今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

HACCPの梅干(宇宙~戦国時代~三国志まで)

2014年10月31日 | 調理器具
先日、遂にというかなんというか、HACCPを導入した梅干を見付けた。

「HACCP(=ハサップ又はハセップ)」とは食品製造において危険な有害原因(ハザードと最近では解釈)を取り除く為に、全調理行程を規定し、衛生措置などが取られている国際基準だ。
 元々1980年代アメリカのNASA(=アメリカ航空宇宙局・・・月面着陸の「アポロ計画」・「スペースシャトル計画」・宇宙空間長期滞在の「スカイラブ計画」・現在の国際宇宙ステーション「ISS」等)で、宇宙食の安全性を確保する為に開発された方法であり、それがどれだけ緻密であるかは宇宙食という当時は人類未踏の空間での長期滞在に向け、相当に厳密な規定と管理を要するのかは想像して頂けるとすぐ解ると思う。
それが現在、様々な国の食品加工技術や食品加工機械・キッチン設備となって我々の生活でも応用されている。
 医療ドラマの様に足でペダルを踏んでキッチンの水を出すような設備から~調理の行程まで様々な分野があるが、特にアメリカでは1973年に「FDA」(アメリカ食品医薬局・・・外国から輸入される健康食品等これを取得しているとまあ少しでも信頼度が高いというか、日本では特保みたいなもので)、も取り入れられその後多くの食品郡に義務付けされて今に至っている。
その効果は絶大とのこと。

 酸味は少し苦手なのだが(自分には刺激が強過ぎて)、珍しくて世の中の為になるし思わず買ってしまった。ISOより好きかもしれない、ISOは審査料が高いイメージがあって、勿論HACCPも審査料があるのだろうが(我々外国人には見えなくて)、なんとなく昔、営業記者をしていた時、HACCPの「ハ」の字も知らない若造の時に取材先で丁寧に教えて頂いてそれが雑誌の記事に載って今でもその掲載された雑誌は家に保管してあるので覚えていたものだった。

 味は、この商品はだが、鰹節(オカカ)の味が効いており、少し前に流行った甘い梅干(あれは嫌いだったな~、どっちだよ?甘いのか?酸っぱいのか?って感じで)とは違って、どこか懐かしくもあるんだけれど新しい斬新さ醸し出ていて、特に高血圧でも無いので、毎日1個づつ食べてすぐ無くなってしまった。とにかく梅干ってゴハンに合うんだなって、ドカ弁先生の日の丸弁当さながらの状態(中途半端なモノを食うぐらいなら、日の丸弁当で充分だぜという感覚なんだ)だったが、これが不思議と毎日食べても飽きないんだ。
毎日食べても飽きない食品は鮪屋さんに勤めていた時(勿論、鮪)と、この梅干で2つ目だ。
不思議な感覚を再体験した。

その後違う梅干を買ってみようと、

減塩の梅干を買ってみた。減塩って本当に薄味なのな、オカズ無しの日の丸弁当には物足りないが、実際そんなオカズ無しの人間なんて、今の現代、まず居ないだろうし、、毎日食べる物としたら、これでいいのかな?身体の為に。とちょっと考えさせられた。

 梅干は、クエン酸がエネルギーの代謝を活発にさせ、消化したものをすぐエネルギーに変えてくれる効果や、殺菌・解毒・疲労回復・老化予防等も期待される食品だ。
又、戦国時代、戦いの最中でも梅干は陣中食として活躍しており、
梅干に含まれるクエン酸には、過酷な戦(いくさ=そりゃ、殺し合いだもんな。)で疲労が蓄積されると、「乳酸」などの疲労物質が溜ってくる為、体中の筋肉がこわって、血液循環が悪くなり、脳細胞・体細胞が酸欠状態に陥る。この様な時、梅干のクエン酸が乳酸の生成を抑制したり分解したりするといわれるので疲れも軽くなると昔から伝わっている。又ある古文書によると梅干は止血の傷薬や船酔いにもなったと書かれておりの薬としての効果もある。更に別の古文書によると戦場では梅干は最後の最後まで食べず、疲れたら、口先に持っていき、喉の渇きを癒していたという、食べてしまえば逆に喉が乾くから、戦場では見るだけにしておけという古文書(有名な「雑兵物語」)もある。
 三国志演義で曹操(=魏の武帝)が喉の渇きを訴える兵士達に、水を配ってあげられず、「少し先に行くと梅の木がある、それまで辛抱しろよ」と、兵士達に梅干を想像させて口に唾液を貯めさせ喉の渇きを癒させた逸話は嘘か本当か知らないが有名な話だ。
孫子13偏を編纂した曹操らしからぬ、地味なエピソードだが、結構好きな逸話。
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アイスが余ったら・・・

2014年10月29日 | スイーツ
アイスが余ってしまう事ってないですか?1カップ全部食べ切れないとか(ハー○ンダッツとか高級でミニなカップは別として、子供の頃よく買っていたヤツとか、子供達でも買えるアイス)
 自分は温かいお菓子にアイスを乗せるのが好きなので(基本的に温かいアップルパイにアイスクリームが好きで、リンゴとクリーム=つまり乳製品は合うのではないか?と思っている。)、今回、手近に手に入る小麦粉のお菓子やパン(まあ、コンビニで手に入りそうな身近なモノ)を温めて、アイスを乗せる実験をしてみた。

先ずはメロンパン(切れって?忙しくて・・・)

右がレンジ(どのぐらい手軽に出来るか?も試したかったので)、左がオーブントースター・・・う~ん普通かな。レンジの方は20秒ぐらいだけれど、やっぱりレンジで温めたパンって美味しくない。すぐガムみたいになるんだもの。

次はパンケーキ(モチモチじゃない方、ふわふわが好きなの、モチモチだったら和菓子食えって感じ=モチモチと餡子は良く合う、メールプルにバターじゃないな、それ(モチモチは)パンのコシに求めるものだ。

これもレンジはイマイチ・オーブンは少し周りがカリッとしてしまい、中間のバターが溶けてしまった。家庭で作るパンケーキの作りたてだったらもっと美味しかったのだろうな。

☆この辺で成功したいので、定番のアップルパイ。

合わない訳がない。やはりこれはオーブンだな。
本来本場イギリスのアップルパイはクレームドパテシエール(カスタードクリーム)の海の中にアップルパイがザブンっと入って潜水艦の様になっているモノだ、実際ロンドンで食べた時もそうだった。キドニーパイとこれを研究しにロンドンへ行ったようなものだし。(勿論「食」以外ではホームズやテムズ川と古き良き街並み、ROCKとスコッチと本場のPUBの営業を体験しに行った。)カスタードとほぼ同じ材料の安いアイスがこれと合わない訳がない。

次はカステラ(安い数きれ入りの)

そろそろレンジは無理っぽいというのに気付き始めたので、レンジ・オーブン・そのままの・・・レンジはまあまあだったが、今度はオーブンのがラスクみたいで味が強くなってしまった。、プレーンのは上手くマッチしなかった、ただ乗っかっているだけというか。

☆次はフレンチトースト(もう、自分で作れよ?って感じだけど)

これはイケル・・・レンジは捨てて良いけれど、プレーンとオーブンはアリだった。

次は右チョコスコーンと左ナッツタルト

もうレンジは捨ててオーブンだけで、・・・甘味が増す感じかな?スコーンは素朴なのが良い(良さ)なのかもしれない、ナッツタルトはやや、ほんの少しだがゴージャスになったけれど、ホンの少しだ。

