今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ジャーサラダを作ってみた。

2015年03月25日 | 今日の料理
ジャーサラダ・・・アメリカで100年以上愛用されている密閉式の口径の多きいガラス瓶(=これを「ジャー」というらしい)を使い、中に1/3程ドレッシングを入れ、そこに野菜を入れて、食べる時にひっくり返してシャカシャカ振ると、ドレッシングがまんべんなく絡み、その場でサラダが作れるという料理方法?で、少し前からNYで流行っているという料理。煮沸した容器で何日か分を冷蔵庫でストックしておけるらしい。葉モノを最後に詰めるので他の食材の水滴でしなびる事もなくシャキシャキ食べられ、皿に盛った時も自然と最後に詰めた葉モノを最初に盛り付けることでサラダの下にくるから美しい仕上がりになるとのこと。
これは1度は試しておかないと。



[本文]
ジャーサラダを作ってみようと思ったんだ、少し前から流行っていると聞いて、コンビニで本を見つけてよく読んでみると、こりゃ面白いや、やっぱり一度は作っておかないと、っていう気持ちにさせられた。
で、その本を最初買うの勿体なかったんで、要点だけ覚えて、分量はネットで調べて自分のレシピで換算すればいいやって、丸覚えしていたら、読めば、読むほど面白いし、自分がドレッシングや酸味が嫌いなので、(アタック感強い、刺激のあるものが苦手で)、あまり人生で食べてこなかったのと、当然作ってこなかった。
素材の味だけでモノを食べるので、ソースとかタレとか、嫌いなんだ、人が作った味だし(自分にピッタリなんてことは絶対ない、自分で作ったものこそ自分にピッタリなんだ、それはロンドン~パリを旅していて思った。その時、100人が100人「薄い・濃い・ちょっと濃い」とか勝手に言うお客様の言葉に憔悴しきっていた若い俺は、背負っていた肩の荷が降りた感じがした)。
で、話はジャーサラダに戻るが、やはりドレッシングは苦手だ、それに今の仕事ではランチサラダだけでは、身がもたない、分刻みで仕事をしているから(事務で分刻みって、飲食や営業の分刻みとは違うヤバさがある。知らぬ間にボディーブローみたいに何かが溜まっていくんだ。で、ほぼ毎日16:48には倒れはしないけれどバターン!!みたいな。)
だから、「サラダ」ではなく「おかず」を作ろうと思った。
偶々豚肉を茹でたモノがあって(基本、味が付いていないものが好きなので、肉も茹でるだけでいい、スープは別の料理で使えるし)、メインを豚肉に主を置いてみようって、でも、サラダとして主を置いているテーマが2つになるから、それらのイメージがぶつかる、するとゴールが描けない、だから、いったん豚肉はボンヤリと置いておいて(合わなければボイルした鶏肉に代える手もある。)、先ず全体の味を決めるドレッシングを決めてから、それに合う食材を選んでいこうと思った、その中で、豚肉や鶏肉、エビ等、何かタンパク質になり、おかずになる食材に重きを置いていけば、きっとイメージしたものに近づけるかな?って。
で、嫌いなドレッシングをあまり作った事が無い俺が選んだのは、ベーシックなフレンチ・ドレッシングだった、でもドレッシングは嫌いだ(・×;)!!、どうしよう~と思っていたら、うっすら頭の中に置いておいた豚肉の事を思い出して、豚肉に合うのは粒マスタードだ、確か、フレンチ・ドレッシングに粒マスタードを合わせたモノを昔2回ばかり食べた事がある、ということで、「フレンチドレッシング粒マスタード風味」を全体のベースにする事に決めた。いったん全体の味が決まると早いモノで、それに合う食材を選んでいけばよかった、但し、金はかけるツモリも無かったので、家にある野菜とどうしてもこれは入れて実験してみたいという野菜だけ購入する事にし、

