後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔724〕どうやら「団地のふたり」(NHKテレビドラマ)の舞台は東久留米市の滝山団地のようですね。

2024年09月10日 | テレビ・ラジオ・新聞

 新しく始まった「団地のふたり」(NHKテレビドラマ)を録画してとりあえず見てみました。特別関心があったわけではありません。面白かったら引き続き見てもいいかな、ぐらいのスタンスでした。
 第1回を見始めて気を引かれたのは、はて、ここの団地は見覚えあるなということでした。小泉今日子役の短大講師の中年女性が、花小金井のバス停でバスが来ないので、歩いて団地に帰宅するのです。そこは滝山団地に違いありません。以前より整備された印象の団地内ですが、やはり面影は残っています。つい最近も行った団地内の料理店「おまかせ田中」の目と鼻の先でしょう。
 1980年代から15年間勤めていたのが東久留米市立滝山小学校と東久留米市立第九小学校でした。いずれも学区域が滝山団地でした。懐かしさに釣られて2回目も見てしまいました。小林聡美が素晴らしいですね。

■「団地のふたり」(NHKホームページより)
50代、独身、実家暮らし。
団地で生まれた幼なじみのふたり。
心がざわつくことがあっても、ふたりなら大丈夫。
小泉今日子×小林聡美の名コンビで送る、温かくユーモラスな友情の物語。

【あらすじ】
団地で生まれた幼なじみのノエチと奈津子。
結婚したり羽振り良く仕事したり、若い頃は色々あったけれど、わけあって昭和な団地に戻ってきた。
小さな恥も誇りも、本気だった初恋のゆくえもお互いよく知っているから、今さらなにかを取り繕う必要もない。
一緒にご飯を食べてバカなことを言い合いながら、日々へこんだ心をぷーぷー膨らませている。

古くなった団地では、50代でも十分若手。
子どもの頃から知っているおじちゃん・おばちゃんの家の網戸を張り替えてあげたり、昭和な品をネットで売ってあげたり。
時代遅れの「ガラクタ」でも、どこかにいる誰かにとっては、きっと「宝物」。
運よく高値で売れたら、その日のご飯はちょっとだけ贅沢にする。
一方、新たに越してくる住人たちもそれぞれにワケありで。
助け合いながら、変わらないようで変わっていくコミュニティがそこにある。

まったり、さらり、時々ほろり。
幸せってなんだろう。
今日もなんとか生きていく。

【放送予定】2024年9月1日(日)スタート
NHK BSプレミアム 4K/NHK BS 毎週日曜 夜10時~10時49分
【原 作】 藤野千夜
【脚 本】 吉田紀子
【音 楽】 澤田かおり
【出 演】
小泉今日子 小林聡美 /
丘みつ子 由紀さおり 名取裕子 杉本哲太 塚本高史 ベンガル / 橋爪功
<第3回ゲスト>仲村トオル 島かおり
<第4回ゲスト>ムロツヨシ
<第5回から登場>田辺桃子 前田旺志郎
<第7回ゲスト>眞島秀和 市毛良枝
【制作統括】 八木康夫(テレパック) 勝田夏子(NHK)
【演 出】松本佳奈/金澤友也(テレパック)


  学区域の近隣に児童文学者の古田足日さんが在住されていて、受け持ちの子どもたちが訪ねたら家に入れてくれたと話していました。その時子どもたちは絵はがきをいただいたそうです。
 そういえば、現在、古田足日展が行われていましたね。企画展「没後10年 古田足日のぼうけん」(神奈川近代文学館)でした。

 偶然は重なるものです。
 本日、2024年9月10日、朝日新聞の夕刊に「生きるを支えるアートコレクション」という大きな記事が掲載されていました。「3500点超収集 医師・髙橋龍太郎さん」とあります。 
 こんな件があります。
「東日本大震災を境に、日本のアートシーンが大きく変わってきたと髙橋さんはみる。『若い作家たちが、ストリートを中心に自由な発表の場をどんどん作り上げている』。その動きに高橋コレクションも同伴し、鈴木ヒラクや村山悟郎といった『表現の根源を掘り返す作業をしている作家に光を当てるようになっている』という。」
 村山悟郎君は九小での教え子です。都心のギャラリーや東京都現代美術館で彼の作品を鑑賞したことがあります。紐を幾重にも編んだ大きな独特の作品群でした。武蔵美や芸大を経て、海外留学も果たしたと聞いています。今後の更なる活躍に期待したいと思います。