次はドーナツ(ミニ)

これはどれもまあまあだったが、レンジもそこそこだが、オーブンでドーナツを焼くと油が染み出るというか、サーターアンダギーに近くなるので(別にサーター~がシツコイという訳ではない、あれはあれで素朴で好きな方)、アイスとは合わない。
プレーンも含めて全体的に甘過ぎる印象になってしまうかな。

次は古くなった安いビスケットをオーブンで焼いてサクッと元に戻したもの。

まあまあじゃない?、やっぱりこれもスコーンと同じで素朴さがウリなので、ゴージャスにすると相反するという感じ。(コーヒーが合いそう)

次は左がワッフルと、右がチョコクロワッサン

ワッフルは定番としても、☆チョコクロワッサンは、お、中々美味しいぞ、パンが美味しいみたいだ。

じゃあ次は蒸しパン(そのまま)

上手くマッチングしないからバラバラって感じ、蒸しパンのシットリさ(そこがパンとの違い、差別化した所だろう)がアイスの溶け出した水分でべシャっと。
難しいモンだな。

☆次はオーブンで焼いた蒸しパンとジャム&マーガリンをはさんだコッペパン。

蒸しパンは上記と同じべシャッとした結果だが、☆ジャム&マーガリンのコッペパンはイケるぞ。というか、ジャム&マーガリンのコッペパンを焼くとこんなに美味いのか!!?
やはりパンにアイスは合うな。
(ここまでくると食パンでやってみるべきだが、それは10年近く前からカラオケであるよな。とふと思い出す)

☆そこで、固くなったフランスパンの「カケラ」をオーブンで焼いて。

合う・・・間違いなく合う、今回一押しです。やはりシンプルなのに合わせるのが1番。

ここでちょっと休憩で、

コーラフロートにしてみたんだけど、味はまろやかになるんだけれど、炭酸が生暖かい缶ビールを開けた時のごとく溢れ出てくる。やはり氷が必要なのか!!

☆パンが合うという事で、シュガークロワッサン。

やはり合うね。コツが掴めてきた。(オーブン)

チョコ入りのビスコッティなパン

これはスコーンやビスケットに近い、オーブンで温めたけれど、上手く混ざらない・合わさらない。(表面が固過ぎるから浸透しにくい)

次はシフォンケーキ

蒸しパンの時と同じ様にベシャっとしてしまう。折角丁度良いぐらいのシットリさなのに。温めてもそんなに感動は無かった。甘味が増した。

チョコクレープ(これは温める訳にもいかないので添える程度)

これは普通にあるよね。創意工夫が足りなかった。

☆次はプリン(勿論冷たいまま)

これは美味しかった。「生クリームとプリンって合う」って何かに書いてあって、確かに生クリームじゃないけれど、アイスみたいな乳製品もプリンに合うなと。
(手軽に)凄まじい美味しさだった。

次はフルーツだけ。

上記のプリンに乗せてもよかったかも。そのままが1番上手いね。

☆次は「みつ豆」

これはよく昔の喫茶店とかにあるよね。

プリンベースのフレンチトースト

手作りのフレンチトーストは美味しかったのだけれど、アイスは蛇足だった。

市販のナタデココ

上手くMIXされない。

蒸した栗を殻からスプーンですくい出したモノ

イマイチだったかな。そのままが一番だった。


☆を付けたのが、合うお菓子です。
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「すだち」でアレンジ

2014年10月28日 | 素材
先日、秋刀魚の所で、すだちが大量に手に入ったと書いたが、何かアレンジ出来ないか?と少し頭を捻ってみた。

すだちティー、レモンの代わりにはならなかった、というかマジ合わなかった。(自分にはね)、最初ストレートで飲んでから、強目に絞ったら酸っぱくなったので砂糖をガンガン入れてみたんだが、なんか凄く中国とか日本とかこっち側のアジアのお茶に砂糖をゴッソリ入れた様な、キンカンシロップを煮出した汁をお湯で割ったモノ(=風邪をひいた時に喉に良い)みたいなモノになった。決してレモンティーの代わりにはならない。(レモンティーのイメージが強過ぎるんだろうな、僕等は)

次に、天麩羅を塩を付けてから「すだち」をホンの少し絞るという実験をしてみた。

先ずはシメジ↑、まあ無難に結構合うじゃないか!!?


次にインゲン↑、塩を付けて、かるく絞って(本当にかるくにしないとスッパイ)・・・かなり合うじゃないか、!!、インゲンの活き活きとした生命力(青み=自然さ)が蘇ってくるようだ。本当に美味しかった。(まあ、インゲンの天麩羅好きなんだけれどね)ちょっと想像を絶っしていた。

◎芋はすだちの果汁を吸い過ぎてしまうし、ニンジン・ゴボウは、なんか香りがブツカルというか、(お互い打ち消し合うのかな?)、土に生えているモノは合わないかもね?


そして最後、天つゆにあまり強く絞らずに(好みで)、入れてみた。
なんだこれ、こんな美味しいツユ舐めた事がない、何が合うんだろう?、もうその時は天麩羅を食べてしまった後だったので実験出来なかったが、まあおそらく肉天とかは合うんだろうなって気がした。

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鴨の串

2014年10月27日 | グルメ
先日鴨の串を食べた。初めてだったが、そんなに脂っぽくもなく(結構、脂ブシュッて感じかな?とか考えていて)、歯応えも適度にあって(弾力が良いの)、美味しかった、一生忘れられない味になったわ。やっぱシンプルが一番だな。

フラッと気になって試してみただけなんだが、良かった、たまに成功するものさ。
それが失敗も成功も血肉になっていく。


福島県いわき市やつくば市とコラボしたチャリティーのお祭りみたいなイベントを通りかかったので、急いでいたけれど、ちょっと寄ってみたんだ。
遠出する予定だったから、重い被災地の品物は買えなかったが、ちょっと寄り道してみるのも良いモンだね。

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ニンジン

2014年10月25日 | 素材

実は最近、生のニンジンにハマッている。しかも皮付き(魚や肉・葡萄の様な果物と同じで実と皮の間に凝縮された美味しさがある事を知った・あと実だけだとニンジンの甘さが際立ち過ぎて、おそらくこれがニンジン嫌いな人の主張したい部分なのだろうなって、・・・皮が付いていると、その甘過ぎる部分を中和してくれる事にも気付いた。うちは昔からニンジンや大根の皮も良く洗ってキンピラにしたり漬け物代わりにしてきたので、そんなに抵抗は無い=皮で「かき揚げ」なんかも良いらしい。あとウサギの『生態=あくまでもウサギではない生態だ』に凝っているので、どうしてもニンジンの写真やイラストが出てくるのでそれを見過ぎたのかな?っていうのもある。)

最初、食べた時は食べ方も知らず、歯から血が出たが、2回目以降は上手く食べられるようになった。どうもニンジンの上の方の方がニンジン臭くないのと、食べ易いという事に気付き、しかも葉っぱが付いていた茎(くき)の部分(食べる時は包丁の角で抉り取るが)より下の辺りの周囲=上から1.5cmぐらいの周囲が身離れが(縦に)し易いという事を知った。その部分が柔らかいんだ、そして最後に中の芯の部分を食べる。
又、ニンジンの細い先端の部分は味が強く、少しニンジン独特の青臭さ・エグミ・甘さが一気に口の中に広がるので、食べるなら上の方がオススメだ。(まあ食べないと思うけど)
とにかく自然の味を一気に凝縮出来ると考えて頂ければ想像が付くのではないだろうか(付かないか?)