[購入したモノは]
・ミニトマトの赤とオレンジ色・・・酸味に酸味でどうなるか?皮への浸透圧はどうなのか?を調べる為と、透明なビンから見える色合い的にオレンジのトマトはどう見えるか?
・レタス、本当はグリーン・カールとか、少々高めの葉モノにして1ランクお洒落な味にしてみようと思ったが、高かったので、辞める事にした。(普段使っているいつでもどこでも買える味でどこまで出来るか?というのもあったし)
・あと、本に生ハムや、鴨のロースト(ミディアム・レア)を入れた写真があって、あ、これはカルパッチョみたいで美味しいし、自分が目指す「おかず」になるなと、もうボイルした豚肉は使うことを決めていたので、豚肉でイコウ!!と、翌日までもつ、ローストポークの安いパックを買ってきた、本当は自分で作ればいいんだろうけれど、何せ帰宅してから寝るまでに時間が無いし、休日もバタバタでやる事がある、休息もとらないといけない。精一杯の奮発をして360円のローストポークサラダの上だけを使う事にした(消費期限がもつモノ)。
・あと、今回の主役、粒マスタード(練り辛子しか使わないうちには高かった~)。

[家にあった食材は]
・ニンジン・・・基本ストックしてあるので。
・玉ねぎ・・・奇跡的に欠片が残っていた、
・ボイルした豚肉(作る方もラクでいい。)

他にキュウリや大根はあったけれど、粒マスタード味のフレンチドレッシングにこの2種が合うとは思えないので、踏み留まる事が出来た、何でも入れりゃあ、いいってもんでもない。ジャガイモも揚げたモノならギリアリかもしれないが、蒸かしたり茹でたりしたものは酸味を吸い過ぎて、酸味嫌いポテト好きの俺には加熱したポテトの味を殺してしまうし、酢が染み込んだジャガイモはアタック感がやけに強くなるからから嫌だなと思った。

【情報収集と作戦】
とりあえず、材料は揃ったので、ネットでもう1度ドレッシングのレシピをいくつか確認、共通項を取り出して、レシピを組み上げていく(ワリと大雑把に)、確か、オリーブオイルが・・・、げ、少ないじゃないか!!、酢は?あれ??普段使わないから無いぞ?!!、困ッタナと思ったら、焼き魚とかにかけていたワインビネガーの残りがあった、

お、これっだ、これを使おう、オリーブオイルは、イタリアンに限定されてしまうのが嫌だから(=今回の趣旨はイタリアンじゃなくて実験なんだ=)、とサラダオイルでベーシックなモノを作ってそれを基本にしようと思った。
[作成開始]
昔(といっても小学生の頃だが)、大嫌いなフレンチドレッシングを作って、たしか泡だて器でひたすらかき回した覚えがあるので、泡だて器に油が付くと洗うのが面倒だと諦めていたのだが、ネットをよく見てみると、何人かが、瓶や密閉する容器に入れてシャカシャ振って作っているというのを発見、こりゃいいや、でも本当に出来んのかな?美味しく?と半信半疑で同じように作ってみたら、

上手く撹拌されてフレンチ・ドレッシングになった!!!スゲー、こうやって新しい技術を覚えていく事も、実は料理作りの醍醐味でもある。(粒マスタード入り)

一応それもなんとなく頭に浮かんで自分のレシピを無理矢理増やせるからと本を買う時想定していたんだ、ジャーサラダだけではなく、ドレッシングとタレのレシピストックや、付属して何か技術が覚えられるのではないか?と。
で、記憶を頼りに作ってみたのだが、まあ、味が何か物足りないとかバランスが足りないとかは、塩・胡椒・気持ち砂糖で調整、でも、美味しいフレンチドレッシングを食べた事がない、これが果たして美味しいレベルなのか?自分の中で美味しいと思っているだけなのか、そこは気を付けないとなと思った。
(いつか、美味しいフレンチドレッシングを食べて、それを基準にしよう。酸味が嫌いだけど。でも、ずっとそうやって、食べ物と常に勝負してきたんだ。)
それでジャー・サラダを作ってみた、専用の容器(ジャーの事)を買ってまで作る気もなかったので、昔コーヒーを入れていた瓶を取っておいたモノを煮沸し

(ここで煮沸の仕方を勉強、水から入れないとガラス瓶が割れると知った、薄々は割れるかも感じていたけれど、弱火ならイケると踏んでいたので、ここでも勉強出来た。蓋はプラなので、溶け出すと嫌な臭いがするし、変形すると蓋が出来ないので時間を短くしてみた。)、

それを自然に乾かしてから、蓋をするのだが、所詮はコーヒーの瓶だ、おそらくこういうものは逆さにしてドレッシングをシェイクすると、蓋を回した隙間から絶対にドレッシングが出てくる可能性がある、会社でフレンチドレッシングをこぼせば白い目線の嵐だ。それを避けるには、サランラップをかませると、

