<メレンゲについて>
(因みに自分はメレンゲは嫌いだ・・・甘過ぎる感じが・・・なんかこう、口の中がムズムズして・・・でも嫌いだからって知らない事は良くない、知った上で適度に判断をしていきたい)
メレンゲはスイス発祥だ。なのでメレンゲの種類には
・スイスメレンゲmeringue suisse(ムラング・スイス)・・・・湯煎、現在あまり見かけないらしい。
・イタリアンメレンゲmeringue italienne(ムラング・イタリエンヌ)・・・シロップを使うが凄まじく面倒!!、洗い物も増える。
・フレンチメレンゲmeringue ordinaire(ムラング・オルディネール)←さり気なくイギリスの伝統的な焼き菓子もこれを使っている様だ・・・そのまま冷やして泡立てる。
の3種類がある。
用途によって使い分けるのだが、
・スイスメレンゲは・・・カタチが崩れにくいので搾り出して使うデコレーション向けや焼菓子に。
・イタリアンメレンゲは・・・気泡が長時間しっかりと安定しており、シロップで殺菌されているので僅かに殺菌効果もあるのでは?と期待をされており、ムースやババロア・アイス・マシュマロ・バタークリームや、マカロンなど焼菓子にも
・フレンチメレンゲは・・・世の中で一般的だが、現在、生で使われる事は無いようだ(日本の卵は殺菌してあるが)。数十分冷凍して半解凍してから泡立てると卵白のコシが切れるらしい。
文献にはフランスの料理本が1番古いが、最初はスイスで発明され、イタリアで改良されたという説が有力。
今回はスイスメレンゲだ。
お湯を沸かし(80度ぐらいかな?)
濡れ布巾を用意しておいて。
砂糖と卵白(砂糖135g:卵白3つ分・・・本当は砂糖100gにしたかったが、スイスメレンゲでは砂糖が少ないと卵白が煮えて固まってしまう)
湯煎する前に先に砂糖と卵白を合わせて
軽く混ぜておく(最初に合わせておかないと卵白が煮えて固まってしまう、きっと砂糖の溶ける成分が固まらせないんだな)
温度計を差し込んで湯煎開始(本来鉄のボウルでやりたいが熱いし、うちのボウルは120度まで耐熱の出来るボウルだったのでこれでいく)。
ボウルが動くので左手の指でボウルの縁と温度計を入れて、右手であわ立てると良いだろう。
(かき回しながら温めて後で泡立てる人もいる)
そのまま弱火だといつになっても温度が上がらないので、ほんの少しだけ火をやや強くして50度まで持っていく。
温度計が50度までいったら(62度で卵白は凝固を始めるらしいから)、直ぐに濡れ布巾の上に移動して泡立てを本格的に開始。
泡立てていると段々砂糖の粘りというか抵抗を僅かに感じる事が出来る。ここからが多少長い。
イタリアンメレンゲほどではないがフレンチメレンゲよりは時間をかけて泡立て完成。
生クリームの様なイタリアンメレンゲと違って、スイスメレンゲの味はマジパンみたいな、砂糖の甘さが重厚な味かな。砂糖菓子とか落雁とかそんな印象だった。
なるほど、違う物だな。
<レモン・スイスメレンゲ・パイ>
さて恥の上塗りをしましょうか!
以前、作ったレモンカードがもう・・・限界だったので、使ってしまう事にした。
(又、レモンメレンゲパイかよ?と思うが、今度は失敗からコツを備忘録として明記しておこうと思う、臥薪嘗胆だ)
先ずショートクラスト生地を空焼きして。
レモンカードが固まっていたら湯煎で。もう片方のカードは固まらなかったのだが・・・ここはなぜ片方だけこうなったか?が課題(←課題が無ければ成長しないのかもしれない)の修正点だな。
レモンカードを塗り、
レモンカードが空になった瓶と蓋は油脂がこびりついているのでそのままお湯に入れても可。
レモンメレンゲパイは伝統的にはメレンゲを上から拡げて塗ってスプーンで模様を付けるモノらしいが近年は搾り出して模様を付けるモノも出てきたらしいので、クリームの絞り袋?(←この呼び方の名前が解らない時点で出来ないのが解る)を用意し
搾り出す事に向いているスイスメレンゲを絞り袋?に入れて(空気が入らないように詰めるにはどうしたら良いのだ?)
