今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

何故か?贅沢にするほど何かが違くなるスコッチ・パンケーキ。

2017年10月19日 | スイーツ
スコッッチパンケーキ(スコティッシュパンケーキ)は小さいパンケーキだ。

匙ですくってフライパンにポトリと落とすところから「ドロップスコーン/DropScones」などとも呼ばれている。

今回100gに薄力粉

大体小さじ1のベーキングパウダー(←もう古いBPだったので、少し増やしても良かったかも)

を混ぜ合わせ(時間があればふるって空気を含ませると良いだろう)

砂糖を20g~23g、甘いのがキライだから少し減らせば良かったかな・・・

グラニュー糖とかでも分量を変えても良い・・・
グラニュー糖の方がコーヒーなど飲み物に合い易い様に角砂糖などサラッとしていて、甘さもくどくなく、焦げ付きにくいので焼き菓子では扱い易いのだが、あくまでも家にある材料でやる事が私の趣旨なので、因みにケーキはグラニュー糖はサックリ、砂糖を使うとシットリとして味も含め、どちらを使うかは好みの問題らしい)

それをササッと混ぜて

砂糖の塊を潰すように良く混ぜる。

卵(今回はM玉)と牛乳130ml

中央にくぼみをあけて、真面目な人は先に卵をよく溶いてから入れるのだろうが、皿を汚したくないんで(正しい人は卵を溶きましょう!!)、卵液を1滴残らず使ってあげたいので、お好み焼きの様に中央にポトリと落として、少しかき混ぜ、少しづつ周囲の粉を崩していく。

牛乳を少しづつ溶いて、ダマを作らないようにしてみた。

(あまりかき回し過ぎるとグルテンが発生されサックリしなかったり、牛乳が足りなくなったりするので適度に手早く、やっぱ関西の人は上手?なのかな・・・)

あらかた粉が無くなったら、グルテンを精製してコシを出したい人は蓋をして冷蔵庫へ入れ、生地を休ませる。
(自分はサックリ派だから少しだけ、休ませた)

その間に生クリームでも泡立てよう(←結果から言うと要らなかったのだが)。

硬めにクリームをホイップしておいて、今度は蓋を取り替え、ホイップを冷蔵庫へ。

硬めにホイップしたから合わなかったのかなぁ~、いやいやそうではない、イギリス料理だからだ。

今までフライパンに落としても何故か流れてしまうのは、理由があった、フライパンの中央がややち小高くなっていたのだ!!ホットプレートなど平らな鉄板で焼けばそんな事にはならないと気付く。

布巾などの布を何処か火事とか邪魔にならない所にに用意しておく。

鉄フライパンなので、よく温め、サラダ油を敷いたら、キッチンペーパーで軽く拭き取る(又、油を敷くので何処か小皿の上にでもキッチンペーパーを置いておく)。

カレーとかのスプーンですくって、

ポトリと落としていく(直径5cmが目安)。

火加減は中火の弱火、これはコンロの口径が広いのでやや弱火

奥左、穴がフツフツとスポンジみたいに全体に空いてきたら(写真を撮る時間があったのでもう少しプラスして)、

失敗、ひっくり返す(ホラ、これは裏面焼きがまだ甘かった)

2~3分焼くのだが、ある程度固まったらどかして、空いているスペースに次のパンケーキをポトリ。

今度は失敗しないぞ↓

ホラ、どうだ!!、この色だろ?

別に1回1回でなくても良いが、3~4枚ぐらい焼いたらキッチンペーパーにしみ込んだ油を塗って(鉄フライパンがコーティングが剥げ落ちるとかが無くて好きだからねコ-ティングしてあったら油の量を減らしたり要らなかったりするらしい・・・知らんけれど・・・なるべく原始的でありたい)。

焼き終わったら皿に乗せ、布巾や布をかぶせてなるべく全体を覆っておく。
(キッチンペーパーを皿の底に敷いて、上からもキッチンペーパーで覆う技もあるが、地球の事も考えたいし、経済的でもないので布巾や布で)

乾燥させない為だが、普通、ピザ生地やパン生地もそうだが、乾燥させないようにするなら、こういう時は濡れ布巾だけれど乾いた布巾で良いのかな~?

