは、仕込みから焼きあがるまで4時間だが、この「パン・ド・ミ」では4時間50分かかる。
ただ一度、どういう訳か失敗してペチャンコのパンが出来てしまったことがあった。
その時は、室温がかなり高かったにも拘わらず小麦粉を冷やさずにスタートさせたので、煉りの段階でグルテンがうまく生成できなかったためと思われる。
つまり、このパン焼き機の場合「煉り」に独特のノウハウがあって、(狭い縦型の窯の中で回転翼が)強く小麦粉を練るので、小麦粉を冷やしておかないとその際発生する「熱」でデンプンが変質してしまうらしい。
以来、小麦粉も水分(牛乳+卵+水)もよく冷やして使用するようにした結果、うまく焼けるようになった。
気温が低い昨今は、小麦粉は冷蔵せず北向きの部屋に置き、水分のみ冷蔵したものを使用しているが、写真のようにうまく焼けている。