思うがままに

Step by Step

隠し剣 鬼の爪

2010-07-17 | 映画・ドラマ

2004年


amazonより
時は幕末、庄内・海坂藩の下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて自分の家に奉公していたきえ(松たか子)が嫁入り先で虐げられていることを知り、その身柄を預かった。
しかし世間の目は冷たく、やがてきえは宗蔵のもとを去っていく。
そんな折、謀反の罪で投獄されていた友人の弥一郎(小沢征悦)が脱獄。
家老の堀(緒形拳)は、非情にも宗蔵にその征伐を命じた…。
   名匠・山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』に続いて藤沢周平の時代劇小説を原作に取り組んだ時代劇。
一見前作と似たドラマ展開だが、その実、前作よりも一歩踏み込んだ武家社会批判や、それに対する主人公たちの前向きな姿勢が汲み取れるものとなっており、娯楽的な要素もぐんと増えている。
『男はつらいよ』を彷彿させる人間関係図も見え隠れするなど遊び心も多分で、また殺陣の非情なダイナミズムも今回の方が際立っている。
永瀬の立ち回りも見事。
前作の好評を受けて、さらなる進歩を遂げた傑作である。(的田也寸志)



永瀬正敏、吉岡秀隆のご両人がどうも私好みの役者じゃない
とにかく、松たか子がいじらしく可愛いくて、この映画の中で光輝いた存在だ

ラストシーンで片桐宗蔵は"きえ"に「おれのこと好きか?」と訊いたら「それは旦那様のご命令ですか?」と恥じらいながらも嬉しそうにつぶやくシーンがこの映画の全てを凝縮したように心に残る台詞だった

いつも時代劇を観て思うことだが、昔の女性はあんなに化粧していたのだろうか?
リアリズムをもっと前面に出して、殆どスッピンでも良いのではないかなぁって思う
松たか子なら、スッピンだった方がもっといじらしく見えたのに…と思うのは私だけだろうか?

最新の画像もっと見る