味付けは、最初、塩だけや飽きたらマヨネーズ、そして最後に塩に戻るという感じだったのだが、最近は特に何も付けなくても食べれるようになってきた。
特に、洗ってよく水気を切って、半分に切り立ての時が食べ頃だ、切った切り口からニンジンの自然な香り(ニンジンの葉の香りに近い?かも)が一気に立ち上がる。これがいいんだ。混ぜ物の無い自然だな~って(=本物)という感じがする。

勿論、生のニンジンにはアスコルピナーゼという物質が入っていてこれがビタミンCを壊す効果があるのは知っているのだが、やめられないのよ。
酸と共に摂るとビタミンCは破壊されないのも知っているのだが、あまり酸味は好きじゃない、刺激が強過ぎて、イギリス料理(?)のF&Cにはモルトビネガーはドバドバかけるのだが。とにかくニンジンをジュースにする時によくレシピにレモンジュースを入れるのはその為でもある。(そこまで知っていながら・・・)
あとカロチンやビタミンAも豊富だ。加熱し過ぎるとカロチンも破壊されてしまうので過熱し過ぎも注意だ!!少し歯応えがある方が野菜って美味しいのかもね。
やや薄めにスライスし軽く芯が残る程度に茹でてマヨネーズや塩で食べるのも美味しい。
基本味無しで(素材の味がある)食べられるので、なんとなく健康に良いような気もする。(少なくとも高血圧の心配は少ないかも、高血圧の人ってやっぱり塩辛いモノが好きだもの、見ていると、漬け物とかバリバリ食っている。よくあんな添加物が沢山入った漬け物の素が入った漬け物を大量に食べられるな?と、見ていて思う。言わないけれど。やはり自然が1番だ。)
ネットとかを調べると、本当にニンジンが好きで毎日2本は生で食っている人もいるらしい、ツワモノだ。そこまで毎日じゃないけれどね、週3までならイケル。あのガリ・カリっとする感じがたまらないんだよね。

味が無いからバクバクいけるというのもあるんだよね。(米だって味がないじゃん?)だから飽きないんだよ。
イギリス人は「他人に味を付けられるなら、自分で付けた方がマシだ」という事でテーブルの上には必ず塩と胡椒が乗っている、そして料理には殆ど味が無い、でもそれって素材の味と、自分の好みを的確に把握しているから成せる業だと思う。
子供の頃からそういうものを食べているとそうなるんじゃないかな?素材本来の味を知るようになるというか。





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エールビールの勉強。

2014年10月24日 | 飲み物
エールビールの定義、大麦麦芽を使用し(但し白ビールでは小麦)、醸造する時に酵母を常温で短時間のうちに上面発酵させることで、複雑な感じの風味と、深味あるコク・そしてフルーティーな味(これは他のネットに出ているモノと同じ表現以外にあてはまらない、この表現しかない)を醸し出しているビールだ。
・エール以外のビールはラガーと呼ばれ、下面発酵である。
・エールは、イギリスを筆頭に、アイルランド、ベルギー、ドイツ、カナダ東部・アメリカなどの地ビールとして特に流通している。
・ラガーより発酵を高温で行う事で区別され、通常15℃~24℃で発酵させることによって、エステルという果実の様な風味の良い化合物を生成し、結果フルーティーな生成物となる。
・リンゴ、洋ナシ、パイナップル、バナナ、スモモ、プルーンの様な香りがする(←そういえば酸味がある甘い果実が多いね)。
・エールはラガーよりも甘味とコクがある。
・ホップで苦味と香りを与えて甘味とのバランスを取っているという。

よくイギリスの「ペール・エール」を飲むのだが、少しホップが強い気がするが、
今年の夏にコンビニで「PREMIUM MALTS(プレミアム・モルツ)」の青い缶を見付けて、

「なんじゃこりゃ?」と思って手にとって見ると・・・限定醸造のエールビールと書いてあるではないか!!、あの「プレモル」でエールビールの味が楽しめるとは!!これは1本買うしかない!!
どこまで日本の大量生産のビールがエールに近付けるのか?期待に胸を膨らませ、飲んでみた。う、美味い、こんなにフルーティーなフレーバーというか風味のするビールはちょっとお目にかかれないのではないか?(まるでベルギービールの様な甘さも期待してしまうが、決してベルギービールの様な甘さは無い)、コクも深くてまさにエールビールの定義を体現した様なビールではないか。
日本でも遂にこういうエールビールが飲める様になったんだなー。
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「きぬかつぎ」

2014年10月23日 | 素材

「きぬかつぎ・・・サトイモが大きくなる前の時期(秋)小芋の時に蒸して皮を剥いて食べる「秋料理」。

サトイモの3分の1に包丁でグルリと皮目に切れ目を入れて蒸し、皮をツマムと3分の1だけするりと剥け、この一部だけ皮が付いた状態を、平安時代の女性の衣装「衣被ぎ(きぬかづき)」にちなんで名付けられた。それが後に「きぬかつぎ」に転んじて呼ばれるようになったという。
「絹かつぎ」と呼ばれる場合もある。

蒸したり、茹でたりし、塩(や胡麻塩)、味噌を付けて食べるが、自分はいくつか食べて、そのままでも凄く美味しいやって事に気付いた。だってサトイモの(しかも小芋らしい)優しい味がするんだもの。素材の美味しさがダイレクトに伝わってくる。

蒸す方が栄養価が逃げなくて、旨味も逃げなくて良いんじゃないかな?

・石川早生(いしかわわせ)という品種がきぬかつぎでは特に有名で、大阪府南河内郡の石川村(現河南町)が原産だった為、そこの地名が付けられた。その名のとおり収穫時期が早く九州の宮崎では7月頃から収穫が始まるという。
8月15日の十五夜の月見は「イモ名月」と言われ、この石川早生(いしかわわせ)を蒸して塩を振って食す習慣があるとのことだ。
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秋刀魚の歌

2014年10月22日 | 今日の料理
すだちが大量に手に入った(貰った)ので、秋の味覚秋刀魚と食してみた。

ちょっとおおぶりだったので甘めだったすだち。
何もかけなくても、塩焼きだけで、秋の秋刀魚は美味いなあ!!


完食
アタマもいこうと思えばいけたんだが、流石にな。
(骨も揚げて骨センベイに?)

「魚をきれいに食べる女性は素晴らしい」という言葉があると素敵な女性が秋刀魚を食べながら「そう父に教わって育ってきた」と聞いた事がある。

さんま、さんま、さんま苦いか、塩つぱいか
「秋刀魚の歌」の一節・by佐藤春夫

佐藤春夫と谷崎潤一郎の妻千代(その後正式に離婚し佐藤と共になる)とその娘と3人で食事をしている時のおかずが秋刀魚だった時の切ない詩でした。

クラプトンのLaylaみたいなものか?と最初思ったが、谷崎一郎が恋多き男で、佐藤は悲しむ千代に同情してそれが恋心に変ったのですね。
(佐藤春夫と谷崎一郎は絶交してしまう。)


「秋刀魚の歌」

あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝へてよ
―男ありて
今日の夕餉(ゆうげ)に
ひとりさんまを食らいて
思ひにふけると。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児(こ)は
小さき箸(はし)をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝(なれ)こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒(まどゐ)を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証(あかし)せよ かの一ときの団欒ゆめに非(あら)ずと。

あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児(おさなご)とに伝へてよ
―男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは 問はまほしくをかし。
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市販のプリンの可能性は無限大!!