まあいいや、次々焼けるから、気にしていると焦げてしまう。
・慣れてくると向こう側へずらして、次々と生地を拡げられる。
・生地を拡げる時、少し垂らしてから丸くなる様にスプーンの背で拡げると丸く拡げられる(膨らみヅライけれど不様なカタチで流れてしまうより・・・)。
 ↓
その上でスプーンの残りの生地を拡げるとカタチは安定する。
(正解かどうかは別として!!)

おお~、慣れてきた、009の様に加速装置で焼く速度が加速!!!<<<<<

フライ返しはお好み焼きのヘラみたいな薄いのを使おうね(やはり関西は有利か?)。

<もう1度、丸くする方法をおさらい・・・膨らみが多少悪いけれどね、流れてしまうよりは・・・>

スプーンの半分を垂らし、スプーンの背で丸く拡げ

又垂らし、拡げ

最後に残りを又、垂らすとカタチが安定するかも。
工程を2回にしても良い

因みに、ポトッと落としただけだと結構、膨らむ。

けど熱伝導が悪いからどうかな・・・

裏返したら2~3分焼くんだけれど、気泡が出来てこんな感じかな?、コンロやフライパンの熱伝導があまり良くないのかな
(みんな絶対、裏っかわとか失敗を観せないんだものなー、『加減』が解らんやん)

まあ、これだけ薄くて小さいと「絶対に」生ではないし、大丈夫!!)

やはり気になったので固く絞った濡れ布巾で密閉してみる。


うん、この方が保湿・保温効果が高い気がする(濡れ布巾を搾る前に湯で濡らすともっと良いかも、正解・不正解は別として・・・)。

チマチマと焼いて完成。
(なんとなく、このチマチマした工程の感じが良い意味でイギリスっぽい気がした・・・)

ナショナルストアでGetしたイギリスの転化糖「ゴールデン・シロップ」と生クリームを添えたのだが・・・
最初に「ゴールデン・シロップ」だけかかった所を食べたら、これぞイギリス菓子って感じで、凄く味が両方を補ってマッチしていて絶妙のバランスが良かったんだけれど、
 ↓
贅沢にホイップクリームを添えたり、ホイップクリームだけだと、なんか違う!!、こうじゃない!!って、現実に襟首を強引に掴まれて引き戻される感じで、ホイップで贅沢にしているのになんで!!?って。(何故だ?、グラニュー糖とかだと甘味がアッサリしている分、合うのかな?、でも【やってもいない事】を想像で決め付ける事は良くないから事だから辞めておこう
 ↓
これがイギリス料理のマジック。
ミントソースや他の料理もそうだけれど1+1が、1が200倍になるような、よくまあ、こんなの考え付いたなあ~という組み合わせを斜め上からしてくる。
それがイギリス料理。

 足し算が多い西洋料理なのに、引き算の様な割り算の様なカタチで、掛け算にしてくる摩訶不思議な味の世界がイギリス料理の魅力の1つでもある。
それでいて素材の味がシッカリ活きている

因みに偶然あった白インゲン豆で作った白餡で食べたら・・・合わなくは無いが・・・ビミョー、微妙ではなくて許容出来る範囲でビミョー。

日本人らしくホットケーキみたいにバターを塗っても飲み込んだ後にバターの風味だけが口から喉に残ってしまってクドイ。

 ↓
やはりゴールデンシロップやハチミツ系などのネットリしたシロップ類が合うのだろうな

メープルシロップやジャムも~と書きたいが、常識が通用しないのがイギリス料理なので、
安易にやってもいない事を公言する事は、「機会があったらやってみよう」程度で発言を避けておこう。

 そして片付け(初め作るとどんな料理でも少しだけ洗い物が増えるが、フランス料理に比べては絶対に少ないと思う)。

鉄フライパンなのでタワシで洗える↓

ガス台にポトリと垂れた生地の雫が固まるとやっかいなので、垂れた時点でなるべく早く拭いておく事をオススメする。

意外に硬いんだよ、これが!!↑

 でも、家庭料理・家庭菓子って愉しい、改めてそう思わせてくれるものが、このスコッチパンケーキではないだろうか。










最新の画像もっと見る