青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

阪神淡路大震災から26年

2020-01-17 | 昭和・懐かしい京阪神の風景

写真は震災前の神戸三宮駅です。独特のアーチ型の建物が有名でしたが、覚えている人いますか?只今、この姿に戻そうと改修工事が続いています。

阪神淡路大震災から今日で25年。あの恐怖は、東日本大震災には負けるけど、怖かった・・。僕は阪神淡路も、東日本も、北大阪も、3度の地震を経験して来ました。地震の揺れは思い出すのも嫌なくらいです。

北摂に家を買うやいなや、新聞にもニュースにもろくに取り上げてもらえなかったけれど、「能勢群発地震」と言われたように、毎晩のように山鳴りがして、震度2~3程度の地震が数か月続きました。一体どうなるのと思っていたら、あの日です。倒れて来る本棚を押し返し、強烈な揺れと家が軋む音の中、まだ小さかった子供の眠る部屋に行くや、子供を身体の下に守り、長い揺れのおさまるのを待った。家は間違いなく倒れると思った。「あ~やっぱりこうなった」と思いながら。

停電だからすぐに車に行き、ラジオを点け、「震源地は淡路~神戸」というのを聴き、「良かった。ここだけじゃなかったんだ!」というのが最初の感想。まさかあんなことが神戸に起きているなんて夢にも思わなかったから。

その後、事態が分かって来ると、豊中の実家が半壊。神戸の親類死亡、恩人の家半壊・・慌てて自転車で、持っている携帯コンロ・ガスボンベ・水・ラーメン等の物資を神戸に届ける毎日になった。会社に行っても、仕事が出来るような事態ではありませんでした。

神戸は見事に再建しましたが、僕が青春時代を過ごした港町神戸とは微妙に違ってしまいました。現在は神戸ハーバーランドが人気ですが、震災前はポートアイランドが神戸の顔でした。そこには、関西初のドライブイン・シアター があり、ポートピアランドがありました。エキゾチックタウンやバンドールも。

復興した神戸も素敵ですが、それ以前の神戸は素晴らしかった!