2014年10月21日 | スイーツ
プリンはあまり食べないんだけど(歯応えの無いモノは嫌いで・・・良い年齢の取り方が出来たら食べるかも)、今年の夏から秋にかけて市販のプリンを加工するレシピがある事を知ったので試してみた。
結構、製菓会社のHPにも出ているのだが学んだ事は実践して初めて本当に学んだ事になるという主旨なので。

先ずプリンに付属のスプーン(鉄の味が嫌いなので、これを使った。)を突き立て

冷凍庫へ

凍った頃プッチン(商品名が解ってしまうね)

取り出しズライ時は、少し周りが解けて滑り易くなるまで待つ。

するとこうなる↓

なんか、「魔法を見ているみたい」とまではいかないけれど、ちょっと感動、プリンがスプーンを刺してひっくり返しても突き抜けて落ちてこないなんて!!良い発想だ!!

味は、大体想像が出来るだろう・・・、現代っ子なら、なんというか・・・凍らせた時点で大体想像は付いていたんだが。

負けず嫌いな自分は、何かこれを自分の糧にしたいと同じ要領で、

葡萄果実とナタデココ入りのゼリーで実験

プッチンしなくても外気(当時は夏)で取り出し易い。

ナテデココも入っているのが解る。

ここでナタデココを凍らすとどうなるか?実験。

凍るという事は水分が飛ぶという事なんだな、ゼリーの中で干物の様に干からびて硬かった。噛み応えあり過ぎ。(いくら硬いモノ好きでも)

味は~、とっても良かった、中の葡萄の果実も食べているうちに半シャーベット状で、普通のシャーベットよりも濃厚でちょっと溶け出した所がゼラチンでプルルンとしていて、シャーベットよりもやや違う新食感、微妙な差だけどね。でも美味しかった。

大成功!!

そして秋を向え、寒さが増してきた頃、今度はプリンのホットレシピを見付けてしまった、、イカン商業主義に踊らされている!!、だがやらずにはおれないのが料理人の性!!(なまじゼリーで成功したのがいけなかった。)

先ず、プリンをレンジで温めて溶かす。


カップフルーツや食パンを角切りにして「プリン・フォンデュ」

甘~い~!!(う~ん・・・フランスパンや食パンをトーストしてみれば良かったかな?今思うと。)

悔しいので、

パンを投入し、

牛乳も突っ込んで、

5分ぐらい漬(ひた)し

フライパンで焼いて、(少しフライパンが焦げ付くけれど、水に漬しておけばすぐ、キレイに落ちる)

プリン味のフレンチトースト(かなり美味かった!!)最高の美味しさだった。
卵と牛乳の方が安くて自然な味かもしれないが、卵と牛乳の買い置きが無くて、パンが硬くなってしまった時、なんかに良いかも!!?

その後、残ったプリンを耐熱カップに入れ、

コーヒー(小さじ1)と牛乳(50CC)加え、レンジでチンすると、

ホットコーヒープリンミルクの簡易バージョン完成!!ミルクセーキのコーヒー版というところか?(コーヒーが多過ぎたのかな)

そこにアイスを乗せてウインナコーヒープリンミルク(名前が何がなんだか解らないが)にR-mixしてみる。

しなきゃ良かった!!もしくは逆にアイスクリームに少しかけて、アイスの味の変化を楽しむ食べ方にすれば逆転の発想で良かったかも。

その後市販のプリン会社のHPを見たらレシピが増えていた!!
可能性は無限大?だ。

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トワイス・アップ

2014年10月19日 | 飲み物
トワイス・アップという飲み方を知っているだろうか?

シングルモルトウイスキーのテイスティング(利き酒)方法に使われる飲み方で、「ウイスキー」と「常温(=冷え過ぎていない方が香りが引き立つ)の天然水」を1:1で割るのだが、試飲する時、アルコール度数20度(%)前後が一番その素材の香りや個性が引き立ち易いと言われる為である。テイスティンググラスという試飲専用のグラス又は無ければワイングラスを用いるのが一般的なようだ。
因みに、一応どんなお酒の水割りもカクテルに含まれるらしい。
トワイス・アップは、初めて出会うウイスキーや新しく封を切るウイスキーの時にオススメ!!(らしい、ウイスキーに強い人には。俺はロックかソーダ割り・ストレートが好きだけど。)
確かに、トワイス・アップを飲んだ時に、うわっ個性が引き立つな~・・・って感じたのを覚えている。

☆スコッチウイスキー(麦芽を燃焼させる泥炭(ピート)の煙のような香り=スモーキーフレーバーが特徴のイギリス連邦で製造されるウイスキー)のミニ豆知識


・「シングルモルト」=1か所の蒸留所で樽詰め・・・シングルモルトの99%以上を「ピュアモルト」と言う言葉もある。
・「ブレンデットモルト」=複数の蒸留所で作られたモルトウイスキーを混合して樽詰

・「シングルカスク」=1つの樽から作られたモルトウイスキー)

・モルトウイスキー・・・大麦麦芽を使い「ラウドスピリッツ(主張する酒)と言われ強い個性が特徴。
・グレーンウイスキー・・・トウモロコシと大麦麦芽を使い「サイレントスピリッツ(沈黙の酒)」と呼ばれ、あまり個性的ではなく大人しい。
・ブレンデットウイスキー・・・モルトとグレーンを混ぜて作ったもので、優しい個性と穏やかさの両方がある。

「イギリス」の本当の国名=United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテン及び北アイルランド連合国)の略で、イングランド・スコットランド・ウェーエルズ・北アイルランドの4つのカントリー(ここで言う「カントリー」は田舎という意味ではなく「国」を表す)から構成されている(英連邦)の立憲君主制の国。ウイスキーの世界への輸出規模は日本円にして6000億円にのぼると言われる。

最初、ウイスキーは卑金属から黄金を得る為の錬金術師によって、気まぐれで醸造酒(発酵させたお酒)を蒸留器に入れた所、人類が体験した事が無いような強烈な液体が出来た事が蒸留酒の始まりと言われている。少なくとも10世紀以前の事だったらしくて、この錬金技術を穀物から作ったお酒、つまりビールに限りなく似たものに応用したことが「ウイスキーの始まり」。


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鮭鍋

2014年10月18日 | 今日の料理


具を沢山入れなくても鍋にはなる。
白菜+ネギ(野菜ならなんでも・・・無しでもなんとか)+鮭
これでも立派な鍋だ。

特に今は秋ジャケも出ている、生ジャケでもいいし、
塩鮭でも、実は鍋でボイルする事によって、塩が抜けて、美味いのなんのって丁度良い塩加減になるから、夏場の日持ちが悪い時期の塩加減の強い塩シャケでも、醤油と酢などで(塩ジャケだと塩も完全には抜け切らないので僅かに塩味が残っているのでそのままでも塩味はある、そこを感じ取れるか?どうか?だ。)、自分の好きな味加減で食す事が出来る。
野菜も摂取出来るし、鮭の意外にある脂分で、良いコクが出る。

◎残ったスープは味噌仕立てにして、うどんや雑炊にしても良いし。
(そのままで平気な人はお吸い物仕立ての、何か穀物入りでも良いし)
刻みネギを散らしても良いし。

冬は鰤(ブリ)+大根を薄目に切ったもの(火が通り易いように)なんかも良いね。
(好みでショウガとか薬味にして、モミジオロシにしたら大根&大根で面白そうだが)
別に、
豪勢でなくても良いんだよ。違わないかい!!?