そんなに長時間シェイクする訳でもないから、絶対大丈夫だろうと踏んで、サランラップをかませて蓋をした。

[結果]
案の定、いくら逆さにしたりシェイクしても出てこなかった。
(というか、ギュウギュウに詰めてドレッシングが上手く落ちて来るのかなぁ~と不安だったが、結構、液体・液体していて、全体にまんべんなくドレッシングをからめる事が出来た。)
デザートの熟れたキウイの蜂蜜入りヨーグルトソースも同様だった。

因みに、今回気を遣うオフィスなので、皿には出さず長いフォークを持って行って食べることにした。
で、味は、一晩置いたレタスなのに、葉がシャキシャキしてまるで作りたてのサラダみたいに美味しくて、感激する味だった。
最初、少し濃いかな?と思っていたけれど、野菜の水分が下に降りて、少しドレッシングが薄まって、一番下に敷いた玉ねぎの風味がドレッシングにやんわりと乗っていて、又ちょっと今まで食べた事も無い様な未知の世界に入った感じだ。
(それで、本の例題に玉ねぎが下になっているレシピが多かったのかな?と、勿論、サラしてないから辛味成分を抜いたり、染み込みづらいのを漬ける事で染み込ます用途もあったろうが、共通するレシピの部分を採用して良かった。昔から初めての料理を作る時は50個ぐらいレシピを集めて共通するコツを掴み、それを自分の持っていきたいイメージに基本のコツからハミ出ないようにアレンジする。料理は∞の組み合わせがあるけれど、絶対ハミ出てはいけない枠があって、その中で∞に組み合わせていくんだ。)
本当に今回は感動した。それぐらい美味しかった。目を開かされるモノがあった。

[まとめ]
※初めから冒険・実験をしたから、
随分いろいろな事が学べたし。(「自分が」忘れないように良い点・悪い点をメモしておこう)

・最初は豚肉をメインに考えていたけれど、それだと豚肉に全体が引きずられて味の構想が偏る事でバランスが取れない。

・先ず、全体の味のドレッシング(ここでは豚肉のソースのイメージ)を決めながら、ゴールのイメージを崩さない食材を選べば良い。

・フルーツは水分が溶け込んでしまうので、ヨーグルトが薄まる。

・下に玉ねぎを敷いて漬けることで、玉ねぎの香味成分が香草代わりになる。サラしていないない玉ねぎも辛味が抜けるし、味がしっかりと付く。(酸味嫌いなんだけれど、辛味と酸味が中和され丁度良くなる。)

・トマトは切らないミニトマトなので、表皮が酸味の漬かり過ぎを防ぎ、味を果肉に付けつつも中にまで酸味が染み込まないからトマトの甘さを残す事が出来る。

・ニンジンと豚肉を角切りにする事で、高さ的に届かないドレッシング(マリネ液?)に浸る面積が増えて、尚且つ瓶をひっくり返した時に、ドレッシングが1つ1つにからみやすくなるしドレッシングの通り道を確保している。

・ローストポークは時間が無かったので市販のモノだが、唯一手作りでない自然のモノではないので、全体的にこれだけがウいてしまった。水っぽくって美味しくないし、マリネみたいに漬ければよかったのかな?(でも浸み込み過ぎてしまうか?サーモンで試せば解るかも?)

・レタスは1日置いたのにシャキシャキしたままで、本当に美味しかった、その分の水分が下に降りて行って、すぐ下のローストポークを水っぽくしたのかな?(間に水気を吸う何かを入れれば良かったのか?)

・メ○ソンの専用「ジャー」はなく、大きなインスタントコーヒーの瓶(昔のだからコーヒーの香りは抜けている。)だが、サランラップをかませたので、漏れなかったのかも。

・一度、本当のフレンチドレッシングの美味しいものを食べてみないと、もっていきたい基準が解らない。自分が常にどの位置にいるのかも解らない。

・ただ、味は美味しかった、天才じゃないか?と最初思った、でも、味覚を頼り過ぎているといずれズレる。プロの領域にするには2ランクぐらい下になるだろう。それでもラインはギリギリ越えているぐらいだろうが。(自分好みの味にしたから、美味しかったのは当たり前だ。他人好みVerも作れるようにしておかないと、通用しない。し自分が苦しむ。)