グルグルっと搾り出す(生地との隙間はスプーンで埋めないと下のレモンカードが沸騰してくるので注意!!)。
200度~210度に予熱しておいた200度のオーブンで15分~20分焼く(15分で良いかもしれないがうちのオーブンは古くて弱いので20分)。
得意な洗い物をしていると・・・
なにやら焦げ臭い臭いが・・・、ハッ!!しまった、今回は前回と違って温度が高いんだ!!、忘れていた!!、あ~やっちまった~と、急いでオーブンを開け、鉄板を下の段に移し、急遽、上段にもう1枚の鉄板を入れることでこれ以上のコゲを防ぐ・・・←このワザをどっかで活字で読んだ気がするのを覚えていた。
(丁度、アルミホイルを被せる事と同じ効果だ、しまった・・・、ここまできてもう遅いけれど・・・、もしかしたらある程度焼いて、鉄板を入れ、最後に鉄板を抜いて好みの焼き色を付ける逆の発想もあったのでは無いか?!!と、
しかも下の段に移動した時に上の鉄板のお知りにメレンゲの上面が触れてしまい、その部分が剥がれてしまったし・・・もう心もボロボロ・・・)
焼いている間、洗い物に戻る。絞り袋の金具はどうやって洗うんだ?先ず、どうやって搾り袋から抜くんだ?(精神的にボロボロ・・・で考える事さえ投げ矢理・・・)
なるほど袋を裏返せば金具が抜けるし、袋の裏側も洗えて捨てる時にエコかな(←クリームを入れるから衛生的に使い切りだよね?)。
タイマーがきて焼けたので鉄板を抜いて
完成品を見ると・・・ああ~、なんだ、この上面の日本の駄菓子のにありそうな香ばしさは?
いくら上がカリッとしているのが好きだからってこれは「違うだろ~!!」と心の中で叫ぶ・・・子供時代だったら泣いているわ、中学でも泣いているわ・・・ここまでやって悔しくて。
仕方が無いから焦げや香ばしい部分をキッチンバサミで切り取る、中途半端に残すと香ばしいからほぼ全部取る(ハサミが洗い物として1つ増えた!!)。
ここまでの大災害(後学の為、試しに少しだけ香ばしい部分も残してみた)。
ナイフで側面に空気を入れていき、フライ返し2本で(やはりオーブンは中~下段だったな)容器から網に出す・・・。
網じゃない・・・熱いうちに食べるものだから皿だった(冷めても美味しいけれど)・・・最後の最後まで・・・どうしてこうなってしまったのだろう・・・「ハートも濡れるナンバー」ではなくハートも折れる連続のコンボ。
こんな感じか、前回よりは特にショートクラストが良い出来だが・・・、上が・・・
因みに底の生地が分厚くてレモンカードの厚さが少し薄目な方が美味しい。
味は
・ショートクラスト生地が上手くいったからか?より家庭的な味の感じで前回よりイギリスっぽい(それだけに悔しい)。
・前回の方がプロっぽい味だけれどイタリアンメレンゲだからか(砂糖もレモンカードも今回より多いし)、これより甘酸っぱくて重い感じがする。
沢山入れれば良いというモノでもないのだな。。。
全体のマリアージュやバランス感というか。
どっちの方が美味しいという事はないんだけれ・・・、でも、イギリス菓子だし、イギリスっぽい方が自分は好きだな、好みだが、酸味自体は嫌いだけれど!
あと、やはり少し香ばしい部分があった方が美味しかった(焦げ過ぎた所をハサミで外すのは正解だけれど)、より完成された味というか。
まあ、何かしら学ぶ事はあったでしょう、無駄な事は何も無い!!
次はこんな事が無いようにしたい。
臥薪嘗胆!!