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凄まじく美味しい「生ピーナツ」という食べ物。

2014年10月17日 | グルメ
都会の人(や今の子)は「生ピーナッツ」というものを知っているだろうか?
(ピーナッツアレルギーの人はごめんなさい、日本蕎麦アレルギーよりも凄まじい反応が出て危うくすると死んでしまうんだよね?いつも薬を持ち歩いているとか?。自分も蕎麦アレルギーで血だらけになって何回か死にかけているし(蕎麦の実とか自分の満足満たすだけの創作料理で安易に入れんなよ、入れたなら近くの病院を調べておけ)・うどんの打ち粉にそば粉使わないで「差別」だ(だってうどんだよ?、小麦粉だよ?うどん食べに来ているのに死にたくないよ、もし家族の誰かが蕎麦アレルギーだったらそば粉は使わないんだろうな。)。それと「食べたら血を噴いて死ぬ」と言っているのに元上司から蕎麦をずっと強要され続けた事もあるから・・・それはパワハラを越えてもう犯罪の域に入った=国の機関も同じ見解。知り合いの経営者達も「そりゃ、一発OUTだわ」と言ってた。まさか良い年をして権力をかさにきて陰に陽にアレルギーの蕎麦を強要する人間が大きいと言われる会社に居ると思わなかった、何がCSRや環境だ?その前に教育する事があるだろが?ヤツが戻ってきたら俺は許さない、その一族郎党血縁関係者までも根絶やしにしても1000年は許さないつもりだ。自分の家族に蕎麦アレルギーが居たらどうよ?)

↑左の小さい方が美味しかった!!!

ピーナッツの花は地面に潜り込んで、ピーナッツを地中に作り、それを掘り起こして採取してから、3日以内ぐらいのまだ外皮が柔らかいうちに水洗いして、塩水でボイルすると、もの凄くフワッとしてこれでもか?という新鮮なピーナッツを味わう事が出来る。
今まで、こんな美味しいピーナツは食べた事が無いと驚いた、この時期だけ食べられるという。
(たまたま地域物産店のバザーで買ってきたものを食べたのだが)

土から掘り出して数日が過ぎて空気に触れ過ぎて乾燥したりすると、外皮が硬くなってきて苦味が出てくるという、又、発育し過ぎて右のピーナッツのように大きくなり始めてもあまりよくないと聞いた。あくまでも小ぶりで外皮も内皮も柔らかい状態のモノが美味しいという。とにかく美味しいんだ、自然のものってこんなに美味しいんだなって再発見出来る食べ物だった。食べ物に感謝が出来る。

イメージは勝手だけどオレンジ色(オレンジの味という事ではない)にしとこう、これは自分の覚書みたいなものだ。(絶対、気にしないで下さい)

◎上記冒頭で書いた蕎麦屋さんへごめんなさい、こんな身体に生まれついて、本当は調理人だから、色々な人の話を聞いて、世の中の様々な食材を食べて、それで頭の中で蕎麦の味というもの(風味も)を想像しているのですが、(おそらく、自然薯とかの様な土の風味に、色は灰色=そのままですね、で、香りが立っていて、とそこまでは解るんですが)
食べると自分の場合は、空気に触れている皮膚の部分が3倍に膨れ上がって皮膚が耐え切れなくなってあちこちから血が噴出してきて、呼吸困難を起こして、ステロイドを打ち続けてなんとか元に戻るか?どうか?なんです。(どうも蕎麦のアクに反応してしまうようです。調べたところ)
昔、信州の有名な蕎麦屋さんがあって、友達達と旅行して自分の為に友達が蕎麦を食べれないと可哀想だなと思って、ツイ蕎麦屋さんに入って、よせばいいのに自分は馬鹿なのでみんなの先頭に立って蕎麦屋さんに入店してしまい「蕎麦以外のメニューてありますか?」と訊いて「うち蕎麦屋だから!!」と怒られた事があります。こっちの蕎麦屋さんみたいにカレーは無くても、カツ丼かせめて天丼ぐらいはあるかな?と思って、入ったのが甘かったです。
その7年後、ある会社の記念パーティーでホテルの中華料理で海老団子に蕎麦の実を付けて揚げて更に片栗粉でトロミを付けてあって、まさか中華で蕎麦を使うとは思わないし、そんな調理法で出てくれば解るハズも無くて(蕎麦を食べた事がないので蕎麦の実自体も解る訳がなく)、最初、急性甲殻アレルギー(エビ・カニ)か?と焦りましたが、蕎麦の実でした、それを乾杯のビールとやってしまったので、前身に蕎麦のアレルゲンが駆け回るのが恐ろしく早くて、死にかけました。(会社の看板を背負っていたので意地でもその場では救急車を呼びませんでしたが、血だらけだったのですぐにご挨拶をして帰宅して、意識を失いました)、
その2週間後、今度は会社のみんなとランチへ行って、創作イタリアンで八穀米リゾットを食べて、自分だけがなぜか「美味しくない・美味しくない」って言っていて、帰る時に精算のカウンターで八穀米リゾットの原料全てが書いてあって、そこに蕎麦の実が入っている事が解り、その時はビールを飲んでいなかったので血管への到達までは時間がまだあったので、必死にお店の人に「蕎麦アレルギーなんですけれど、この近くでアレルギーを治療してくれる病院知りませんか?時間が無いんです、教えて下さい。」と店の人に頼んだら、コックさんが出てきて「私のせいじゃありませんからね」の一点張りで「いや、そうじゃなく、ただ病院を教えて下さい、時間がないんです」と訴え続けたのですが、「私のせいじゃないですかね、私のせいじゃないですからね」の繰り返しで、オドオドしちゃって、話にならなくて・・・なんてダサいシェフなんだ、人の命よりも自分の責任が大切かよ?って思った事があります。
幸い、その時はもう店の人に訊いても解らないので(地元の病院ぐらい調べておけって)、自分で帰宅して知っている病院へ行き薬を打って助かりましたが、皮膚は赤くなってきていました。勿論当時の上司に「又食ったのか?バカかお前?」と怒られ(その上司は今の会社の元上司と違い、蕎麦を強要したりしない、小さい会社でも人の痛みが解る上司だったので)、そんな記憶(=事実)があるので、蕎麦の事にはキチンと書いております。
だからピーナツアレルギーの人や、入院していた時の小児科で小麦アレルギーの子がオヤツに煎餅しか食べられないのも見てきたし、キチンと書かなければいけないなって。
飲料メーカーでも蕎麦茶を出していますが、もし紙コップで出されたら解らない、本当に怖いです、(悪意があるかもしれないけど、「知らなかった」とか「ついウッカリ」とか嘘つかれたらそれでお終いだし、人前で無垢なフリをする子供っぽい人ほど残酷だから何をするか解らないのが怖い、だから皆逆らわない、それもガキは知っている。「死角」って子供の世界では必ずあるのだから、大人の世界ではもっと巧妙になって死角が存在する。全員が全員味方の人間なんている訳ないし、そんな人間信じられるかよ?色んな方向から物事を見る事だな、複眼を持て)
ピーナツアレルギーの人も体験談を書いて欲しい。
やはり物事って多角的にあらゆる方向から見ないといけないから、その業界の自分だけの世界観だけで見てはいけないと思うんです。だから生ピーナツの事を薦めながらも、アレルギーについても書きました。物事は50:50(フィフティ:フィフティ)ですもの。
飲食業の人、気を付けて下さい、ダサいシェフにはならないで下さいね。
大人として、料理人や調理人である前に人間なのですから。




