酒のさかな

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〔浜松市続報〕恐るべしノロウイルス!

2014-01-19 22:23:08 | のほほん日記系

 

浜松食中毒、従業員3人からノロ パンの検品担当、授業再開へ

静岡新聞(2014/1/19 20:21)


 浜松市の小学校で給食パンによるノロウイルスの集団食中毒が発生し、児童1060人が欠席した問題で、市保健所は19日、原因となった食パンを製造した菓子製造業「宝福」の女性従業員3人からノロウイルスを検出したと発表した。
 市教育委員会は食中毒症状を訴えた児童の約7割が回復傾向にあるとして、閉鎖した小学校でも21日から通常通り授業を再開する方針を明らかにした。全ての小中学校と幼稚園で、給食は22日まで中止する。
 保健所によると、ウイルスが検出された3人は給食用として納入するパンの検品を担当。1枚ずつ触ったことで、ウイルスをパンに付着させたとみられる。

従業員からもノロウイルスが検出されて、事件は幕引きとなるようだ。
まさか、給食用パンがスライス後、1枚1枚「手に持って」検品されていたとは。
しかし、それでも手袋を付けていたとの報道もあるから、この人数が発症するとはまだ信じがたい。
手袋はつけるときには手先を触ることは少ない。
反対に脱ぐときには素人は必ず指先を触るので、今回が使いまわしの手袋だったのなら汚染する可能性はある。
また、もしかすると、このノロウイルスはH18年シーズンにブレイクした「変異型」のようなものなのかもしれない。
あれは、とんでもない接触的感染力を持っていたからなぁ。
結果的に起きる現象(集団感染)は同じだから社会的影響は変わらないが、本当に「食中毒」としていいのか疑問が残るのである。

ともあれ、「食中毒と断定」する根拠があったかといえば疑わしい。
情報不足だから深い考察はできないが、早期に食パン工場と断定したからには、報道されていない確固とした根拠があっただろうと思われる。
食品そのものが汚染されてて起こるのが食中毒で、袋や容器が汚染されていて間接的に口に入ったのなら、単なる感染症なのだから。
少なくともその区別は必要だし、牛乳パック表面やマーガリン表面(ジャムかもしれんが^^;)の拭き取り検査や製造工場の調査がなされていないとしたら疑問である。
もしかして、他の食材工場内にもノロ従業員がいたかもしれない。
そして、おそらく包装品はパンよりも素手で扱われている可能性が高いのだから。

疫学的証明ができない以上、状況証拠だけではなく直接証明として、生徒集団のウイルスとパン工場検出のウイルスが同じことは確認して欲しいと切に願う。