アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

天皇の新年メッセージ

2015年01月03日 | ドラミング
戦後70年。
節目の年だが、現政権は「戦後レジームからの脱却」をかかげ、村山・河野談話の書き換えを目論むと伝えられている。

一方、天皇は、国民に対する新年のメッセージで、次のように述べておられる。

「本年は終戦から70年という節目の年に当たります。

多くの人々が亡くなった戦争でした。
各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。

この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。」

これを、ツイッターなどでは、安倍政権の上記のような動きを懸念してのものではないかと「つぶやく」向きもあるが、小生は、特に、後段の「満州事変に始まる・・・」とのお言葉に注目している。

つまり、先の戦争で亡くなった邦人は300万人だが、中国・韓国をはじめ、国外の戦没者は2,000万人にも及ぶと言われており、この点、メッセージの持つ意味は極めて大きいと思われる。

そして、今こそ、あの戦争の意味を深く見直してみる必要があるのではないかと思っている。
コメント (2)