・煮沸消毒の仕方と、苦手(というか自分が嫌い)なドレッシング・ソース・タレのレシピが強制的に習得出来る。ドレッシングが無いとこれは成立しないので。

全部が正しい訳ではないかもしれないけれど(個人差もあるし)、ただ自分が実践した事は鮮明に覚えて自分の中の糧になるものだ。

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最近の紅茶の勉強。ラプサンスーチョン~有機栽培~キャンディ~キームン

2015年03月15日 | 飲み物
遂に念願の「正山小種」(ラプサンスーチョン)を飲んだ。
カフェインに弱い(=夜眠れなくなる)から平日の夜は飲めないんだけれど、
休みの前日、仕事が終わってクタクタのところをフラフラで勉強しに行った。

マリアージュ・フレールだ。
ここならまあ、自分で煎れるより、先ず最初に確実に味の基準というものを知る事が出来るだろう。

本やネットで調べて行ったのだが、産地の土地柄、標高が高く寒いので自然発酵出来ない為に松の木で燻製にしている為に、スモーキーフレーバーがあると書いてあった。
(中には正○丸のニオイというヒドイ意見も)
そんなに強いのか?と覚悟して、飲み方もとあるサイトではミルクティーにして~なんて書いてあったのでドキドキしていた。
煙草を吸わないので、スモーキフレーバーは苦手だ。ベーコンなどの燻製ものでもあまり好きじゃない。(塩辛いというのもあるが)
それで、店員さんに「あの、飲み方はミルクとか入れるものなんですか?」と訊いてみた。
「基本はストレートですね、もしご入り用でしたらミルクもお持ちいたしますが?」と言われ、む、そういうものか!!と、「じゃあ、ストレートで試してみます」と、恐る恐る、一口飲むと・・・お、なんてまろやかなんだろう、スモーキーフレーバーも、本当に遠くにあるという感じだ。そしてなかなかコクもある。
(全然、正○丸とは違うな、という感じ。)
これは美味しいわ。やっぱ最初は高級な所で、本物を飲んでみたのが良かった。
(ただ、まあ、腎結石を持っているので、ストレートで飲むのは怖いが。)
最初、しかもメニューには、ラプサンスーチョンには、複数の味があって、どうも「インペリアル」というのが最上級という意味のようだ。
ここで又店員さんに「あの、インペリアルってどんな味なんですか?普通のと違いは?」と訊くと「インペリアルの方が、香りが強いですね」とのこと、「私はインペリアルよりこちらの普通の方が好きですね」とアドバイスを受けるも、値段もインペリアルの方が上だしスゴイんだろうな?芋焼酎の「芋神」や「百合」の原酒の様に普通のより、ラプサンスーチョンらしいラプサンスーチョンじゃないのかな?インペリアルが飲みたいけれど、でもかなり普通のを薦めてくる、どうしよう・・・(普段なら、押し切る所だが、仕事で疲れていたのでなされるがままに流れ始めた)、ここで、少しだけ、天秤にかける方法を思い付いた、インペリアルという最上級という言葉に凝り固まってしまった自分の考えをもう1度0にする為だ、
「あの、どちらがよく出ますか?」
「そうですね~、(普通のラプサンスーチョンを指差しながら)、こちらの方がよく出ますね、みなさん、こちらをよく頼まれますよ」、やはりふつうのラプサンスーチョンを推してきた、自分もそこで納得して、では、と普通のラプサンスーチョンをにした。
そして普通のラプサンスーチョンにして良かったと思った。
(きっと、最初から強いのを飲んで、キライになってしまっては良くないという気遣いだったのだろう)

そして、ドゥミ・セックの盛り合わせ、晩飯はこれだ。
高級なスコーンはどんな味だろう?
一瞬、このスコーンは卵入りかどうか?を訊こうと思ったが、中途半端に訊いても良くないので訊かなかった。(それぐらい疲れていたし)。
卵入りだと、ケーキ風のスコーンになって、スポンジケーキの様にフワフワしている事が多いので(スポンジケーキの様ならケーキを食べた方が良い訳で)、自分は仲がコシがあったり、ポロポロしている方が好きなので、そこはコダワリたかった。

