中野笑理子のブログ

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レイトショー

2019年07月13日 | 日記
2年ぶりの映画館。
2年前に行った時も思ったけれど、今はもう映画館はどこも綺麗で、広くてフカフカの席にゆったり座れて、飲み物ホルダーもフル装備でとても快適ですね。
映画鑑賞につきもののポップコーンを買ったら、飲み物と一緒にホルダーに装着できる専用のプラスチックのトレイに入れられて出てきて、本当に至れり尽くせりなのです。

狭くて硬い椅子の下には煙草の吸い殻が落ちていて、ポップコーンと飲み物を買ったら、自分の鞄は地べたに置いて両手が塞がった状態で映画を見なければいけなかった昭和の映画館とは全く別物。
トイレもレイトショーが終わってからトイレに行って、用を足している最中に電気を消されて真っ暗になって悲鳴をあげる心配もありません(かつて堂島地下街にあった映画館で実際に体験しました)。

そんな綺麗な映画館で観るレイトショーは、映画が始まる前から異空間のよう。
勝手気ままな独身時代はレイトショーもオールナイト上映もしょっちゅう行っていたけれど、何十年ぶりかのレイトショーを観た後はちゃんと終電に間に合うように帰って来たのでありました。

原作を何度も読んでから観た映画ですが、隣の若いカップル達は「この話って何の本に載ってんの?」なんて会話をしていて、思わず持っていた原作本を売りつけてやりたい衝動に駆られたのでした。
映画には映画の、原作には原作の良さがあるけれど、映画の約2時間の中には作り込めなかった原作ならではの良さも知って欲しいなぁ、そしてもしこの映画を観て原作に興味を持ったらなら是非とも原作者の他の著書も読んで欲しい、絶対面白いから。
そんなことを思った久々のレイトショーなのでありました。