今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

初めての事だらけのツンブロード(加筆修正済)。

2021年04月22日 | グルメ
記念すべき1400件目の記事では満を持して(?)ツンブロードを作ってみよう。

前々回のフラットブレッドを原型とするツンブロードを色々調べると、ライ麦粉(の中挽)を使い、どうやら様々なスパイスを生地になり込むらしいのだが、
ピッツァ昨今はオレンジ色をリンクの「ルール」にしている)も含め、あまり生地に何かを練り込んだ経験が無いので、今回は1度腰を落ち着けて学んでみようと思う。

しかもうちに無いスパイスで「フェンネルのパウダー」を使うらしいので、
(他に「アニスパウダー」と「コリアンダーパウダー」があると尚良いらしいが無いのでパス!、揃わないと作れないのでは私にとっては意味がない!、因みにアニスとスターアニスは全く違うモノだし、パクチーなんてとてもとても、NoNoNo・・・ベトナムを旅している時は心を『無』にしていたわ・・・)
仕方なく何日間かスパイスを探して(そういえば以前都内スパイス屋巡りなんてやっていたのでディープな所が多いのよ・・・)、フェンネルパウダーを手に入れてきた。
(そんなに高くなかった)

これがフェンネル(パウダー)か・・・とりあえず初めてなので怖いけれど我慢してそのまま舐めてみる
うわ・・・苦手だわ・・・
 ちょっとコリアンダーにも近いような僅かにクセがある蒼いような香りと(あれほどじゃないが、クローブにも似たような・・・)、甘み・・・
男女の痛覚等に対する脳神経や構造上の違いなのかもしれないが、刺激があるモノは苦手なのよ、正直・・・
ま、いずれカレーだな・・・
(生で口にするものでも無いだろうし、即、口をゆすいだが・・・)

ライ麦粉もアメリカ産は農薬やポストハーベスト・遺伝子組み換えの問題もあるし怖い気がしたので(味も明確に違うし)、ドイツ産を探していたが、家の小さい倉庫(代わりにしている場所)を観たらドイツ産のライ麦粉をキチンと常備してあったので助かった。
(まあ、ドイツも旧モンサ〇ト法で有名なモンサ〇トをドイツ企業が買い取ったが)
マニアックなドイツパンというジャンルはワリと興味があるので。
広尾の「東京フロインドリーブ」が無くなったのは痛い、ただでさえドイツパン屋さんは少ないのに。

粗挽き粉だったので塊が大きい為、フードプロセッサーで細かく中挽きぐらいにする(マメだな、俺)。

今回、備忘録代わりに「珍しく」材料を明記しておこうかな・・・
アレンジをしているし正解ではないかもしれないが
強力粉160g(170gだったかな?調整をしたから)
ライ麦粉(中挽き)60g
ドライ―スト小匙1/2
ベーキングパウダー小匙1/2(←重曹でやってみたいが我慢をした)
ハチミツ15g
塩2gぐらい
牛乳70ml
牛乳が60ml
フェンネル小匙1/2弱(←他のスパイスを入れないので僅かに多くしてみた、ライ麦の酸味とかを緩和する意味なのか?普通のパンより蜂蜜が多い気がしたので、甘い風味のフェンネルを入れるという事は今回「甘み」が大事ということだと考えられるし)
溶かしバター20g(←結構入れるんだね)

最初にドライイースト『の準備』、あまり少なくても意味が無いだろうから小匙1/2にした。

牛乳をぬるま湯程度に温め、直ぐ熱く温まるので注意!!

発酵させる。

普通、この時点でライ麦粉を入れ老麺みたいに小麦の元種を作って20分発酵させるようだがもう脱落・・・
以前天然酵母で元種は凄く嫌な思いをしたので、私は既にここから普通のパンを作る方式に変更をしライ麦粉を入れて、蜂蜜がまだギリ寒い時も1日の中であるのでカチカチに固まっていたから(←蜂蜜とか若干の刺激があるものが苦手で使わな過ぎて)、スプーンでほじくり出して計量して入れておいた。
「甘みは」イーストの餌という意味が多分にある為、この時点で入れて発酵を促しておいてもいいだろう。

