1991年リリースの珠玉集。
大分古いCDだが、新たに棚から取り出して来たということでお許しいただきたい。
数奇の運命をたどった旧ソ連邦のチェリスト。
ラトヴィアの首都リガに生れ、早くからその才能を高く評価されていた。
14歳で全ソ連邦コンクールに優勝し、18歳にはチャイコフスキー国際コンクールにも入賞するなど将来が嘱望されるチェリストだったが、姉がイスラエルに亡命したことをきっかけに、強制収容所送りになったり軍務に付くよう強制されたりと散々な青年時代をおくったという。
その後米国に亡命、国際舞台での華々しい活躍は記憶に新しい。
収録曲
●サン=サーンス:白鳥
●フォーレ:エレジー
●レスピーギ:アダージョと変奏
●ドヴォルザーク:森の静けさ
●グラズソフ:ミンストレル(吟遊詩人)の歌
●チャイコフスキー:夜想曲
●ブルッフ:コル・ニドライ(ヘブライの旋律)
●R.シュトラウス:ロマンス(チェロと管弦楽のための作品)
●ハイドン:アダージョ(V協第1番から)
演奏
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
パリ管弦楽団 指揮:セミヨン・ビシュコフ