清瀬市議・布施由女が議会終了時に年4回発行している「ゆめ通信」31号が完成しました。
今回は彼女の議会レポートや議場ウオッチング、陳情の顛末等に加えて、西東京市議の森てるおさんの投稿も掲載されています。私も谷口ジローの『歩くひと』と清瀬の関わりについて書かせてもらいました。
画面を拡大して読んでいただけたら嬉しいです。




そして鎌田慧さんのコラムです。
◆空に伸びる開発
鎌田 慧(ルポライター)
畑を潰(つぶ)し海は破壊。農民や漁民を追い払って、茨城県の鹿島
地域などに広大な工場地帯があらわれた。「開発」は進歩を意味した
が、犠牲者は農漁民だけでなく、公害として都市住民を襲った。
青森県のむつ小川原開発や鹿児島県の志布志湾開発は幻に終わった。
たかだか半世紀前の話だ。
いま神宮の森が再開発され、1000本近い樹木が伐採される計画が
浮上した。
樹齢100年以上たった広葉樹なども伐り倒され66ヘクタールにも及ぶ
エリアで大工事がはじまる。温暖化が促進される。
既に東京五輪のための国立競技場拡大により、高齢者など300世帯が
住む都営アパートが破壊された。高さ190m、185m、80mなどの
オフィスやホテルなど巨大なビルが建設される。
鹿島開発、むつ小川原開発で用地買収を手がけた三井不動産、それに
商社の伊藤忠商事が中心だ。
不動産会社や建設会社は、地方の工業化で広大な土地を掘り起こして
儲けた。いまは都心の一等地に空を塞ぐ、コンクリートの塔をつくる。
この虚大事業が、100年かかってつくりあげた広々として心洗う
緑地帯を「開発」で破壊しようとする。
不動産業と建設産業は「脱工業」と称して、緑の空間を無機質のコン
クリートに変えて生き残ろうとする。
リニアモーター建設、沖縄辺野古の軍事基地建設、六ケ所村の核
再処理工場。
非人間的事業だ。 (2月15日東京新聞25面「本音のコラム」より)
今回は彼女の議会レポートや議場ウオッチング、陳情の顛末等に加えて、西東京市議の森てるおさんの投稿も掲載されています。私も谷口ジローの『歩くひと』と清瀬の関わりについて書かせてもらいました。
画面を拡大して読んでいただけたら嬉しいです。




そして鎌田慧さんのコラムです。
◆空に伸びる開発
鎌田 慧(ルポライター)
畑を潰(つぶ)し海は破壊。農民や漁民を追い払って、茨城県の鹿島
地域などに広大な工場地帯があらわれた。「開発」は進歩を意味した
が、犠牲者は農漁民だけでなく、公害として都市住民を襲った。
青森県のむつ小川原開発や鹿児島県の志布志湾開発は幻に終わった。
たかだか半世紀前の話だ。
いま神宮の森が再開発され、1000本近い樹木が伐採される計画が
浮上した。
樹齢100年以上たった広葉樹なども伐り倒され66ヘクタールにも及ぶ
エリアで大工事がはじまる。温暖化が促進される。
既に東京五輪のための国立競技場拡大により、高齢者など300世帯が
住む都営アパートが破壊された。高さ190m、185m、80mなどの
オフィスやホテルなど巨大なビルが建設される。
鹿島開発、むつ小川原開発で用地買収を手がけた三井不動産、それに
商社の伊藤忠商事が中心だ。
不動産会社や建設会社は、地方の工業化で広大な土地を掘り起こして
儲けた。いまは都心の一等地に空を塞ぐ、コンクリートの塔をつくる。
この虚大事業が、100年かかってつくりあげた広々として心洗う
緑地帯を「開発」で破壊しようとする。
不動産業と建設産業は「脱工業」と称して、緑の空間を無機質のコン
クリートに変えて生き残ろうとする。
リニアモーター建設、沖縄辺野古の軍事基地建設、六ケ所村の核
再処理工場。
非人間的事業だ。 (2月15日東京新聞25面「本音のコラム」より)