あ、バターを溶かさないと

レンチンでいっか、多少レンジが壊れているが、何度か様子を観ながら

牛乳をぬるま湯程度に温め

塩、ベーキングパウダーを大体混ぜ入れ

フェンネルパウダーも入れ混ぜ

強力粉も入れ

このぐらいかな。

ぬるくしておいた牛乳を加える。

しゃもじ等で少しまとめたら、
餃子の皮やピンで学んだ通り箸でもいい)
溶かしたバターを

少しだけ練って(私はあまり練らないで、放ってグルテンを出す派なので)
見よ、(油脂分が多いし)ボウルに残らない・・・

濡れ布巾をボウルにかけて2倍ぐらいまで放っておく。
ラップをかけて発酵させる人もいるが、勿体無いし、地球に優しくないから、私は古風に(←といっても中世ぐらい遡る感じだが)濡れ布巾でいいだろ・・・
夏場だったらタッパに入れてやや蓋を緩めにして野菜室でもいいし

溶かしバターはそのまま流すと流しに詰まり、地球にも優しくないから紙で拭いてから洗う。

フィンガーテスト、少し生地が柔らかいが、まあ牛乳で作ったり粉が違ったり多少の差異は起こり得るだろうと想定済みなので、このまま続行してしまう。

ガス抜き後まとめてから、4分割し、丸めて

倍の大きさ近くまで2次発酵
(ザルをおいて濡れ布巾をかけた)

打ち粉をまな板にして、麺棒で丸く伸ばし
強力粉のグルテンが凄いから結構弾力がある為に伸ばしても又縮んでいくがあまり薄くても煎餅になるからダメ
フォークで穴を開けまくる事によって膨張を抑える。
本当は剣山みたいに複数の突起が付いた麺棒を転がすらしいが、そんなものは無いのでフォークか、竹串を数本持ってアブドラ・ザ・ブッチャーみたいにザクザクと(まぁ実際に観た事はないんだけれど、外人レスラーはSウィリアムスとSハンセン・パトリオット・Sノートン・ホークウォリアーぐらいか、Tゴディでさえ時代が違ったからか観た事が無い)。

で、フライパンに酸化被膜の関係で、一応1度温め、軽く冷まし、
油を薄く塗ろうか?迷ったが、今回はクラシカルなナンみたいに塗らなかった。
くっ付いたら小麦粉でグレービーをやって落とせばいいやって。

そのまま焼く。

中弱火~弱火でいいみたい
右側のコンロの口径が大きい為、一見弱火に見えるぐらいでいいだろう。
但し、最初とかフライパンが熱くなっている場合は弱火で加減をしましょう!!

本来表2分~3分らしいのだが、今回フライパンを1度温めているので2分で

やはり最初は少し焼き過ぎそうになったが、まあ許容範囲だろう。
裏側を2分焼く。
溶かしバターが多い為にくっ付かないわ・・・なるほど、ナンもこんな感じでいいのかもな・・・!!

なんとか出来た・・・

乾かないようにスコッチ・パンケーキの如く濡れ布巾又は布巾で包む。
(私は皿に置いて濡れ布巾)

火を通した後で焦げ目を付けるだけなら強火で火から離して炙っても。
あまり長くやると乾燥し過ぎて煎餅になるので適度に
薄いから火は通り易いけれど、火さえ通っていれば。

英国のパンケーキ・デイみたいにひっくり返す練習も。

今回はレタスと前回作ったベジソーセージ無難にマヨネーズで

目茶苦茶美味しい!!

なんだこれ、大量生産ではないし作り立てだからかもしれないが、(申し訳ないけれど)I〇EAを越えた。

オマケ1

余ったので2枚冷凍してみようかな。
ラップで挟んで・・・ビニールと密閉袋で・・・

冷凍・・・あ、
ピッツァ生地の練習みたいに伸ばさない玉の状態で冷凍をするか
ナンチャパティ又はピタブリトーみたいに冷凍をしても・・・
レンジでパンモノをチンするとガムっぽくなる時があるので、自然解凍なにかしらの加熱がよいのかもしれないな
I〇EAの提供速度に幻惑された・・・(原子力機構じゃないからね、北欧のあそこね

もう1枚は製麺みたいにタッパに入れて乾燥をさせないように実験)

