シュペルヴィエル著・永田千奈訳「ひとさらい」

世界の名作読破プロジェクト。

貧しい親に捨てられたり放置されたりしている子供たちをさらうことで 自らの「家族」を築き、威厳ある父親となった退役軍人を描く（ウルグアイ出身でフランスにも住んだ）詩人の作。

こうした小説もあるのだということを知る上では役に立ったが、読んでいて楽しい小説ではなかった。