出てきたスコーン(右はアールグレイのマドレーヌ)は、割れた表面を見ると、パンっぽい重なりが出来ていて、コシがあr感じがした、ん、俺が作るのに似ているなと、安心しすることが出来た。そして面白かったのが、最初から半分に割れているのだが、上がレーズン、下がプレーンという杯配分になっていた、きっと、もしこれを一個に練り込んで上だけレーズンを入れるという技術なら、折り込む段階で何かコツがあるのかな?、でもこれは面白い、1個で2種類の味が楽しめるなんて、画期的だなと思った。そして何よりプレーンのスコーンが好きだし。ゴチャゴチャしていると、その味になっちゃうから、本来の味が解らない。
(解るんだけど、解り過ぎて、トッピングとかの味が僕の思考を邪魔する。)
上面はしっかり卵黄が塗られドレ【doえere】されている、これだけの照りを出すには~?・・・う~ん、何回か?塗るのかなぁ?、自分は勿体無いから、家では卵を塗らないので、解らないや。

そして肝心のスコーンの味だが、俺のスコーンと比べてみるが、俺のがやや劣るかな?という感じ、でも、家庭である材料で作った割には少しは張り合える。(勿論、2重構造は出来ないけれど)。
つい、スコーンがあると、試したくなっちゃうなぁ

半年間の夢が叶った夜でした。(紅茶のイメージはキミドリかな)

他に↓無農薬栽培のオーガニックな紅茶というのも試してみた。

箱もオーガニックあ感じで、エコな感じがするんだね、こういう「エコビジネス」じゃないのは好きだな。
味は、優しい様でいて、結構どこかに個性が強い感じかな。
アフリカ産ケニアの紅茶らしい。

そして、

先日、期間限定で販売されていた、午後の紅茶の「キャンディ茶葉」使用のミルクティー、これが美味いのなんのって、それがラインナップに登場していた。
コクがこれでもか?というぐらいコクがあるのはミルクのせいだけでもなさそう、そして飲み易く、満足出来る。紅茶辞典で調べるとキャンディ茶葉はスリランカ南部(最後のシンハラ王朝があった古都、ヌワラエリヤの北にある標高600m~1200mの低~中産地でセイロン紅茶の生みの親ジャームステーラーが最初に最初に茶園を開いた場所)から安定して仕入供給が出来るらしい。

更に世界三大紅茶(ダージリン・ウバ・キームン)の「キームン」
いろんなランクがあるのだが、上記ラプサンスーチョンのところで、先ず、基本のモノを飲んでから~それが自分に合う系統かどうか?を知ってからの方が効率(?)が良いかな?って考えて、基本のランクのモノにした。

 風味は、先ず香りが違う、カップを持ち上げた瞬間にフワッと「キームン香」という紅茶らしい香りが漂った(やはり中国茶とは違う紅茶なんだ)。で、これだけ香りがするのだから味もシッカリあるのかな?と思ったが、予想に反し、やわらかく湾曲にやや丸みを帯びた味で、僅かに酸味も感じ取れた気がする。これが味が凄いのがランクの上なのかな?と思ったが、紅茶の本を読むと、キームン系列はどうもやさしくやわらかい・丸みがあるという事が書かれている、ということは、最初の基本の風味の延長線上なんだ、自分はもう少し強めの味が好きだから、キームン系は合わないのかな?と(解らないけど)思った。今の時点では、先ず基本からというのは合っていた様な気がする。

☆ちゃんと写真には収められなかったが、奥の銀色のポットについて。
1930年代のアール・デコ調(単純又は直線的であくまで実用的な使い易さをデザインの主眼においた、ダッチデザインの合言葉でもある「必要は発明の母」という言葉の様な
フランスのデザイン方式~因みに紅茶のポットはアール・デコ以前は花柄とかが多かったという)のポットで、茶葉をお湯に浸しておいて濃くなり過ぎないように、時間が経っても同じ味で飲めるように、フランスでは途中で茶葉の入った網(?)を抜き出す仕組みになっている、これに対し、イギリス式は濃くなる茶葉に対し差し湯をしたりミルクを入れたりして出過ぎた濃度を調節するらしい。(この面倒くささが英国式な気もする・・・
紅茶は英国(本当はティーベルト)と思っていたけれど、なんでも上手く取り入れる日本人としては、フランス式もありだな(理にかなう)、と飲み方の国境を越えられるとちょっと思った。
ただ、このポット、値が張る・・・買えないかも。
(買っても、消費財が無限に上がるし、今度は茶葉が買えないだろうなって
なんとかしないと紅茶も飲めなくなっちゃうよ。

