中野笑理子のブログ

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えずき声を聞きながら

2019年07月10日 | 日記
今年も無事、健康診断が終わりました。
まだすべての結果がでたわけではありませんが血圧や心電図も異常なく、胃カメラで見たお腹の中もきれいなピンク色で出血や潰瘍もなく、まずは一安心でした。
けれど無事に健診が終わった今、来年から胃カメラ検査はもうやめておこうかな、と考えています。

胃カメラ検査の前に麻酔薬を飲むのですが、まずは液体の麻酔薬を飲んでからゼリー状の麻酔薬と2回に分けて麻酔をかけます。
特に2度目のゼリー状麻酔薬は苦味が強く、一度に飲み込まずにのどの奥に置いた状態で看護師さんが「よし」と言うまで飲み込んではいけないので苦しいのです。

今日は最初の麻酔液の時から激しくむせて咳き込む男性が一緒で、次のゼリーの時もいっそう激しく咳き込んでいて、その先行きに不安を感じる胃カメラ検査の幕開けでした。
そしてそれを証明するかのように検査室に入った途端、部屋中に響き渡る老人の激しいえずき声。

まるで拷問でも受けているかのような、凄まじいえずき声と「体の力を抜いて下さい、もう少しで終わりますので」と明るく励ます看護師さんの声がカーテン越しに聞こえてきて、私は口から胃カメラを入れられながらも「一秒でも早く、あのご老人の検査を終わらせてあげて!」と切実に願いました。
それほどに物凄い、人生で初めて聞くようなえげつないえずき声だったのです。

やはり上手下手はあり、毎年胃カメラ検査の後の、のどや食道が痛み方が違います。
上手い人に当たった時は検査後、のども食道もまったく痛まないのですが、そんなラッキーな検査に出会えることはめったにありません。
そして今年は、大ハズレでした。
胃カメラかバリウムかを選べる胃の検査は任意なのですが、わざわざ苦しい目をして無理やり病気を見つけなくてもよいのでは?
そんなことを思った、今年の健康診断なのでした。