後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔272〕東村山「志村けんさんの町」に、無料バス「銀河鉄道」が走っています。

2020年06月04日 | テレビ・ラジオ・新聞
 新型コロナウイルスによるホームステイで、じっくりと新聞を読む毎日です。
 まずはテレビ欄を確認してから、1面の天声人語に目を落とすのが常です。昨6月3日、おやおや、近隣の東村山市のある人物のことが書かれているではありませんか。こんな書き出しでした。

●(天声人語)志村けんさんの町で(朝日新聞2020年6月3日)

 東京都東村山市にある「銀河鉄道」はいっぷう変わったバス会社だ。採算を度外視して「地域の足」役を買って出る。運転免許を返納した高齢者は1年間無料。東北の被災地へ幾度もボランティアを運んだ▼コロナ対策で新たに始めたのは、地元から都心へ通勤客を乗せる無料バスである。「わが社の経営も首の皮一枚。ですが皆が…(略)


 この記事の後半にはタレントの志村けんさんのことが書かれています。無料バスを運行する山本弘昭社長社長の生家は酒屋さんで、志村けんさんの実家は得意先だといいます。コロナに倒れた志村さんのことが心に強く彼の心に刻まれたようでした。
 さらに今朝、東京版にさらに詳しいこの無料バスの記事が出ていたのです。転載させていただくのはデジタル版の一部です。本文とは若干表記は変わっていますが、記者名は同じです。

●「いってらっしゃい」 日常戻るまで走り続ける無料バス(金子和史、2020年6月3日、朝日新聞デジタル版)

 新型コロナウイルスの感染を気にせず、安心して通勤してもらいたい――。そんな思いで、東京都東村山市から都心に毎日、無料バスを走らせる会社がある。3月の運行開始から2カ月半。緊急事態宣言が解除された後も、「感染リスクが減ったわけではない」と当面は運行を続けるという。
 5月26日早朝の西武新宿線東村山駅。大型バスに、新聞やコンビニの袋を手にしたマスク姿の乗客が次々に乗り込んでいった。
 この無料バスは、東村山市で路線バスや貸し切りバスを手がける「銀河鉄道」が3月から始めた。緊急事態宣言の解除から一夜明けたこの日は、20人を乗せたバスが、午前6時に出発し、約2時間かけて東京駅に到着した。「ありがとうございました」「いってらっしゃい」。乗客は運転手の言葉に見送られ、足早にオフィス街に向かった。
 品川区の金融会社で働く沢口泰晴さん(55)は「無料バスをやってくれる会社はほかにない。本当にありがたい」。ぜんそくや糖尿病を抱え、感染すれば重症化するリスクが高まるのではと不安だったという。
 港区の金融会社勤務の男性(53)もオンラインの決済システムを使うためにテレワークが難しく、週4回、このバスを使う。「宣言が解除されたとはいえ、バスの方が安心だ」
 無料バスは、山本宏昭社長(5…(略)


 私は小学校教師として33年間過ごしましたが、最後の6年は東村山の秋津小でした。退職してすぐに、東村山の市民バドミントンクラブ「チャレンジャー」に加入し現在に至っています。週1回、市のスポーツセンターに通うとき、銀河鉄道と行き交うことが多いのです。調べてみたら、このバス会社はスポーツセンターから目と鼻の先でした。
 なんだか嬉しくなって、ブログを書いた次第です。

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