今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

豚汁の前段階からインド的なカレーに。

2021年05月05日 | 今日の料理
 うちは冬になると豚汁を大量に作っておいて、普段忙しいから漂泊の民や戦国時代の傀儡師の如く(花の慶次や一無庵風流記の影響受け過ぎだな・・・)、手の空いた者から野菜を摂取していく事が多かったのだが、最初から味噌を入れておくと温めた時味噌の風味が飛んでしまうし、保存も効きにくくなる為、具を煮るだけ煮て味を付けないでおくと、食べる人が食べる分だけお玉で鍋に入れて味噌を溶いて野菜を摂取する事が多かったが、
陽気が少し暑くなってくると流石に消費が少なくなってくる為、そろそろ使ってしまわないと危ないなと思い、汁にどれだけコクがあるのか?確認をした所、結構あるしカレーにしてしまおうかなと。
インドでは種類は違うが大根をカレーに入れると何冊かのカレーの専門書で読んでから、一切コダワリとか抵抗が無くなったというか・・・今回牛蒡やネギは入っていないから出来るだろ)
あとカレーは汁を飲むモノだと理解をするようになってから汁を飲み切る為に、この大量の豚汁の前段階も数回で処理出来るかなと。

バー〇ントカレーの中辛にして市販のルーを使ってもよかったが、恐らくそれはコーニッシュパスティからカレーにした時に近い感じで、やった事があるし、野菜類から甘さが出まくっているから今回は甘いスパイスを一切排除したカレーに挑戦をしてみようかと・・・

 ツマリ(バー〇ントの時は入れないけれど)、インド式の時はいつも気分次第で?入れているスターアニス・クローブ・シナモンパウダー等を、今回甘い系統を一切排除してみる!!
(ただ、フェンネルパウダーが少し多くあったので、やや甘めの芳香性だが、それは使う事にした)
しかも今回、カレー粉を使わないで仕上げてみようかな・・・

豚汁に玉ねぎが入っているので、ホールスパイスやシードスパイスに油を通した後、生姜とニンニクだけで炒める間、玉ねぎの水分が無い為に焦げてしまうから水を入れて水煮炒めにする方式をとった。

これなら焦げないだろ、
兎に角、スパイス類はシードであっても焦げ易いので苦くしないこと。
香味野菜が十分油を吸って食べられる柔らかさになったら、この後、パウダースパイスをサッと炒めるが、これも玉ねぎが入っていない為、ただでさえ焦げ易いパウダースパイスだから、更に短時間にする事にした。
3秒~ぐらいかな、5秒いくと本当に気を付けないといけなくなってくる。

直ぐ豚汁の前段階を入れ、
※本来はトマトの乱切り炒めやトマトジュースを入れる事が多いが、今回汁にコクが結構あったので入れない事にした。

器の側面の旨味も水を入れて、蒸発する分としてカレー鍋に少し足し、残りは洗う。

後は煮たてて、蓋をして弱火にするのだが、
カレーって灰汁を取るとコクが無くなってしまうので←お店みたいな分量だと灰汁を取ってもコクは残るのだが、家庭の分量でそれをやると、味がスカスカの薄っぺらい印象になってしまう、今回既に豚汁の中に入っている玉ねぎも炒めないし)、今回もそのままいくか・・・
ただでさえトマト系や甘い系のスパイスを入れていないのでコクが薄いハズなので。

具にはもう火が通っている為いつもより短時間で仕上げよう・・・
(出ないと野菜が溶ける・・・)
あまり加熱をしない方がスパイスの風味も飛ばないだろうし。

仕上げ5分前に余っていたカスメリティを入れ、
塩コショウで味を調えたが・・・

何か、やはり甘みのコク(←出汁のコクとは違う)が足りないので、やむなくカレー粉で調整。
元々今回カレー粉を入れないつもりで辛いスパイスを、辛さに弱い自分が丁度良くなるように入れていた為カレー粉にもチリパウダーとか辛いスパイスが入っているから辛さがやや増してしまったま、元々辛さが苦手なので、辛さをおとなしめにしておいたから、まあそれほどでもないのだが・・・)。
やはり私には、まだ出来なかったか・・・
(あとスパイスだけで作ると、経済的にあまりよろしくない)

あと、やはり甘い系統のスパイスを一切排除した為に、甘みのコクが足りないので急遽テンパリングの技術で
(↑チョコのテンパリングとは違う)
クローブとスターアニスを油で抽出し

ジュワっと・・・(偶に火柱に注意ね、火を切ってテンパリングをすると良いかも)、足して甘みの系統のスパイスを補正
(テンパリングを覚えておいてよかった・・・修正に使える

その後、あとは辛味だけなので、牛乳を少しばかり入れたら、丁度良く修正を出来たのでこれで、余熱で味が変わらないように&鍋の縁にこびりついて洗い物が面倒にならないように)丼に移し替えて完成。

結局カレー粉に頼ったしテンパリングで修正をする事になって時間を多少くってしまったが、かなり美味しかった。
インド系のカレーは汁を飲むモノだと解釈をしているので、別の器に注ごうかと思ったが、洗い物が増えるのが嫌だったからダバダバーっと入れてしまった。

英国伝来のカレー粉の凄さを改めて感じた。印象

その後、フライパンでナンを作って。

3日ぐらいかけて食べ終わった。
欧風系はコロッケやメンチカツを乗せてバリエーションを変えられるが、インド系はナンで処理を出来る。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初めての事だらけのツンブロ... | トップ | いろいろなもの16 »
最新の画像もっと見る

今日の料理」カテゴリの最新記事