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紅茶のグレード(かなり書いた)

2014年10月12日 | 飲み物
紅茶にはグレードがある。
それは茶葉のグレードだ。
紅茶が好きで好きで仕方が無くて、昔ある女性にそんなに勉強して「紅茶検定でも取るつもりなの?」と訊かれたが、「いや、俺は紅茶が好きなだけなんだ、勉強なんてましてや資格を取る為の勉強になんかしたくない」(俺と紅茶は空気みたいなモノで無くては困るんだ、自分が楽しくて美味けりゃいいという意味だった。)と答えた事があったが、あまりにも毎日飲み過ぎたのがいけなかったのか、案の定ご多分に漏れずに腎結石になった。
これは紅茶等のお茶類に含まれるシュウ酸カルシウム(ホウレンソウ・乳製品・タケノコ・パセリ・小松菜・ナッツ・チョコレート・ココア・コーラ・緑茶・紅茶に多く含まれる)が原因だそうだ、イギリス人はそれを長い歴史の中で体験として解っているから、腸管から吸収されるシュウ酸を減少させる効果があるカルシウムを同時に摂取する為にミルク(牛乳)を入れてミルクティーで飲むのだが(テイスティングする時でさえミルクを入れて飲む人がいるという「それじゃあ、テイスティング出来ないでしょう?」と他の国の人は言うが、イギリス人は「どうせミルクを入れて飲むんだから、ミルクを入れた味でテイスティングするんだ」と答えるそうだ。
う~ん、歴史の差を感じる。

さっき黒田官兵衛のドラマを観ていて千利休が切腹したシーンを観たので、なんとなく書いてみるのだが、利休が生きていたらどう思うだろうか?
因みに戦国の世に茶道を持ち込んだ信長は、よく酒を飲むシーンがドラマ「であるが」、信長の記録を読むと金平糖とか甘い物好きで虫歯だらけだったそうだ。だから終始イライラ・イライラしていて、あんなに残酷な事をし続けたのだろう、そしてそんな虫歯だらけの人間があんなドラマみたいに酒を飲む事はまあ無いだろうなと思う、すると自然に目を向けるのが人間お茶ではなかったのか?と(個人的に)推測されるのだが如何だろうか?

ま、それはおいといて、
ところで、その紅茶のグレードの話だが、
例えば↓下記の様に「FTGFOP1」とか書いてあるのが見えるだろう?。

これが、茶葉のグレードだ!!

「グレードを見ていく前に・・・学んでおきたいこと」(いきなりグレードが見たい人はのグレードの所まで下へスクロールして下さい、ま、読み方や基礎を知っていた方が楽しいだけなので・・・つーか深過ぎる!!)

最初のF・・・「ファイネスト」・・・最上級のモノ。

中央のF・・・「フラワリー」の略で、全葉で形状の整ったモノ。

後ろのF=ファイニングス=Bより更に細かい粉砕だが粉状ではない。

T・・・「ティッピー」(チップ)の略で、ゴールデンティップ(チップ)呼ばれる新芽を多く含むモノ。

G・・・「ゴールデン」の略で、金色の産毛が付いた芯芽(チップ)が入ったモノ。

P・・・「ペコー」の略で、中国語で「若葉」を差します。それの5ミリ~7ミリの若葉で、オレンジ色をしているのでオレンジペコーという名で呼ばれています葉は太めでよく揉まれているがオレンジペコーにはなれない品質があまり良くない茶葉の事を指し、4枚目の葉を刻まずによじった葉で、渋みが強く中近東で好まれる。価格が安めで、安価なブレンド紅茶に使用される。

PS・・・「ペコー、スーチョン」の略で、葉の部位だとペコーの下の部分を用いてこれをねじったタイプで太く短め。

語尾のS・・・「スーチョン」の略で、PSの下の部位の葉をねじったもので太く丸められて、中国茶などに使われる。

B・・・「ブロークン」の略で細かくカットした茶葉を意味します。芯芽を多く含まれると言われることもある。

語尾のF・・・「ファイニングス」の略で、Bより細かいがDダストよりも大きく、平たくて細かく小さなサイズに粉砕(カット)したもの。語尾にFが付くのは「ファイニングス」で細かいという事を意味します。)

D・・・「ダスト」の略で、一番細かく粉状になった茶葉だそうです。粉状で低級品というイメージが湧きますが、どの等級を粉状にしているかによって、グレードは違うそうで良質のものは抽出が早く風味も強くて濃い色が出る為に高値で取引される。主にティーバッグに加工されたりフレーバーティーに使用されるとのこと。今度袋の中の茶葉を確認してみて下さい。

「チップ」・・・新芽のことで、茶葉のまだ葉が開いていない、くるんと丸まった状態の芽のことで、外側に白い産毛が生えていて、葉が成長するに従い、産毛が脱落していく。この白い産毛を中国では「バイオウ」と呼び、ペコーの語源になったらしい。チップ自体は淡い風味なのでチップだけではもの足りない。

「シルバーチップ」・・・発酵させず自然乾燥させた銀色の芯芽のこと。シルバーチップスは2000種類の茶木の中でクローン545番のみに与えられる称号でモノ凄く柔らかいので手の柔らかい熟練した茶摘の人だけが扱うことが許されている。これが含まれると、ほんのり甘い果実の香りがし、味じゃ甘味の余韻が長いことで知られます。

「ゴールデンチップ」・・・ゴールデンチップス専用の茶木から獲れる、シルバーチップの芯芽に紅茶液を数日かけ続け紅茶が茶葉の芯まで染み込み金色に着色されたもので、まろやかで甘いのに濃厚で、フルーティな余韻があり、これが多く含まれる程高級とされる。(因みにゴールデンチップだけ集めたものよりもゴールデンチップが多く含まれるものの方が美味しく感じられる。)

アタマのS・・・その農園で凄まじく良い茶葉が獲れた時にはFTGFOPの更にアタマに「S」を付けてSFTGFOPとする所もありSはSuper(スーパー)の略です。

「CH」とか「CL」とか語尾に付く場合

「CH」・・・茶の純粋な原産地中国から移植された中国種の樹で作られた紅茶で、ダージリン紅茶では大変貴重な茶葉で深みがあるそうです。

「CL」・・・Clonal(クローナル=接木=つぎき=挿し木)の略で優良な樹だけを接木して、新しい樹を作り、そこから生まれた茶葉の事です。一般的に香り高くダージリンで多いとの事。

「MUS又はMUSCATEL(マスカテル)」・・・ダージリンでマスカテルフレーバーを持っていると農園が判断した時に表示に追加される。しかしこの表示があれば必ずしもマスカットフレーバーがあるとは限らず、不可価値のキーワードでもある。