(因みに自分はメレンゲは嫌いだ・・・甘過ぎる感じが・・・なんかこう、口の中がムズムズして・・・でも嫌いだからって知らない事は良くない、知った上で適度に判断をしていきたい)
メレンゲはスイス発祥だ。なのでメレンゲの種類には
・スイスメレンゲmeringue suisse(ムラング・スイス)・・・・湯煎、現在あまり見かけないらしい。
・イタリアンメレンゲmeringue italienne(ムラング・イタリエンヌ)・・・シロップを使うが凄まじく面倒!!、洗い物も増える。
・フレンチメレンゲmeringue ordinaire(ムラング・オルディネール)←さり気なくイギリスの伝統的な焼き菓子もこれを使っている様だ・・・そのまま冷やして泡立てる。
の3種類がある。
用途によって使い分けるのだが、
・スイスメレンゲは・・・カタチが崩れにくいので搾り出して使うデコレーション向けや焼菓子に。
・イタリアンメレンゲは・・・気泡が長時間しっかりと安定しており、シロップで殺菌されているので僅かに殺菌効果もあるのでは?と期待をされており、ムースやババロア・アイス・マシュマロ・バタークリームや、マカロンなど焼菓子にも
・フレンチメレンゲは・・・世の中で一般的だが、現在、生で使われる事は無いようだ(日本の卵は殺菌してあるが)。数十分冷凍して半解凍してから泡立てると卵白のコシが切れるらしい。
文献にはフランスの料理本が1番古いが、最初はスイスで発明され、イタリアで改良されたという説が有力。
今回はスイスメレンゲだ。
お湯を沸かし(80度ぐらいかな?)
濡れ布巾を用意しておいて。
砂糖と卵白(砂糖135g:卵白3つ分・・・本当は砂糖100gにしたかったが、スイスメレンゲでは砂糖が少ないと卵白が煮えて固まってしまう)
湯煎する前に先に砂糖と卵白を合わせて
軽く混ぜておく(最初に合わせておかないと卵白が煮えて固まってしまう、きっと砂糖の溶ける成分が固まらせないんだな)
温度計を差し込んで湯煎開始(本来鉄のボウルでやりたいが熱いし、うちのボウルは120度まで耐熱の出来るボウルだったのでこれでいく)。
ボウルが動くので左手の指でボウルの縁と温度計を入れて、右手であわ立てると良いだろう。
(かき回しながら温めて後で泡立てる人もいる)
そのまま弱火だといつになっても温度が上がらないので、ほんの少しだけ火をやや強くして50度まで持っていく。
温度計が50度までいったら(62度で卵白は凝固を始めるらしいから)、直ぐに濡れ布巾の上に移動して泡立てを本格的に開始。
泡立てていると段々砂糖の粘りというか抵抗を僅かに感じる事が出来る。ここからが多少長い。
イタリアンメレンゲほどではないがフレンチメレンゲよりは時間をかけて泡立て完成。
生クリームの様なイタリアンメレンゲと違って、スイスメレンゲの味はマジパンみたいな、砂糖の甘さが重厚な味かな。砂糖菓子とか落雁とかそんな印象だった。
なるほど、違う物だな。
<レモン・スイスメレンゲ・パイ>
さて恥の上塗りをしましょうか!
以前、作ったレモンカードがもう・・・限界だったので、使ってしまう事にした。
(又、レモンメレンゲパイかよ?と思うが、今度は失敗からコツを備忘録として明記しておこうと思う、臥薪嘗胆だ)
先ずショートクラスト生地を空焼きして。
レモンカードが固まっていたら湯煎で。もう片方のカードは固まらなかったのだが・・・ここはなぜ片方だけこうなったか?が課題(←課題が無ければ成長しないのかもしれない)の修正点だな。
レモンカードを塗り、
レモンカードが空になった瓶と蓋は油脂がこびりついているのでそのままお湯に入れても可。
レモンメレンゲパイは伝統的にはメレンゲを上から拡げて塗ってスプーンで模様を付けるモノらしいが近年は搾り出して模様を付けるモノも出てきたらしいので、クリームの絞り袋?(←この呼び方の名前が解らない時点で出来ないのが解る)を用意し
搾り出す事に向いているスイスメレンゲを絞り袋?に入れて(空気が入らないように詰めるにはどうしたら良いのだ?)