Ps.
後日、他の店でキャンディ茶葉(紙カップだったので写真無し、ありえない!!)を飲んだが、ストレートだと意外にライトな味で、ミルクを入れると、ウォー↑ってぐらいコクが出て味が2倍ぐらいに分厚くなる気がした。やっぱりミルクと合う紅茶なんだ。

本当、紅茶が無いと生きていけない。(いや、生きてはいけるけれど)
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鯨(クジラ)

2015年03月13日 | 素材
鯨は昔から好きだ。(別に給食で食べたわけでもないが)
我が家の懐かしい味でもある。

この鯨のベーコンなんか、昔からよく食べた。
強い独特の風味があるが、こういうもんんだ。
これが大人の味だ、でも子供心にも美味しいと思ったのだから本当に美味しいのだろう。
ビールの肴にもある、ビールの炭酸がクジラの油分を洗い流してくれる瞬間がたまらなく美味い。

鯨は本当に日本人の食文化に欠かせないと思う。

実際の頭数は増えているという人も居るし、減っているという人も居るし、実際一体どっちなのだろう?と思う。真実を知りたいよね。あと、嘘をついた本当の理由も。
正直に言えばいいと思う。
そこから考えたい。
そしてどうやったら生態系を狂わさないで増やすことが出来るのだろう?
そうだ、鯨について少し勉強してみよう!!(何か経験値になるかもしれない)

関西(大阪)の「おでん」にも入っている「さえずり」や「ころ」なんかもわざわざ食べに行ったぐらいだ。
どっちかがクセが強いんだけれど、コクがあって好きだな。
昔、おでん屋をやっている時、勉強していて中々こちらで食べられなくて、憧れていたんだ。
(プロトタイプ=試作品を作った時、凄まじいものが出来て、銀座で出しているのにホンの少しだけ及ばないけれど、まあ張り合えるなというのが出来たので、研究は出来ていると思う。でも商売にすると凄まじく大変だ。近くの板前さんが「おでんは大変だよー」と言われていたのを聞けば良かった若気のいたりだった、思い出す。)

まあ、とにかく鯨は好きだ。
鯨のステーキなんかも最近(といっても10年以上かなりだが)食べてないなー。
あの硬さと野生味が美味いんだよ。
懐かしい味が今でも脳裏にこだます。
日本人なんだなー。
(他のアジア系は食べないのかな~?)

因みに今回は、添え付きのポン酢とカラシ醤油の両方で食してみた。
ちょっとコリコリ感が強かった、昔はもっと薄かった気もするが、こんなだっけ?
ちょっとづつ食べればいいのか。



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3.11(今日は書かない。)

2015年03月11日 | 飲食業
今日は黙祷だ。
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羊は健康に良いんだぜ。

2015年03月11日 | 素材
ここの所続けてラムを食べた。
子供の頃、遊牧民に憧れていたからラム(だいたい生後12か月以内の永久門歯の無い羊)もマトン(ラム以外の)も好きなんだ。



美味しいラムを食べてみようと思って、少し奮発してみた。
ラムってやわらかいんだな~、美味しいのって。
付け合せの野菜と食べてみて、ラムって野菜と凄く相性の良いお肉なんじゃないかな?(マトンで煮込みにしても、添えても)と思った。
中近東の方とかでも、羊の煮込み料理や、ハーブなどの野菜(香味野菜?)を活かした料理があるよね。
日本食だけじゃ、え?、知らなかった!!っていう料理法があるから、勉強になる。
その技術をこっちで応用すると、意外に身体がラクだったりする。

ラムしゃぶなんてやってみた。(箸の色は気にしないで、自由人なので、解っているから)

漬けタレは、辛子醤油(ホースラディッシュならありだけれど、山葵じゃ負けちゃうかな?って、もしくは山葵の良さがラムの獣っぽさで打ち消されてしまうかな?って)と、塩だけの後ワインビンガーで食べてみた。

醤油だけが、1番美味かった。(だって、自分の好きな濃さに調節出来るんだもの。)

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ノンアルコールビールの勉強。

2015年03月10日 | 飲み物
ノンアルコールビールを勉強してみようと思った。

結果から言うと、
全体的に、発酵していないから、普通のお酒みたいにチーズなどの発酵食品に合わせようとすると、かなり違う計算になるが(刺身系は大丈夫かも?・フライ系は普通の炭酸水でもいいのかな?って)、しかしこの歳月の間に、ここまで進化したのか?というぐらいにビールに近付いた味になっている。やはり研究を重ねると進化し続けるのだな。
苦手と感じた大豆(ペプチド?)の味もほぼしないものが多い。
お酒が飲めない・人それぞれ、いろいろな理由で飲めなくなった人の気持ちが少し解ったかな?


