一昨日のMB「ニューディスクナビ」から新着の1枚。
新型コロナ禍の中、2020年11月に来日。
各地で喝采を浴びたロシアのヴィルトゥオーゾ、アンドレイ・ガヴリーロフ。
1974年、弱冠18歳でチャイコフスキー国際コンクールで優勝。
ザルツブルク音楽祭で大成功を収めるものの、その後に待ち受けていたKGBからの迫害と、ゴルバチョフ書記長の承認で亡命することなく国外に滞在する許可を得た最初の芸術家となるなど、激動の人生を歩んできたと言う。
その繊細だが強靭でスケールの大きな演奏は、自らの人生を体現するかのようである。
収録曲
・モーツァルト:幻想曲 第3番ニ短調 K.397/385G
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
・ラフマニノフ:幻想的小品集より変ホ短調 Op.3-1「エレジー」
演奏
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ/スタインウェイ)
録音:2020-21年 プラハ Da Vinci Classics C00505