大御所浅田次郎氏の近作短編集。
「小説すばる」に掲載されたものの中から6編が収められている。252頁。
物語(「帰郷」)~古越庄一が激戦地のテニアン島から帰郷してみると、里に残して来た妻は弟の嫁となっていた。彼の子供二人は弟を父と呼び、(妻は)弟の子供を宿していた・・・。
よくある話だが、戦争によって引き裂かれた庶民の日常と絆を厳しくみつめた短編集である。
作品の出来が一様でなく、ストンと胸に落ちるものとそうでないものとが入り混じっているように思えた。
大御所浅田次郎氏の近作短編集。
「小説すばる」に掲載されたものの中から6編が収められている。252頁。
物語(「帰郷」)~古越庄一が激戦地のテニアン島から帰郷してみると、里に残して来た妻は弟の嫁となっていた。彼の子供二人は弟を父と呼び、(妻は)弟の子供を宿していた・・・。
よくある話だが、戦争によって引き裂かれた庶民の日常と絆を厳しくみつめた短編集である。
作品の出来が一様でなく、ストンと胸に落ちるものとそうでないものとが入り混じっているように思えた。