これはかなり飲み易い。
杯を重ね過ぎない様に注意したい。


これはかないビールに近い味だね。
ビビッた。


これは世界初の黒ビール地テイストのノンアルコール飲料なんだけれど、まあ、確かに似ているといえば似ているし、よくまあ特徴をここまで再現したなーって
まだまだ進化しそうな感じがする。

昔出始めの頃、サービスの試供品で飲んだけれど、なんかイマイチだったあの頃の思い出があるので、中々手を出さなかったのだが、疲れている時に飲むとホメオパシー的に酔った気になれるのが怖いな。
でも良いんだ、どうせ飲食業出身の人間はお客様に勧められても酔えない、又、商売として高い酒を飲む事自体が勉強や経験だったりするから、酔っていても、絶対シラケテいるもう1つの目がある(もしくは酔拳の如くいくら飲んでも余計に醒めてくるから、度を越して急に悪酔いする)、だから酔わないビール(?)なら、自分の様なウワバミだった人間なら、金銭的にも(キリが無いんだ、酒だけじゃなく美味しいモノって)、健康的にも、これで充分じゃね?と、ちと思った。

これも経験値や選択肢の1つかな?って。
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イギリス産のチェダー

2015年03月09日 | 素材

最初、「お、色素で色付けされていない、チェダーチーズがある」と驚いたんだ、やっぱり出来るだけ自然に近付きたいから、どんなものか?と手に取ってみたら、イギリス産と書いてあるじゃないか?、やはり本場には白いチェダーもあるのかな?、本場のチェダーは違うのかな?と疑問に思って、チーズ好き・イギリス好きとしては、試してみたい、でも高いしな~、しばし考えに考えて、まあ、保存食だからいっか?(=少しづつ食べるの意)と自分で自分を納得させて試してみることにした。
(あまり生活レベルを上げると、あとで下げれなくなって、自分で自分の首に枷をハメる事になるので、気をつけないと。)

で、最初に普通に食べた後、半額で売っていたイギリスパンに乗せてみた。
まあ、普通かな。(若干アタック感が強いかも?と、本場だからという、ホメオパシー的な後押しも。イギリスパンの塩分とチーズの塩分がブツカッテいる感じ。)

翌日、チーズを薄く(何枚かに)切ってチーズトーストにしてみた。
ウ、ウマイ、・・・美味しいじゃないか~、そんじょそこらの、ピザトーストでは出ない味、やはりイギリス産のチーズをイギリスパンに合わせると美味いのかも。


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People Treeの紅茶アイス

2015年03月04日 | スイーツ
以前、購入したPeople Treeの紅茶の容器で何か作れないかな?とずっと考えていた。
凄い綺麗な容器なんだ。↓


で、なんにしようかずっと考えていて、

結局、アイスクリームを作る事にしたんだ、しかもPeople Treeの紅茶アイス。

紅茶アイスは以前にも作ってきたけれど、今回はややリッチな事をしてしまった。
多分、俺の事だから加工すると思って、アールグレイにしておいたのも良かった。(加工する時、香が強いからお菓子にし易いんだ。)

いつもは、あまりレシピは書かないのだが(人によって作り方が違うから、強制したくないし)、今回は少しだけ書いてみようと思う。
なんかそんな気分だった。

先ず、材料を揃えよう!!

材料
・生クリーム100cc
・紅茶のティーバッグが2個(茶葉なら小さじ4)
・熱湯100cc
・砂糖が規定では大さじ6(約60g)だが→自分は53g~40g前後にしてやや甘みを抑えて、紅茶の味を前面に浮だたせ、キレを良くし、飽きのこない味を目指す。
・卵白2個分

機器
・ボウル2
・計り
・計量カップ
・計量匙(スプーン)
・ホイッパー
・コップ又は紅茶容れ(色がついても洗えるヤツ、つきにくいヤツ、料理は片付けから考えよう。)
・ゴムベラ、又は普通のヘラや、木のシャモジでも・・・。
・その他必要に、応じて、自分が使いやすい道具。



①カップで紅茶を濃いめに抽出しておく。(※意外に冷めないので注意!!)

