「チケットの予約をお願いしたいのですが」
「すみません。その日は満席なんです」 諦めていたら
公演日の2日前に 「席を増やしたので、是非いらしてください」と
今回の脚本を執筆されたと言う京浜協同劇団の和田さんから連絡を頂きました。諦めていただけに、とても嬉しかったです。
そんな訳で、先週、塾生のAちゃんと川崎まで「ブラック カフェ
日本の恐怖と貧困」というお芝居を観に行ってきました。 いくつかの新聞記事に紹介されていた通りの舞台で、大変勉強になりました。
内容も、現代社会を風刺しながらも、観客に笑いとそれに
何かジーンと魂が揺さぶられた舞台。さすが、創立55年を迎える素晴らしい劇団で、訴えるものが心に伝わってきました。
この夏は、戦後70年でした。自ら、国会デモに参加されたという
脚本家の和田さん。私も、改めて戦争や平和について、芝居を通して、感じる事も 多々ありました。
今、普通に過ごせること…、それがどんなに幸せなことなのか
を考えるきっかけも頂きました。でも、これからは❓
「日進町ゴジバ」の芝居。人間模様が上手く表現されていて、出演者 一人ひとりの個性が輝いていました。 特に80代の若菜さんは、すごい存在感でした。
はじけるようなエネルギーとあのパワーは一体どこから来るのだろう❓
セリフ?それともアドリブ?観客を飽きさせないあのテンポの良さ。
歳を感じさせない体の動き、何より自然に演じられている姿に目を奪われました。ドタバタ劇と思いきや… いいえ、納得のいく内容でした。
演者と観客の一体化で笑いも絶えず、あっという間の2時間でした。
膝痛で、いつまで芝居を続けられるかと気弱になっている73才の私。
80代の 彼女は「あと2〜 3年はね」と笑顔で答えられた。
10回公演をこなされる その精神力と体力の強さに脱帽です。 私も
やる気と勇気をいただき、Aちゃんとスペース京浜を後にしました。
かっちゃんでした