最近別の方からいただいた雑誌を2冊紹介します。
まずは『流砂』(三上治責任編集、27号、149頁)。発行日は2025年7月16日、発行所は『流砂』編集委員会です。注目したのは次の論考です。ゆっくり目を通したいと思います。
*谷川雁「革命論」の黙示 そして、その内実 脇田愉司
次に『部落解放』(増刊号、第51回部落解放文学賞、2025年7月、873号、297頁)。
ページを繰っていて目に留まったのは「戯曲部門佳作 陽が昇るまで 井上真一」でした。
教師生活をスタートした1970年代半ばに日本演劇教育連盟と出会い、程なく常任委員になりました。『演劇と教育』(晩成書房)だけでなく『小学校演劇脚本集』(晩成書房)の編集活動にも参加しました。その9巻(1988年)に「のら犬ものがたり」(井上真一)が収められています。あの井上真一さんに違いありませんが、相当に高齢のはずです。
実は井上さんは故人となられ、先人の足跡を残したいという趣旨で別の方が応募したということです。「解放演劇に取り組んで」というコメントと井上さんの端正な写真が掲載されていました。井上さんとはかつてどこかでお会いしているのではないでしょうか。不思議な「再会」でした。