②ボウルに生クリームと砂糖の半量を入れてしっかり泡立てる。(自分は固めにする。)

③別のボウルに卵黄と分けた卵白(実は卵白はスゴク栄養があるのです。)を泡立てモコモコしてないうちに、②で余った残り半分の砂糖を入れ、角(ツノ)がピンと立つまで泡立てる。

④、②の泡立てたクリームに①の紅茶液、③のメレンゲを加え、そのつどゴムベラでサックリ切るように手早く混ぜる。

⑤容器に移して、冷凍庫に入れ、2~3時間経って半分ぐらい固まった所で、1度良くかき混ぜてから、又、冷凍庫でしっかり固める。


これだけ!!
(冷凍庫で固めている間に、洗いモノも出来るし。)

※、勿論、キッチン環境や、季節、住む場所、器具や冷凍庫によって、微妙に違うこともあるから、何回か作って、それぞれの家庭のコツを発見していくと良いんじゃないかな?
砂糖の量とか好みだし。(自分は素材の味を活かした薄味が好きだから、というか素材だけで食べられる人なので、米は米の味がするとか)

※いろいろなコツがあるよ!!、あとレシピもこれだけじゃなくて色々あるし、もっと解り易いレシピもあるから、調べて比較しても良いと思う。(それで自分は、あまりレシピを書かないのだ。)

そのアイスを温めたアップル・パイに添えてみる。

この組み合わせは好きだ。

温めたビスケットの上に乗せてみる。(う~ん、あと少しって感じかな?)


で、ただ普通に作っては今までと変わりないから、今回は紅茶液を抽出する時に余った紅茶液で「レーズンの紅茶漬け」を作って一晩漬けたものを翌日紅茶アイスの上に散らしてみた。
レーズンやドライフルーツの紅茶漬けはイギリス料理(?)でもクラシックな手法だ。

紅茶アイスも好きだが、いつも作っているので、変化をつけたい、レーズンの紅茶漬けを散らした紅茶アイスはレーズンやドライフルーツが苦手な自分でも凄まじく美味しかった。

紅茶レーズン漬けを食べ終わって余った紅茶液に(因みにこれだけ飲んだり、炭酸とジンで割ってもとても自然で美味しいカクテルになる)、今回はゼラチンを入れて、

↓紅茶ゼリーにしてみた。(ミントの葉を飾れば緑がキレイか?香りがぶつかるかな?)

↓ミルクなどかけてみたり、(これに紅茶アイス乗せたらどうなるんだろう?)


因みに
アイスを作る時に使った卵白の、余った卵黄は・・・、

卵黄の醤油漬けを作ってみた、かなり塩辛くなるので、漬けるのは1晩で充分だな。
ゴハンがススム(というか半熟の目玉焼の卵黄に醤油をかけてゴハンと混ぜて食べるのの醤油味が濃いモノに近い感じかな。好みだがもっと漬けると酒の肴にもなるとのこと(自分は塩辛いのキライだけど、上司とかにアタマきて血圧高くなると、頭痛いじゃん?、あれが将来日常的に続くなんてヤダもん、医療費もかかるし)。

余った生クリームはペットボトルに入れて凄まじく振って、今の日本で品薄のバター(ケーキ屋さんとか大変だろうな・・・!!、値段に反映されるのかな?それでも高くなると消費者は買わないからケーキ屋さんも苦しいよな、経済も回らないし。)を手作りしてみた。

昔作ったけれど、こんなに手かかったっけ?

バターソテー・パスタ作ってみたり、(鳥、又はホタテや魚介類のパスタにしても良かった。)

器にはパエリアを入れてみたり、

ちょっとしたリッチなお弁当箱になる。フェアトレードも広められるし。
(フェアトレードどうこうでなくても、そういう事を学ぼうとする意志が大事だと思うの、この格差社会では、物価が高く収入が少ないと、痛みと世の中の不安定さを身をもってすぐ感じられる。病気の人々とかも居るわけだし、死角って絶対あるし、恵まれている人ばかりではないし、不安定な人々の方が多い)

People Treeの紅茶アイスから、こんなにイロイロなバリエーションの楽しみ方と社会勉強が出来た。



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