酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

おそるべしJA共済

2006-06-29 21:01:18 | 怒っちゃうぞ系
今日の昼休みに物損事故の説明にJA共済の担当者がやってきた。
1名は現場の担当者だが、もう1名は本部の相談役らしい。
私が面倒なヤツだということで応援を頼んだらしい。
で、話を始めると・・・
「修理代が96万円で、あなたの車の評価額が97万円なので修理費を支払い上限とさせていただきます」
『はぁ?全損ではないのですか?』
「車の評価が高いので修理です」
これにはあきれた。保険屋の良く使う手として車の価値が低いので修理代は出ません、ということは多いのだが、たった1万円の差で全損扱いしないとは。
先に、全損の場合の請求額をきちんと計算して提示したため、否定することが困難だと考えて、計算根拠が出にくい方を選んだとしか思えない。
言い分は「1万円も車の価値が残っているでしょ。修理してください」なのだ。

これにはさすがにキレた。
『わざわざ揉める方を選択するのですね、1万円の差を根拠に』
「1万円でも一部損害で全損にはできません」
『査定協会の計算上の評価額は94万です。97万もの査定根拠を求めます』
「うちのアジャスタの査定です」
『わかりました。そちらの査定では信用できません。第三者機関の査定協会に査定してもらいます。その上で格落ち損を請求します』
「JAでは格落ち損は認めておりません」
『JAが認めようが認めまいが関係ないです。徹底的に争います』
「どうぞ。評価額に変更はありません」
『そうですね。穏やかな話し合いを望んでいたのですが、交通事故紛争処理センターに相談することにします』
・・・相手の顔色が変わった。
「こちらも法的な手段をとらざるを得ません」
『ですね。じゃぁ徹底的にやりましょうか!』
「代車の件ですが修理しないとなると数日中に引き上げさせていただきます」
『いいですよ。そこも争うことにしましょう』
「ところで体のほうは大丈夫ですか?」
『こんな一方的な話の後ですから体も具合悪くなるでしょうね』
・・・・・・脅しではない。今後を考えると本当に具合悪くなった。

自分の都合のいいように話を持っていく保険屋。これが保険屋の正体である。
話し合うつもりなど毛頭ないのだ。
「これだけしか出せません」の一点張りが常套手段である。
怒鳴り散らしても「どうせ何もできないさ」と思っているのである。
では、『何かをして見せようじゃないか』と思っても普通の被害者は泣き寝入りである。
これを私はなんとかしたい。たかが保険屋に偉そうな顔をさせたくないのである。
実は96万円は修理価格としては高めの設定であり、それと事故車を部品として売ればおそらく10万にはなる。
それにはずしたディスチャージとタコメータでおそらく3万だろう。
つまり最低期待額の110万円にはなるのである。
全損でもおそらくその金額あたりの攻防であろう。
しかし私は保険屋の横暴を絶対許さないのだ。

【戒厳令の夜である】
早速電話して査定協会の格落ち損査定は月曜日になった。
警察で事故証明をとらなければならない。
診断書は人身損害部分は争わないということで不要か?
ネッツトヨタに行き、修理した場合の完全に元通りになるのか、その後の保証について書面を出してもらうようお願いする。
土日で車内の部品を根こそぎはずさなければ・・・査定が終わればアルミはシエンタに付けて、シエンタのタイヤを事故車に付けよう。
新車の注文を早くしてしまおう。
火曜日には紛争処理センターに申し込むことにしたい。
全ては、査定の格落ち損にかかっている。
1万円以上の格落ち損が認められれば「経済的全損」となるのだ。
そこからは私の計算書をもとに話ができる舞台が整うのである。