☆紅茶の季節分け・・・主に「ダージリン」・「シッキム(ダージリンに似た幻の紅茶で、ダージリンより味、渋み、コク共に優しめなようだ。インドのシッキム州政府が管轄するデミ茶園だけで生産されるので手に入りにくい。)」・ 「アッサム」などで分けられる。

「ファースト・フラッシュ」=(3月~4月の春摘み)・・・いわゆる新茶みたいなもので、日本とドイツで任期が高いが、味がやや薄めだったり(コクが少なめ?)、時には青臭いとも表現される事もあるので、趣味趣向が分かれる。グリニッシュという若々しい香りが特徴。日本茶に近いとも言われたり、初モノとして競い合って店頭に並べる店もある。タンニンが少ないので発酵しにくく茶葉は緑色。

「インビトウィーン(又はビトウィーン)」・・・あまり出回らない中間摘みの良質な紅茶。

「セカンド・フラッシュ」=(5月~7月の夏摘みor2番茶摘み)・・・ダージリンのセカンドフラッシュは「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、紅茶のバランスが取れたクオリティーシーズンで、一般的にMUSUCATEL(マスカテル)フレーバーを有すると言われているのが全てセカンドフラッシュの中にある。他の時期よりも高品質とされており、高値で取引される。味はとにかくコクがあり、味も香りもワンランク上というのが飲んですぐ解る感じだ、覚えると、ああ~これ、これ、これがセカンドフラッシュだよと解るようになるし、納得出来るようになるだろう、初心者が基準にするには良い紅茶かもしれない(入門し易いというか)。世界中のダージリンファンはこのセカンドフラッシュを待ちわびている。

「モンスーン」・・・オータムナル(秋摘み)が始まる前のモンスーン気候の季節に少量だけ収穫されて出回る。

「オータムナル又はオータムナルフラッシュ」=(雨季を過ぎた9月又は10月~11月の秋摘み・秋茶)・・・水色が濃くて赤色がかったオレンジ色の荒れた品質で中級品とされており比較的安価で入手出来る。香りは少し劣るが、渋みとセカンドフラッシュよりも引き締まったような濃厚で丸みを帯びた味でミルクティーなどにも良く合う。

「ベストシーズン」・・・スリランカで生産量の増える季節。

「クオリティシーズン」・・・スリランカで特に良い紅茶が採れる季節。

「世界の三大紅茶」・・・「ダージリン(インドの地方名)」・「ウバ(セイロン)」・「キーマン(中国)」

「紅茶のシャンパン」・・・ダージリンのことで、標高の高いところ~急な谷底に至る斜面で栽培されるので寒暖の差が激しい為この力強い味と香りになる、特に香りが重視される為、ストレートで飲まれることが多い。因みにダージリンは硬度の低い水を使うと良く香りが出ると言われる。

「スリランカ(セイロンティーでスリランカは1972年までセイロンと呼ばれ世界の茶の10%を占める。一般的には柑橘系の香り。)」では茶園と加工工場の標高によって、
3つの種別に分けられる。

①ハイ、グロウン、ティー・・・標高1200m以上の産地で代表的な品種は世界三大紅茶の1つ「ウバ」・「ディンブラ」・「ヌワラエリヤ」などがあり、バラの様な香りと評される。

②ミディアム、グロウン、ティー・・・標高600m~1200mの産地で代表的な銘柄は「キャンディー」などがある。

③ロー、グロウン、ティー・・・標高600m以下の産地で、香りが少ないが濃厚な味なのでチャイなどに向く「ルフナン」などが中東で人気がある。


↑「アッサムマーク」
インド政府公認の品質保証マークで毎年各茶園から集めた紅茶をティー・テイスター達(紅茶鑑定士)が鑑定し、特に良質のアッサム茶にしか許可しない由緒正しいマーク。

「キーマン(キームン、キーモンとも)」・・・中国の紅茶で発酵度が強く、キームン香と呼ばれるバラのような香りが特徴。品質は8等級に分類され1等・2等は政府高官のギフト用として使用され、日本に出回るのは4等九以下が多く、等級が上がるほど味の濃度が増し、香りの余韻が強くなる。有名になった事で粗悪品も出回りスモーキーフレーバーが強いと称される品はこの粗悪品事件の名残り。

「フレーバーティー」・・・紅茶や緑茶に香料や花びら、キャラメル、チョコレート、果皮などで香りを付けた飲み物でドライフルーツや花びらを混ぜた茶葉もこれに含まれる。

「ラプサンスーチョン(正山小種)」・・・茶葉を松の葉で燻し、本物のスモーキーフレーバーを付着させた品で、癖のある大変強いスモーキーフレーバー(=燻香)を特徴とし、直接日本に輸入されずイギリス経由で日本に入ってくることが多い。日本の水でいれるよりも、石灰質の多いロンドンの水でいれると味や香りが軽くなると言われる。癖が強いので好みが分かれる種類でもある。因みに「キーマン」紅茶はこれを模倣して作成されたという。

「アールグレイ」・・・ベルガモット(ミカン科の柑橘類で、果肉は苦く食用に向かない為に精油=植物から得る油を採取し、香料としてオーデコロンなどの香水に用いられる、コロンブスがカナリア諸島で発見しスペイン、イタリアへ伝えた果実)で柑橘系の香りをつけた紅茶、原料はキーマンが使われる事が多いが、特に規定が無いので、セイロン茶や中国茶とセイロン茶のブレンド、稀にダージリンも使われることがある。Earl Grey(アールグレイ)とは「グレイ伯爵」の意味1830年代の英国首相、チャールズ・グレイに由来する。アールグレイ独特の芳香が特徴で一般にお茶の香り成分は冷やすと控えめになるが、人工的に香り付けした(=着香茶)のアールグレイはアイスでも香りが解り安い為にアイスティーに使われる事が多い。又ベルガモットの香りは温度が高くなるほど引き立ってくるので、慣れない人にとってはとても呑みにくいが、この香りはミルクとも相性が良いので、ミルクティーとしてもよく飲まれる。

「ミルクティー」モンゴル人・ユーラシア遊牧民・がお茶に牛や羊の乳、又はバターを入れて飲む習慣があり、ヨーロッパ人がこの習慣を始めたのはごく近世のことと言われている。茶葉はミルクに負けない風味の強いモノが向き、代表的なものはアッサム種やアールグレイなどで、発酵度が低く繊細な風味のダージリンはミルクティーに向かない。

「アイスティー」・・・1904年のセントルイス万博で英国人のリチャード・ブリチンデンという紅茶商人が、猛暑に紅茶の宣伝・販売をしていたが暑くて誰も飲んでくれずヤケになって氷を入れたら大ヒットしたという伝説(あくまでも伝説)があり、それ以来アメリカを中心にアイスティーは広まっていったというが、それ以前にも存在したという話もあり、1879年に発刊された「Housekeeping in OldVirginia」という料理本には緑茶のアイスティーのレシピが公開されており、1890年ミズリー州で開催された南北戦争の退役軍人大会でアイスティーガ振舞われたという記録文献も見付っている、いずれにしてもアメリカから始まった飲み方らしいが、当時は緑茶の苦味をやわらげる為に檸檬(=レモン)や砂糖が使われていたが第二次世界大戦後に紅茶へ移行していったとのこと。アメリカ南部では「スウィートティー」と言われる大量の砂糖を入れた凄まじい甘さのアイスティーが日常的に飲まれている。因みに本家のイギリスではあまり飲まれない呑み方だ。