グルグルっと搾り出す(生地との隙間はスプーンで埋めないと下のレモンカードが沸騰してくるので注意!!)。
200度~210度に予熱しておいた200度のオーブンで15分~20分焼く(15分で良いかもしれないがうちのオーブンは古くて弱いので20分)。
得意な洗い物をしていると・・・
なにやら焦げ臭い臭いが・・・、ハッ!!しまった、今回は前回と違って温度が高いんだ!!、忘れていた!!、あ~やっちまった~と、急いでオーブンを開け、鉄板を下の段に移し、急遽、上段にもう1枚の鉄板を入れることでこれ以上のコゲを防ぐ・・・←このワザをどっかで活字で読んだ気がするのを覚えていた。
(丁度、アルミホイルを被せる事と同じ効果だ、しまった・・・、ここまできてもう遅いけれど・・・、もしかしたらある程度焼いて、鉄板を入れ、最後に鉄板を抜いて好みの焼き色を付ける逆の発想もあったのでは無いか?!!と、
しかも下の段に移動した時に上の鉄板のお知りにメレンゲの上面が触れてしまい、その部分が剥がれてしまったし・・・もう心もボロボロ・・・)
焼いている間、洗い物に戻る。絞り袋の金具はどうやって洗うんだ?先ず、どうやって搾り袋から抜くんだ?(精神的にボロボロ・・・で考える事さえ投げ矢理・・・)
なるほど袋を裏返せば金具が抜けるし、袋の裏側も洗えて捨てる時にエコかな(←クリームを入れるから衛生的に使い切りだよね?)。
タイマーがきて焼けたので鉄板を抜いて
完成品を見ると・・・ああ~、なんだ、この上面の日本の駄菓子のにありそうな香ばしさは?
いくら上がカリッとしているのが好きだからってこれは「違うだろ~!!」と心の中で叫ぶ・・・子供時代だったら泣いているわ、中学でも泣いているわ・・・ここまでやって悔しくて。
仕方が無いから焦げや香ばしい部分をキッチンバサミで切り取る、中途半端に残すと香ばしいからほぼ全部取る(ハサミが洗い物として1つ増えた!!)。
ここまでの大災害(後学の為、試しに少しだけ香ばしい部分も残してみた)。
ナイフで側面に空気を入れていき、フライ返し2本で(やはりオーブンは中~下段だったな)容器から網に出す・・・。
網じゃない・・・熱いうちに食べるものだから皿だった(冷めても美味しいけれど)・・・最後の最後まで・・・どうしてこうなってしまったのだろう・・・「ハートも濡れるナンバー」ではなくハートも折れる連続のコンボ。
こんな感じか、前回よりは特にショートクラストが良い出来だが・・・、上が・・・
因みに底の生地が分厚くてレモンカードの厚さが少し薄目な方が美味しい。
味は
・ショートクラスト生地が上手くいったからか?より家庭的な味の感じで前回よりイギリスっぽい(それだけに悔しい)。
・前回の方がプロっぽい味だけれどイタリアンメレンゲだからか(砂糖もレモンカードも今回より多いし)、これより甘酸っぱくて重い感じがする。
沢山入れれば良いというモノでもないのだな。。。
全体のマリアージュやバランス感というか。
どっちの方が美味しいという事はないんだけれ・・・、でも、イギリス菓子だし、イギリスっぽい方が自分は好きだな、好みだが、酸味自体は嫌いだけれど!
あと、やはり少し香ばしい部分があった方が美味しかった(焦げ過ぎた所をハサミで外すのは正解だけれど)、より完成された味というか。
まあ、何かしら学ぶ事はあったでしょう、無駄な事は何も無い!!
次はこんな事が無いようにしたい。
臥薪嘗胆!!