下のタオルや布巾は要らないかもしれないが、一応・・・製麺の癖で。

翌日、タッパに入れた方から温めて食べてみようかな・・・

とりあえず解からないのでパンをリベイクする時みたいに、サッと水を塗って(ホンの少しね)

オーブントースターで焼いて(リベイク?をして)みた。

あまり焼くと乾いてバリっと割れるので適度な所で。

やはり2日目になると、ポテンシャルがグッと落ちるな、不味くはないんだけれど、作り立てを味わってしまうと・・・
(美味しい方だとは思うけれど・・・)

オマケ2

冷凍の方は皿に出して放っておくと直ぐ解凍出来るので

又リベイクをして今度は、
とりのささみを茹でたモノに
カラスミを塩気の代わりに散らした
レタス
フリーズドライにした大葉

う、美味い、からすみの塩気と、大葉の正攻法な間違いのない香り、ササミのポテンシャル、キレがあって、大人の味だ・・
とすると冷凍の方がポテンシャルの維持が効くのか?
(いつもマヨに頼りっぱなしでは拡がりが無いかな?って、ゆくゆくはコンビニや量販店のコロッケを挟むぐらい自由度を高めたいから、冷凍の保存の仕方まで調べてみたのだし、それだけ身近にする事で様々な視点で物事を直視出来るように複眼を持ちたいから)

オマケ3

結局最後の1枚は、レンチンで軽く戻してサッと水を塗ってオーブンで焼き温め、
レンチンをするとやはり、ややゴムっぽくなるなー、な自然解凍が良いのかも)

スェーデン料理のフィッティパンナを、

肉類だとアタック感が強過ぎるだろうからシーフードミックスで作って優しいアタック感にし、包んで食べてみたら、合う!!
ま、スェーデン料理のフィッティパンナに、スェーデンのツンブロードを合わせる訳だから合わないワケは無いのだが、ここまでマッチする感じがあるとは想像以上だった。

(色的にサブジ等のカレー系や、ジャースチームで作ったドライカレー系でも良いかも)
これがソーセージ等の肉類だったら、もしかしたらガツンとき過ぎていたかもしれないな・・・
(市販のソーセージはグリーンマークでない限り薬が凄くて、食べないワケではないのだが、この家庭的な料理方法の為にワザワザ買いに行く事もないかなーって)

 本当は上記でも書いたようにコンビニとかのコロッケと千切りキャベツで試したかったぐらいなのに。
というのも、なんでも水は低きに流れるではないが、文化ってのも日常遣いが出来るようになって初めて、人々の日常や世に定着をするモノではないだろうか?という意味を込め、「こち亀」の両津勘吉ではないが下町風のコロッケと揚げ物にはキャベツの千切りとソースだろ!!!と・・・
もし、それが成功したら、ツンブロードが、本当に自身のライフスタイルに定着をするのではないだろうか?という意味があったのだが、やはりまだそこには至らなかったようで、フィッティパンナになった。
せめて肉類はなく魚介類のフィッティパンナを試せた事は(こういう家庭料理を自身の中に取り入れたという)1歩進歩出来たかな?という風に考えたい。

こだわらずに吸収をしていけたら・・・


オマケ4

その後、外でツンブロードを、今度はセイボリーではないスイーツのツンブロードで(本当は疲れていたので初めてのシナモンロールを食べに行ったのだが原宿店は2階の機械では見付けられず、帰りに1Fで見付けたのだが、結局その時は困ってツンブロードのスイーツVer.で)もう1度食べて確認
(特に生地の部分だけを何度か齧ってみて自分のと比べてみた)

今回はスイーツ系だからディルが入っていない分、生地の風味がダイレクトに感じられる。
このニオイはフェンネルパウダーだったのか・・・
結構強く入っているのね。
(ディルがないと結構強く感じる・・・なるほど、こういうものか、薄さも凄いし)
あの頃は解からなかった事が、自身で作ってみて解かるようになった事があるって興味深いなと。
食べた時に(同じものはとてもじゃないが微調整で時間がかかるだろうし作る気はないんだけれど)配合量のバランスや塩梅がなんとなく観えるというか浮かんでくるというか。



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