グレード

☆F=フルリーフ(=全葉)だと、
「FTGFOP」・・・「フィナー、ティピー、ゴールデン、フラワりー、オレンジ、ペコー」の略で、特に品質の良い「ゴールデンティップス(茶葉の一番上に生えている新芽のことで、香りが良く収穫量が少なく稀少で白い産毛が付いており、この茶葉の量で紅茶の等級が決まる」)を多く含む最上級品のこと。ダージリンの殆どがこれでアッサムでも見られます。下記のTGFOPより良質なものにFやSがアタマに付き、更にその中でも優れたものに「1」という数字が語尾に付きます。(写真の「FTGFOP1」の様に)

「TGFOP」・・・「ティピー、ゴールデン、フラワりー、オレンジ、ペコー」の略で、上記に書いたゴールデンティップスが多少含まれ、アッサムが多いようです。

「GFOP」・・・「ゴールデン、フラワリー、オレンジ、ペコー」の略で、上記のTGFOPより少ないが僅か~にゴールデンティップスが含まれる。

FOP・・・「フラワリー、オレンジペコー」の略で、オレンジペコー級の並みの大きさで新芽や若葉が多く含まれるものを指します。(ワンランク上のFOP1もある。)一番先端にある芽(チップ)のことで、収穫量が少なく大変貴重。このチップが多く含まれる=高級紅茶であるとされる。

OP・・・「オレンジ、ペコー」の略で、一番大きくて細く長くよじれた針状の茶葉の形状で水色も明るく薄いのが多く風味も甘味強く渋みが少ない。先端茶葉とそのすぐ下に生えている2番目までの若い茶葉→(一芯二葉)。刻まずによじっただけの長い葉で、甘味が多く渋みが少ない。

P・・・「ペコー」の略で、葉は太めでよく揉まれているがオレンジペコーにはなれない品質があまり良くない茶葉の事を指しチップは含まれないとのこと。


☆B=ブロークン(=砕いた)だと、

TGFOP・・・「ティッピー、ゴールデン、フラワリー、オレンジ、ペコー」の略で、ブロークンタイプの最上級。

GFBOP・・・「ゴールデン、フラワリー、ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、金色の新芽、ゴールデンチップが多く含まれる、GFOPの最上級。

GBOP・・・「ゴールデン、ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、金色の新芽・ゴールデンチップスまでも共に砕いた豪華なブロークンタイプ

FBOP・・・「フラワリー、ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、FOPが一回り小さくなったもの。

「BOP」・・・「ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、「OP=オレンジ、ペコー」の茶葉を細かく砕いたものでミルクティーなどに用いられる上級品。コク・キレ・香りに優れ需要がとても多い。

BP・・・「ブロ-クン、ペコー」の略で、BOPよりもややサイズが大きく、芯芽を含まない平たいものが多い中級品らしく、増量用に使われる。

BPS・・・「ブロ-クン、ペコー、スーチョン」の略で、BPよりもやや大きめの葉でブレンドに用いられる。


☆後ろのF=ファイニングス=Bより更に細かい粉砕だが粉状ではない

BOPF・・・「ブロークン、オレンジ、ペコー、ファニングス」の略で、ブレンド類に多用される上級品で、BOPよりも小型なので水色が早く濃く抽出され、BOPより更に細かくなった茶葉の事で上級品のティーバッグに使用されます。濃厚なコクがありミルクティーに向いているとのこと。

GOF・・・「ゴールデン、オレンジ、ファイニングス」の略

OF・・・「オレンジ、ファイニングス」の略

PF・・・「ペコー、ファイニングス」の略

☆D=ダスト=砂粒状だと、

D・・・「ダスト」(ワンランク上のD1もある)・・・葉のサイズが最も小さい

PD・・・「ペコー、ダスト」・・・CTC(下記参照↓)最もサイズが小さく水色が濃い。

☆「CTC」・・・伝統的なオーソドックス製法とは違うCTC製法という加工方法で、機械(CTC機)を使って、ゴマ粒の様な丸くコロコロとした茶葉を作り出す製法で、短時間でしっかりとした味わいを抽出する事が出来るように生まれた新しい製法・この方法で大量生産が可能になったので大工場で加工することが多く、現在世界中の紅茶生産量の半分以上がCTC製法だと言われ、どの地域で加工してもよく発酵した香りと強い渋みが特徴で、色はたいへん濃い目になる。等級としてブロークン、ダスト、ファイニングスの区分。
・C=Crush(押しつぶす)
・T=Tear(引きちぎる)
・C=Curl(丸める)
の意味で、
粒の大きさも砂状のものから数ミリのものまでいくつもサイズがあり、粒が大きくなるほど等級が高く価格も高いが、粉の様に細かいモノ(ダスト又はファイニングス)の方が濃く強い味で安価になります。味の特徴はしっかりとした味になるので、ティーバッグやミルクティーなどのアレンジティーに向いているかもしれません。

ティーバッグ用(多くはCTC製法)の区分

BP・・・「ブロ-クン、ペコー」の略で、大きめのブロークンスタイル。

BOP・・・「ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、小さめのブロークンスタイル。

PF・・・「ペコー、ファイニングス」の略で、小さめのファイニングス

PD・・・「ペコー、ダスト」の略で、サイズが最も小さい。

まあ、ザッとですが、このぐらい知っていると、又違った楽しみ方が出来るかもしれませんね、
実際FTGFOP1とTGFOPでは、う、違う!!と瞬時に感じれました。
他のサイトや紅茶本でもっと細かく勉強されたい方は更に奥深く調べて紅茶道を極めて下さいね。

あと、水についても勉強しても面白いかも。
☆イギリスの水は、カルシウムを多く含む硬水。
☆日本の水は様々な成分が少ない軟水。
◎軟水で紅茶を入れると、渋みと香りが強くなり、水色は明るい。
◎硬水で紅茶を入れると、コクは出るが香りが弱くなる。水色は黒っぽい色になる。
・中硬水(硬度300~100)は、同じ硬水圏の西欧ブレンドティーやアッサム種に適している。フレーバーティーも香りがやわらかくなる。
・軟水(硬度100~30)は、スリランカの紅茶やダージリンなど軟水は香りを引き立たせる効果がある、ただ、渋みを強く感じることもあるので、蒸らし時間に注意しなければならない。
・超軟水(硬度30以下)は、キャンディやニルギニなど、超軟水は香りや渋み等個性が強く出るので、なるべく個性のあまり強くない茶葉を用いると良い。フレーバーティーや燻製香を付けたスーチョンなどは個性が強く出過ぎるきらいがある為好き嫌いが分かれる可能性もあるという、又、成分が早く抽出されるのを利用して水出し紅茶に利用する手もある。
◎ミネラルの含有量が適度な場合はうま味や甘味が感じられるが多過ぎると苦味が出てくる。
◎酸素の少ない水だと上手くジャンピングが起こらない、ペットボトルの水は振って酸素を入れるとか、再沸騰や汲み置きした水は酸素が少ない。
◎沸騰させ過ぎても酸素は減ってしまう、沸騰直前から沸騰後数十秒が良いらしい。

ここまで書いてなんだが・・・、
自分は、やっぱり自分が(ストレスにならず)美味しいけりゃいいや、自分にとっては紅茶が空気みたいに大切な存在なんだ。
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